子育てをしていると自分の子どもの時のことを振り返ったり、親の気持ちを考えたりすることがある。
親になって初めてわかる親の気持ち。
勉強しなさいと言われたことはあまりない子どもだったわたし。
小学校の頃の成績はよかったし(学研や進研ゼミのおかげ)。
そのよかったのが親を勘違いさせたのか、中学受験にシフトを切った小学5年生の時。
幼稚園の時からの友達の何人かが中学受験をすることになった。
それをたぶん今でいうママ友ネットワークで知った母はわたしを中学受験させることにした。
そのころ仲が良かったのは小学校からできた地元の友達だったから、そのまま地元の公立へ行きたかったけど、幼稚園からの友達が受験するらしいから自分もチャレンジくらいはしてみるかくらいの気持ちだった。
母は主要駅にある大手の塾に決めた。
入塾テストには合格したものの、あとから思えばただの学力を知るだけのテストだった気がする。
自分が子どもの頃はまだ小学校は半ドンといって土曜日は昼まで3限毎週学校があった。
だから学校から帰って地元の友達同士が昼からの遊びの約束をしているなか、一人塾へ行くのは正直面白くなかった。
でも小学生なのに一人で電車に乗っている自分が彼らよりオトナに思えたし、大きな駅で一人颯爽と歩くのも気持ちがよかった。
そしてなにより、あの頃の本屋さんは漫画にビニールカバーがしていなかった。
小学生は子どもだけで校区外へ出てはいけないという小学校のルールがあって、それを忠実に守っていた自分。
でも土曜日だけは親公認で電車に乗って校区外へ!
早めに電車で駅に行き本屋へ寄ってから塾へ行くということを始めたのだが…
いわゆる漫画立ち読み放題。
閉塞された田舎の小学生には宝の山ww
塾・・・サボるよね
そのころわたしが行っていた塾は、AクラスとSクラスがあって中学受験をするならSクラスがマスト。
1ヶ月に1回クラス分けテストがあって、その成績で決まる。
成績が悪いと前のほう、良い人ほど後ろの席になっていく。
わたしは常にAクラスだった(しかも前のほうになることも)。
どうがんばってもSにはいけない。
小学校では100点取れても塾では50点も取れない。
小学校で習ったことのない勉強ばかり。
友達もいないし、面白くなかった。
そんな塾通いを2年。
…いま思うと親にホント申し訳ない。
安くない塾代がホントにもったいない。
そして自分のムスメがこんな小学生だったとしたら家族会議案件まちがいなし
ムスメも買い食い行ったりプリクラ取ったり公園走り回ったりたいがいだったけど
結果、受験した中学は不合格。
母親はがっかりしたようだったけど、諦めてもいたようで。
父親は特に気にした様子もなかった。
わたしもまああかんやろと思ってた。
塾も辞めた。
進学した地元の公立中学校は楽しかった。
部活も3年間頑張った。
成績は良くもなく、悪くもなく。
塾は地元の友達が行く地域の塾に変えた。
塾はとても楽しかった。
ムスメにも中学生活を楽しんでもらいたい。
学校行きたくないってよく言うけれど、
1週間に1回は休むけど、
行ったと思ったら保健室で、その後早退とかもあるけど、
楽しかったと帰ってくる日が増えたらいいな。
不登校にならないか心配です。
続きます