正月くらい、いい話の記事からはじめたいものですが、このタイミングで河野太郎氏がとんでもないブログを出したので仕方ありません。
コロナワクチン接種が日本で開始された当時、ワクチン担当大臣だったのが河野太郎氏でした。
接種率の低下に繋がりかねないワクチンに関する‟デマ”をワクチン相の立場の方が警戒するのは当然ですが、人類に大規模に用いられるのは初めてのmRNAワクチンに対する、当たり前の懸念すら‟デマ”と言い切ってきたのが河野氏でした。
2021年6月24日 河野太郎氏ブログ『ごまめの歯ぎしり』の「ワクチンデマについて」
▲ここで河野氏がワクチンデマとして、きっぱり否定している項目は7つあります。
実は、暮れに「年明けに記事を書く」と宣言した國部克彦氏の『ワクチンの境界 権力と倫理の力学』ですが、出版に至る前の記事がnoteに発表されていまして(私は後で知りました)、河野氏のブログについても詳しく解説されていました。
現代は神がいなくなり宗教がなくなっていきつつあるように見えますが、どうやら神の座を今は‟科学”が占めているようです。
ワクチンを信じるか否か、のような二者択一の態度は似非宗教じみています。
ワクチンにも出来のいいもの悪いものがあるはずですから、今度のファイザーやモデルナなどのmRNAワクチンが、しかるべきワクチンの要素をクリアしているかを問うべきなのに、懸念・疑念の声は一律に‟デマ”、声をあげる人は‟反ワクチン”であると退けられました。
①ワクチン接種された実験用のネズミが2年で死んだ
②ワクチン接種により不妊が起きる
③卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する
④ワクチン接種で遺伝子が組み換えられる
⑤治験が終わっていないので安全性が確認されていない
⑥長期的な安全性がわからない
⑦ADE(抗体依存性増強現象)が起きる
この中で、時間が経過しないと結果が分からない②、⑤、⑥までが2021年6月時点でデマと決めつけられています。
(③は逆に、体内動態も十分確かめないまま妊婦にも推奨されたのが信じられません)
実際に河野氏がワクチンの「全責任を引き受ける」と本当に口に出したのか、はっきりしませんが・・・
当時(2021年6月)の文藝春秋の見出しにはそのように書かれています。
▲これを読むのに課金するの嫌なので。
ともあれ、この画像と「全責任は私が引き受ける」の言葉はネットで拡散されました。
そして数日前の大晦日、河野氏のホームページにおいて「ネット上のデマについて」の記事が出されました。
内容は──
ワクチン大臣として心がけていたのは、自治体がそれぞれのやり方で接種を進めるよう厚労省との間に立って、クレームなどの責任は自分が持つという意味の責任であり、ワクチン後遺症の責任をとるとは発言していない、とのことです。
自分は「運び屋」だから、接種後の後遺症には責任がない・・とでもいいたげな河野氏の文章に、思わずアイヒマンを連想してしまいました。
(アイヒマンはナチスの親衛隊として、ユダヤ人をアウシュビッツに大量移送した人物です)
他にも‟予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるもの”(だから自分に責任はない?)とか、反ワクチングループがどうのと、様々(日本端子がどうの、河野談話がどうの)責任回避にまわっています。
現在交代が間近ではないかと噂される岸田政権ですが、もしそれが現実になると、総理に一番近いのがこの、‟運び屋”太郎さんであるのが、もう悪夢です。
岸田さん、もう少しこらえてください。
https://twitter.com/torutoridamari/status/1610043437537198081
https://twitter.com/takavet1/status/1610076115867176961
https://twitter.com/silver_plasmon1/status/1609804137834893317