Toko姉さん | 極楽ブログPart2

極楽ブログPart2

世の中に寝るより楽はなかりけり浮世の馬鹿が起きて働く(「母の教へ給ひし歌」なのです)

もうひとつ思い出した。

遠い昔のわが家の正月は、大勢の年始の客(Safuroの部下)が、タバコと日本酒とビールの匂いが充満する客間で、飲めや歌えやの大宴会を繰り広げることになっていた。最盛期は、50人くらい来た(箸の数で数えるのだ)。

朝早くから、客間に折り畳み式の座卓を並べ、座布団と手あぶりを置き、台所で配膳棚を組み立てて・・・準備と後片付けが大変なのだが、楽しかったねえ。

宴会の定番の歌は、ノーエ節(富士の白雪ゃノーエ)、戦友(ここはお国を何百里)などで、酔っ払ったオジサマたちは、大声で合唱するのである。

いつ果てるともない宴は、延々と続き。

この歌が始まるのだ。




♪トコ姐さん酒持って来い


そこで、Toko姉がお銚子🍶を運ぶことになっていた。


それから。


野球拳が始まり。


負けたSafuroは、裸踊りをやる。馬鹿だねえ。


宴果てて、見送る母に向かって、客たちは、笑いながらレロレロと挨拶する。


後で母が笑いながら言うには、「今日は、奥さんしか見れん所を見せて頂きましたって」


幼いワタシには、なんのコトやら三味線やらだったなあ。