トルコ人かクルド人か | 本を読んでも賢くなりません。

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ごく普通の読書ブログのつもりではじめたら、ごった煮のようになってしまいました。

日本の新聞・テレビが国内の難民(外国人)問題を扱う時、外国人は弱者で善、これに対する入管局は権力側で悪の対立構造として報道することが、ままあります。

 

 

1か月前に参議院で入管法改正案が可決・成立した時、反対した野党が大変騒いだ様子がネットにも流れていましたが、まるで賛成派が横暴で人権を無視して可決させたかのようにも見えます。

 


 

 

 

▲山本太郎議員のダイビング、称賛する左派の声もあり、非難する右派・・・と、反応も大きく二手に分かれます。

 

 

この短いニュースだけでは、どちらの主張がどうという説明もなく、ただの乱闘騒ぎですけども。報道機関なら、入管法が改正されるとどうなるか、その辺を解説するのが本来責任としてあるはずと思いますが、この手の報道で、なるほどスッキリ!となったためしがありません。

 

 

 

▼この頃よく耳にするようになった、国内の‟クルド人”

こちらはTBSニュース(news23)です。

はっきりと難民申請中のクルド人に肩入れをした構成です。

 

 

 

 

ところで、日本国内のクルド人の多くが、埼玉県川口市に集まりコミュニティを形成しているといいます。

在日クルド人は2000人とされているものの、実数はもっと多いようです。

 

 

今月4日、川口市の病院で夜9時前に刺された外国人が医療センターに来て、その後外国人グループが病院に集結、深夜1時まで医療センターでの急患受け入れが不可能になる騒ぎがあったといいます。

 

 

 

 

 

かなり騒動で、ネットでは一般人の撮影した動画も拡散されています。

 

 

川口のクルド人を以前から丹念に取材されている、ジャーナリスト石井孝明氏がクルド人リーダーに取材したところ、実情はギャングの抗争などではなく、女性がらみの痴情のもつれから事件が起き、あっという間に仲間たちが駆け付けて大騒動になったもののようです。

 

 

 

 

 

騒動から心配されるような、抗争事件でなさそうなのは良かったのですが、この騒ぎを報道したニュースには問題があります。

 

 

▼騒ぎを起こしたのは何人だと伝えているか。

朝日新聞あたりは、‟トルコ国籍”の男だと、間違ってはいないかわりに正確でもないグレーな表記をしたようです。

日テレは、トルコ人と報じました。

 

 

 

 

 

難民の悲劇性を強調したい時は‟クルド人”、都合が悪そうな件では‟トルコ国籍”または‟トルコ人”と表記。

 

 

 

 

 

野党からは入管‟改悪”法と呼ばれたこの度の改正法、これまで海外のように難民申請の回数が規制されておらず、何度でも申請やり直しの手口で日本に居残る偽装難民を送還できるようになるのがポイントでした。

 

 

今後川口がどうなるか、日本で先だってのフランスのような外国人による暴動が起きるようになるのか。

このまま無策でいては、本来の住民である日本人はもちろん、正式な手続きを経て日本に在留する外国人にも悪影響を及ぼすでしょう。

 

 

記事は(たぶん)まだ続きます。

 

 

 

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