GWは過ぎ去りましたが、日々寒暖差の激しい我が家周辺域。
昨日9日は最低気温0.7℃、最高気温13.6℃と風もあり。
札幌の大通公園ではライラックも開花し始めてるようですが、リラ冷えというには寒すぎる
3月末まで1m以上もの積雪がありましたし、今年はひと月気温がずれてるようです。。。
この寒暖差で体調管理は大変な中、昨日午後、母がパート先の施設で倒れまして。
近所の掛かりつけ医に救急搬送され心電図やX線、CTなどの検査も行ったものの、貧血のみで深刻になる病状ではなく一安心
念のため一晩入院で様子見となりました。
後期高齢者に属する母ですが、どうやら体を締め付けるボディスーツにも一因があったようで主治医から着用禁止を言い渡されました
母は腰痛ベルト代わりに着用していたようですが、身体を締め付けすぎると全身の血流を阻害するし、体の末端に酸素が届きにくくなってしまう。
パルスオキシメーターで計測したら指先の血中酸素濃度数値が低かったようなので、ボディスーツなど着用されてる方はご注意を
血流阻害されると心臓や脳への負担も大きくなりますからね。
では、今回ご紹介するのはコチラ
Sphinx 2001年
練香水:ビューティフル
セカイモン経由ebayにて入手
とうとうお迎えしてしまった。。。
米国より到着しました。
(画像はお借りしています)
元ネタは言わずと知れた、古代エジプト第18王朝の
少年王:ツタンカーメンの黄金のマスク
レプリカの展示は札幌で何度か見たことがありますが、
残念ながら本物はないのよねえ~。
左側面を
本物のマスクでは純金とラピスラズリで装飾された
ファラオの王冠。
練香水容器の場合は青いエナメルが施されています。
背面を
容器本体下部にはグルリと一周クリア色のラインストーンが
取り巻いています。
右側面を
このマスク、左右で顔の表情が微妙に異なるんですよ。
右横顔の方が鼻筋が通ってキリリとした印象。
顔部分をズームイン
両眼にはマットな黒色のラインストーンが嵌め込まれています。
ただ、ストーンの嵌め込み加減により顔の表情が異なるんですよね~
そもそも顔そのものが小顔なのに、やたら頬骨が高くて口と鼻が大きな印象。
アフリカ系人種を意識したのかなあ?
王冠には上エジプトを表すハゲワシと、下エジプトを表すコブラも
デフォルメされています。
後頭部分を
クリア色のラインストーンで頭頂部を華やかに
4~5年前だったかなあ、半年ほどeBay上でこのスフィンクスが7・8個同時に出品されたことがありました。
撮影角度にもよるのですが、中に1点だけ「これ、念が宿ってる!?」と感じた容器があり。
現在のようにAI技術は未発達だったのに、練香水を検索する都度、選択した訳でもないのにその当該スフィンクス画像が毎度必ずピックアップされてきて。。。
しかもPC画面上に写る画像の筈なのに、やたら視線がかち合って玉響を見られているようで怖かったんです。
なので年単位でスフィンクスからは敢えて意識を遠ざけて見ないようにしていたら、いつの間にか消えていました
両眼を持つ容器は沢山あれど、あのスフィンクス容器だけはご縁が無くてよかった。。。
胸当てには三色のエナメルが施され。
更に太陽神アメン神をイメージしたのか、大きなカボションカットの
赤いマーブルガラス?がセッティングされています
(画像はお借りしています)
ツタンカーメンの系譜は未だ諸説ありますが、
ここではウィキに掲載されている系譜を取り上げます
カイロ大学のザヒ・ハワス博士率いる研究チームの調査により、
アメンホテプ4世とツタンカーメンは父子であると判明。
ツタンカーメンの父方祖父であるアメンホテプ3世は、それまで長らく信仰されてきた多神教のアメン信仰から突如一神教のアテン信仰へ改宗・エジプト全土へ触れを出します。
これは長年強大な権力を有したアメン神官団に対抗すべく、唯一神を信仰するという「宗教改革」でした。
更にツタンカーメンの父アメンホテプ4世はアテン信仰を継続し、自らをアクエンアテン(又はイクナートンとも)と改名し、首都をテーベからテル・エル・アマルナへ遷都
しかし父王の死後、8~9歳で即位した少年王は再度アメン信仰へ舵を切り、首都をテル・エル・アマルナからメンフィスへ遷都することで混乱していたエジプト国内は鎮静化しました。
この辺の知識は、玉響の高校時代の世界史教科書(ちなみに山川出版)には掲載されてましたが、現在は載ってないかもしれませんね
アメンホテプ4世の正妃はネフェルティティであり、ネフェルティティが産んだ6人の王女の中にツタンカーメンの正妃となる第3王女アンケセナーメンが含まれます。
ツタンカーメンは第2妃の子であり、アメンホテプ4世の死後即位と同時に、異母姉弟で結婚しました。
学生時代、「なるほど!ザ・ワールド」「世界ふしぎ発見」でも度々取材された吉村作治先生の著書を拝読しましたが、最新の研究ではツタンカーメン王は複数の疾患が原因により、18~19歳で死亡したようです
なお、2歳年上のアンケセナーメンとの間には子が出来ていた模様(二人とも胎児のうちに死亡)。
底面部を
商品シールに記載された練香水名はビューティフル。
蓋を開けてみました
蓋裏には「Estee Lauder 2001」の刻印が。
側面から見ると
黄金のマスク(蓋なのに結構な重さ)が重すぎて自立しませ~ん
ファラオを守護するのはスフィンクス
という事で、ジュディス・リーバー氏デザインのライオンを出しました
スフィンクスのデザイナーはボブ・コンテ氏です。
スフィンクスはファラオの頭部と獅子の胴体を持つ怪物であり。
旅人に謎謎を出しては、答えられなかった場合には
その旅人を食べてしまったと云われています。
漸く、黄金のマスクとライオンでフォトが撮れた~
来週は一週間毎日、実家のリフォーム工事立ち合いのため、もしかしたら更新できないかも?
その場合にはご容赦を