落ち着かない毎日、「智積院の名宝」 | 本を読んでも賢くなりません。

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ごく普通の読書ブログのつもりではじめたら、ごった煮のようになってしまいました。

ブログを怠けたような形になっていますが、ブログの中の人は毎日何だかんだ、動き回っています。

本当は年末に行っておくはずだった、東京の甲状腺専門の病院(行って検査後、半年分の薬を貰うのです)の用事を延ばしていたのを、昨日思い立って早朝から出掛けてきました。

 

 

新年早々の病院はうんと混むのか、または人が少ないか・・・。

すいているといいなと思いつつ、まだ空が暗いうちに出発です。

 

 

 

 

原宿駅に着いたのが7時半頃

出掛けようかな、面倒だな・・・

の葛藤の時間が長く、いつもより30分は遅くなっています。

 

 

電車は結構空いていました。

 

 

 

不景気なせいか、

千葉ではこんな立派な門松にお会いしなかったので、パチリ。

 

 

門松がありそうな、ちゃんとした(高級な)お店に行ってないので

千葉でもきっとどこかにはあるんでしょう。

・・・と、千葉県の名誉のために申し添えておきます。

 

 

 

病院にも門松がありました。

さすが、患者さんに危険がないようにご配慮かな・・・。

 

 

勝手に納得していましたら、そういう訳でもなさそうでした。

 

 

 

 

 

 

ちょっとググったところだと、元はこの紀文方式の切ってない(寸胴)門松が先にあって、斜めに切った(そぎ)ものは徳川家康がはじめたと言われているようです。

三方ヶ原の戦いで武田信玄に敗れたことから、竹(武田の首)を切る形にしたというのが、諸説あるなかで有力らしいです。

 

 

私は寸胴を見るのは、たぶん初めてです。

 

 

ところで病院の方は、患者さんがいつもより少なく、大変順調に

8時窓口オープン(保険証確認)→ 採血 → 9時診察開始 → 診察 → 終了、ほぼ同時に会計計算完了、薬の準備完了

まあ、スムーズったらありゃしない~という具合でした。

 

 

機械にお金を飲み込ませながら、ふと・・・

友の会カードを持っている、サントリー美術館って近かったんじゃない?と思い出しました。

調べると、病院前から表参道駅に潜ると一駅隣なだけでした。

(前に乃木坂までわざわざ来て美術展を見てるんですけど、方向音痴なので交通網も頭におさまっておりません)

 

 

ところが、一連の流れがスムーズ過ぎて会計が済んだのが9時半、サントリー美術館が開くのが10時です。

どこかで時間を潰す必要があります。

 

 

 

そこで、朝ごはんを食べることにしました。

 


表参道駅改札前にあるスープ ストック トーキョー

 

 

 

初!スープストック店です。

だって、何だかスープストックって入りにくいイメージで

こう・・・都会の若い女性がヒールをカツカツ鳴らして入るような。

 

 

誰とは申しませんが、

同年代のブロ友さん達もご利用されているようで

初挑戦です。

東京ボルシチとご飯、珈琲

 

 

さて、一区間だけ地下鉄千代田線で移動します。

 

 

ちょうどいい時間に、東京ミッドタウンに着きました。

 

 

 

催し物は、「京都・智積院(ちしゃくいん)」の名宝です。

ふと思いついて立ち寄ったため、事前に何も調べていませんでした。

だけど、素晴らしかったです。

 

 

▼この動画にもある障壁画、国宝「桜楓図」が何と言いましても、圧巻でした。

長谷川等伯の「楓図」と、息子久蔵の「桜図」が並んで展示されています。

解説によれば、寺外で初めての同時公開とのこと。

 

 

 

 

名作、名品といわれるものは、見ると心が広がっていくような感覚を覚えます。

私は桜図の方が好きかも・・・いや、やっぱり楓も凄いし

鑑賞用の単眼鏡を持参していなかったのが残念でした。

 

 

 

一応絵葉書も買ったんですが、

実物の迫力から遠すぎて・・・。

買おうか迷いました。

(しかも桜図は外していますね)

 

 

右上の「蓮舟観音図」は、徳川綱吉が描いたものです。

 

 

下の一筆箋は、スタンプがたまって美術館からいただきました。

図録は今回、我慢です。

 

 

 

こちらは同じく智積院の障壁画でも

時代がぐっと下がりまして、堂本印象。

一番上の「松桜柳」は特に素晴らしい作品でした。

着物の柄にしても、豪華でしょうね。

 

 

 

 

 

午後にも若干用があったので

ゆっくり見る暇もなく、

慌ただしく回って帰路につきます。

 

 

会期中に、もう一度見たいものですが・・・。

 


ミッドタウン ガレリア内

 

 

 

帰ってから、地元の本屋で購入

昨年11月から、各種美術展ガイド本が出ていて

別のに目をつけていたものの

付録の多さと値段の安さに負けました(笑)

 

 

 

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