先日、小麦粉の害についてちょっと熱く語ってしまいました

じつは、私自身が小麦同等に問題に感じているのが

砂糖!!!

 

 

この映画が数年前に話題になりましたよね。。。

 

甘くない砂糖の話というオースラリアの

ドキュメンタリー映画です。

 

オーストラリアで平均的に摂取されている砂糖の量

(スプーン40杯)を

60日間取り続けたらどうなるか。。。という

衝撃のドキュメンタリー。

 

しかも、いわゆる甘そうなものやデザートから

砂糖を摂取するのではなく、

健康的な食品といわれるもの

たとえば、シリアルとか、グラノラとか

ミューズリーとか、低脂肪ヨーグルトとか

そういった、いわゆるオーガニック食品店で

売られていそうなものを食べて

スプーン40杯分の糖分を摂取しているのです。

 

ヘルシーとかいわれているものですら

こんなにも糖分が含まれているというのは

かなりショックな事だと思いますが

砂糖を数ヶ月断ったあとに、

そういった健康食品を食べてみると

いかに甘ったるいかがわかるのです。。。。。

 

・・・・

 

私は、トゥルムに来る前に、

パティスリーを半年ぐらい手伝っていたことがあり、

その時、信じられないぐらいの砂糖を摂取しました。

 

私は非常に太りやすい体質なので、

小さい頃から砂糖摂取量には

気を使っていました。

 

それというのも、小学校の時は

太りすぎると田舎の施設に送られ、

強制的にダイエットさせられるという

システムがあったからです。

 

今でも、そんなシステムあるのかな。。。笑

 

この年になって考えてみたら

別に監禁施設に行くわけじゃなく

健康的な生活を学ぶための合宿みたいなもんなんでしょうから

どうということはないんでしょうけれど

当時は、「○○(○○は地名)行きだよ」と言われるだけで

もう、恐怖で固まっていたのです。

 

で、そこに行きたくないばっかりに

小学生の頃から、

甘いものを避ける生活をしていたのです。

 

でも、パティスリーで、試食とか、そういったことを

繰り返すうちに、

感覚がどんどん麻痺してきて、

摂取量が大幅に増えていきました。

 

昔だったら、ケーキを食べて

甘いココアを飲むなんて、考えられませんでしたが

そういうことが平気でできるようになってしまったのです。

 

精神的にも非常に不安定になり

自分の身を危険にさらす事件まで起こしてしまいました。

 

当時は、砂糖のせいだとは思っていなかったのですが

その後、色々学ぶうちに

原因が砂糖だったことに気づいたのです。

そして、異常な中毒性があることも。。。

 

で、トゥルムに来たときに

これ幸いと、

砂糖断ちを始めました。

小麦断ちと同時期です。

 

なぜかというと、メキシコのお菓子もパンもパスタも

どう見ても美味しそうじゃないし、

これなら絶対我慢できると思ったからです(笑)

 

日本は美味しそうなものが多すぎて、

誘惑断ち切るのは難しい。。。

しかも、和食は砂糖の味付けが多いし。。。

 

 

で、それを実行するうちに

本当に体調がよくなりました。

 

気分にムラが出ることも少なくなり

被害妄想や、被害者意識も少なくなりました。

いつもだったら、キレるところも

笑えるようになったりとか。。。。

 

でも、砂糖っていうのは

本当に何にでも入っているんです。

映画で紹介されているとおり。。。

 

砂糖類(上白糖も、三温糖も、黒砂糖も、てんさい糖も、同じこと)

を気をつけるだけでは、防ぎきれません。

 

コーンシロップみたいな形で

ドレッシングとか調味料にはいっているし

アーモンドミルクとかココナツミルクとか、

ヘルシーっぽい食材にも入っているし

ハムとかそういった加工品にも使われています。

 

ドライフルーツが、実は砂糖処理されていて

甘みが統一されていたりとか。。。

(とくに安いレーズンやクランベリーなんかは

砂糖処理されていることがおおい)

 

最悪だったのは

メキシコではりんごの色が変わらないようにするために

砂糖水につけていたことです。


私はりんごが好きで、

よく食べていたのですけれど、

ホテルのスタッフが用意してくれる

カットりんごを食べると、

なぜか食べても食べても、満足感がなく

食べ終わったあと、疲労感が出ていたのです。

 

1ヶ月ぐらいしてから、

実は、砂糖水につけて

色止めしていたと聞き、

「そういうことか!!!」と。

 

日本では、塩水やレモン水につけるのに

こっちでは砂糖水なんですよね。。。

 

ただ、メキシコでは

日本のように、料理に砂糖は殆ど使わないので

ファヒータのように、サルサ・イングレッサなどの調味料をつかう料理や

サラダのドレッシングにさえ気をつければ

砂糖抜き生活を送ることは簡単でした。

 

あとは100%フレッシュジュースとか

スムージーとかいいながらも

味を調えるのに

砂糖を入れてたりするので

外食のときは、

絶対にジュースは飲まずに水にするってことですかね。。。

 

ケーキや菓子パンをやめるのは

非常に簡単だったのですが(メキシコのは不味そうだから)

アイスクリームがなかなかやめられませんでした。。。

 

やっぱり熱いところにいると

アイスって食べたくなるんですよね。。。

 

それを食べない代わりに、

フルーツや

ドライフルーツで我慢していたのですが、

フルーツの果糖も、やっぱり取り過ぎは良くなくて

結構メンタルに変な影響を及ぼしますし、

ドライフルーツにも問題があるので

それらも、なるべく食べないようにしてきました。

 

南国にいるのにフルーツを食べないって

かなりしんどいことです。

それは、ケーキやめるよりも辛い。。。

 

でも、今は、殆ど食べなくなりました。

ゼロじゃないですけど。

 

で、フルーツやドライフルーツを断つと

今度はお米の甘みとか、人参の甘みとか

玉ねぎの甘みでも

十分満足できるようになってきます。

 

はっきりいって、

野菜や穀物から

十分に糖分をとることができるんですから

精製された砂糖など、取る必要が無いんです。

 

 

砂糖の中毒から抜けるのは結構大変で

実際には、タバコやお酒をやめるのと同じぐらい

辛いことなんだろうな。。。って思います。

 

私はタバコも酒もやらないので

それをやめる苦労はわかりませんけれど

砂糖の禁断症状は、本当にきつかったです。

 

・・・・・・

で、話は変わりますが、

実は、メキシコはアメリカを抜いて

世界一の肥満大国なのをご存知でしょうか?

 

https://www.cnn.co.jp/world/35034609.html

 

 

とくにユカタンの人たちは

ふくよかな人が多いです。。。

 

トゥルムで起業する前に

働いていたホテルのスタッフたちも

ほとんどがコロコロ体型で

しかも自分が太っているとは認識していない人たちでした。笑

 

それもそのはず、

びっくりするほど甘いものを食べ

コーヒーに大量の砂糖を入れ

そして、コカコーラを飲み続けるのです。

 

糖尿病の症状が出ている人もいたし

家族が糖尿で何人も死んでいるスタッフもいたので

私は、延々と、砂糖の危険性を訴え

「それは毒(Veneno)」と教えていたのですが

誰ひとりとして、真面目にきいてくれませんでした。笑


 

一時的には「ホントだね、怖いね」と言ってくれても、

結果的には、誰も砂糖をやめず、

コーラを買ってきたのが私に見つかると

「Veneno買ってきたよ♪」とにこやかに

見せてくれるようになりました。

 

私がホテルを退職するまで

誰ひとりとして砂糖の量は減らしてくれませんでしたが

本当に体の具合が悪くなったときに

なにが問題だったか理解するだけの知識は

与えてきたつもりなので、

それで人生変えてくれたらいいな。。。と思います。。。

 

 

とりあえず、

なんとなくうつ気味とか

やる気が出ないとか、

体調悪いという方は

ぜひ、砂糖をやめてみてください。

(できれば小麦も)

人生変わります。

 

 

 

2021年7月現在

こちらの記事が今も読まれていることを知りました。

 

この記事は2017年のものですが

2020年にも続きの6年目の様子を書いてますので

よろしければご覧ください。

 

 

2021年の続きの記事