今日の議会運営委員会協議会を終えて
故坂本龍一さんの言葉が脳裏に浮かぶ。
「ものを言うのは勇気とエネルギーが要ることで、事態が変わらないとむなしい。でもやり続けなきゃ」
まさに、そんな気分でした。
本日の議題は、最大会派より提出された反省課題シート。
それぞれの会派の意見を持ち寄り議論をしました。
私の発言。
私たちとしては、委員会の審査を尊重しているつもりです。
どうしても参加できない委員会がありますので、ある程度は 詳細な質疑もありますが、賛成 反対の判断するために必要な質疑を行っています。
予算審議ですが、事業対する予算なので、その事業に対して疑義があれば正していくための質疑が必要と思っています。
どこに拘るか、その物差し、視点はひとりひとり違いますので
そこは尊重し合い、それぞれが納得するために必要な質疑が出来る場を保障していくことが大切だと考えます。
委員会質疑も同様ですが、ご指摘のような 簡単な確認事項とならないように注意していきます。
皆さんの意見(議事録はまだなので、私のメモより)
・議会における発言等に関する申し合わせ事項に反する質疑が散見、しっかり守っていただきたい。
・国語力がないと言わざるえない。マニュアル化、もしくは通告の段階で削除することも検討しはじめてもいいのではないか。
・概要とは、辞書には「全体の要点をとりまとめたもの」とある、古川議員の質疑には、明らかに概要を超えるものあり。
・通告を認めているが、何でもありではない。通告提出の段階で、概要に留めることを求める。
・委員会付託制、最大会派は本会議質疑ができない。質疑できる権利の主張ばかりではなく、出来ない会派のことも考慮すべき。
・あれだけの職員が控えてくれている委員会の場、それぞれの会派で、出来る限り深みのある勉強会を重ね、厳選した質疑をすべき。
・委員会質疑が、単なる勉強会とならないよう気を付けることは、すべての会派に言える事。
皆さんの意見を聞きながら、社会の縮図を感じた。
何を重要点とした概要を、どう要点にまとめるか。
これは、本当にひとそれぞれ。
多様性を求める社会のなかで・・・と発言しようとしたら、
「論点が違う」と指摘をされた。
そもそも 古川さんは質疑と質問の違いが判っていないのではないか。今、ここで違いを説明してくださいと発言を求められる。
そもそもの理解が違う。
守らないから、作りたくもないルールが増えてしまう。
あなたは間違っている
そう否定され続ける時間に感じた。
自己否定は息ができない苦しさ。
この時間が増えると人は追い詰められ壊れていく。
それをリアルに感じた。
この、なんとも言えない苦しさは
細かい質疑はやめて、ルールを守り、従順になれば開放されるのかもしれない。
でも、そしたら私は私でなくなる。
私はいつも 子どもたちに 自分らしく生きること
心と体の権利 基本的人権の話をしている。
そしてより良い人間関係をつくるには対等であること。
支配と暴力の関係のなかでは、人は委縮する。
安全な場所で安心して発言ができ信頼関係が生まれる。
人は考え方違って当たり前。
だから、違いを認め合い尊重しあうことが大切と伝えている。
(いのちの授業にて)
型にはめたい大人たちが作る社会のなかで
ブラック校則がうまれ、集団のルールを守ることが
個人の尊重より重んじられがちな学校。
そして型にはまらない子どもたちは、学校に行かない選択をする。
多様な人々が活躍できる社会(SDGs)とは逆行する管理社会。
そんな社会の縮図はとても身近にある気がした。
人は弱い。私も弱い。
議員なんだから、もっと強くあれと人はいう。
でも あなたはあなたのままでいい。
私はいつも、子どもに言うように、自分にも言いたい。
弱くても、泣き虫でも、人の痛みが分かる私でいたい。
強くなることはないです
弱い自分に苦しむことが大事なんです
人間はもともと弱い生き物なんです
それなのに
心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする
強くなるということは鈍くなることなんです
痛みに鈍感になるということです
自分の痛みに鈍感になると人の痛みにも鈍感になる
自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する
痛みに鈍感になり優しさを失う
いいんですよ
弱いまんまで
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい
人間は弱いままでいいんです
いつまでも
弱いものが手を取り合い
生きていく社会こそが素晴らしい
いかりや長介さんの名言より
いかりや長介さん『名言』泣けます😭 - Bing video
人の言葉に傷つき、人の言葉に癒された日。
伝える言葉の大切さを痛感する。
私は表現活動を大切にする文化畑で育ってきた。
なので自由な表現を封じられることは耐えられないし
それを守ることは議員としての役目だと思っている。
今日の体験にも意味がある。
気づきと学びに変えながら
質疑に関しては、委縮しないで今後もトライしていきたい。
皆さんからのご指摘を真摯に受け止め、文句言われない質疑ができるよう努力していきます。