弁証法的行動療法ワークブック①苦しみをコントロールできる感情の満ち引きシート | モチベの薬

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弁証法的行動療法というのは、

感情についての理解を深め、自分自身についてのネガティブな判断が減少する助けになります。

 

すぐにカッとなる人もいれば、最終的に本音を打ち明けるまで何か月も溜め込む人もいます。

 

どちらの方にも感情をコントロールし、感情に翻弄されない生き方が学べるワークブックです(^^♪

 

 

 

【複雑な感情の影響を減らす感情の満ち引きシートの紹介】

 

強い感情を経験した時のことを考えてみましょう。

 

それは、今日起こった事なのか、昨日起こった事なのか、ほんの数分前の出来事なのか

 

 

よく考えてみると、感情の強さが変化していることに気づくと思います。

 

一時的に物を投げたくなるほどの怒りでも、すぐにちょっとした混乱の範囲におさまっていくことがあります。

 

このように、感情は状況や時間と共に必ず変化する性質があります。

 

これを意識しておくだけで、感情に翻弄されずにコントロールできる可能性がぐっと高まります。

 

「こんな気分もじきに去ってしまうだろう」と言い聞かせる事ができます。

 

 

 

実際に感情の変化を認識できるシートを使っていきましょう(^^♪

 

”怒り”の感情について

怒りを感じたために、誰かを罵ったり、物を投げたり、あるいわ誰かを叩いたり、殴ったりしたいと思ったときの事を考えてみよう。

 

 

”悲しみ”の感情について

悲しくなって、泣き叫んだり、閉じこもったり、他人を避けたり、落ち込んだり、悲しい詩や音楽、映画に心を奪われた時の事を考えよう。

 

”恐れ”について

恐怖を感じて、隠れたり、閉じこもったり、他人を避けたり、あるいわパニックになりひどく興奮した時の事を考えてみよう

 

”愛情”の感情について

愛している人の事を考えたり、他人を励ましたり、友人や家族のいい所や、「これだから人生は素晴らしいい」と思えた時の事、素晴らしい未来について空想にふけった時の事を考えてみよう

 

”幸福・喜”びの感情について

幸せを感じて、笑ったり、あなたの周囲の人を元気にしたり、強くなったように感じたりしたこと、あるいは、自信を感じたり、積極的になったりした時のことを考えてみよう。

 

 

そのときの

①状況

②その状況をどのように解釈・判断したか

③その感情の強さ

④その状況に対するリアクションでどんな結果や結末になったか(状況が悪くなった、良くなった、変わらなかった・・)

⑤普段の感情に戻るまでどのくらいの時間がかかったか

⑥冷静になった時の事を考えると感情の強さはどれくらいか(0-100)

 

これらを記録していってください。

 

 

例をご紹介↓

 

①仕事でスタッフが報告を怠って店長の自分だけが知らないことがった

②自分をバカにしている。舐めている

③怒り 90点

④我慢しながら、「報告してください」とだけ伝える

⑤2日間

⑥怒り45点

 

 

 

印刷して使ってください↓

 

 

 

これらのエクササイズで、感情が現れては消える感情の性質を学習できたと思います。

 

この性質を理解することは、感情のコントロールに極めて有効です(^^♪

 

ポジティブであろうがネガティブであろうが決して永遠に続きはしないという事です。

 

昼もあれば夜もある。悲しい時もあればうれしい時もある。

だれもが喜びと苦しみの双方を経験するので、様々な感情を受け入れていくキッカケになればと思います。

 

 

心理ワークシートを使ったメールカウンセリングをしています!(^^)!

よかったら一緒に取り組んでいきましょう↓

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪