もうひとつ思い出した。
遠い昔のわが家の正月は、大勢の年始の客(Safuroの部下)が、タバコと日本酒とビールの匂いが充満する客間で、飲めや歌えやの大宴会を繰り広げることになっていた。最盛期は、50人くらい来た(箸の数で数えるのだ)。
朝早くから、客間に折り畳み式の座卓を並べ、座布団と手あぶりを置き、台所で配膳棚を組み立てて・・・準備と後片付けが大変なのだが、楽しかったねえ。
宴会の定番の歌は、ノーエ節(富士の白雪ゃノーエ)、戦友(ここはお国を何百里)などで、酔っ払ったオジサマたちは、大声で合唱するのである。
いつ果てるともない宴は、延々と続き。
この歌が始まるのだ。
♪トコ姐さん酒持って来い
そこで、Toko姉がお銚子🍶を運ぶことになっていた。
それから。
野球拳が始まり。
負けたSafuroは、裸踊りをやる。馬鹿だねえ。
宴果てて、見送る母に向かって、客たちは、笑いながらレロレロと挨拶する。
後で母が笑いながら言うには、「今日は、奥さんしか見れん所を見せて頂きましたって」
幼いワタシには、なんのコトやら三味線やらだったなあ。