宿命に挑む家電各社 | アメバU悠倶楽部

アメバU悠倶楽部

U悠倶楽部とはUストリームで活動を始めたのを機にブログもその方向で変えてみよう、大台に乗ろうとしている今、ゆったりと人生を考えてみようと思って考えたネーミングです。Uストリームのサイトはhttp://www.ustream.tv/channel/issey-informationsです。

実は、家電がたくさん売れればそこにはアフターサービスという宿命が待っています。
ソニーが今、危機に陥っている原因の一つが、
「自分たちが作った機器で押しつぶされる」
ということ。
そう、新しい製品には必ずつきものの「故障」。
それをいかに押さえ込むかが重要です。

したがって、今家電がいくつ売れたかは最も重要なことではあるけれども、会社の経営においてはそれが100%ではないのわけです。
そのあたりで一番堅いのが「パナソニック」。
そう、故障や苦情が少ないということです。

実はそう考えると、家電本体を作るよりも、故障リスクの少ないパーツやその周辺機器を作っている企業のほうがよりリスクが少ない高成長を望める企業ということになります。
例えばサンヨー電機のエネループはよい例です。なんどでも使えるニッケル水素電池。その電池に苦情はなく、ただただアルカリ乾電池に替わって売れつづけるのです。

デジタル家電全盛の今、これから起こるであろうさらなる故障や不具合にメーカーはどうやって対応していくのでしょうか。
そこがとても重要であり、その差が業績の差につながっていくわけです。