大雨続きの地域にお住いの皆様、お見舞い申し上げます。

本日7/7は二十四節気では「小暑」となり、暑中見合い挨拶をしてよいそうで。

また五節句では「七夕七夕」。

北海道では旧暦8/7に七夕を祝う地域も多いのですが、昨日のニュースを見ていたら全国的に笹が足りないとかポーン

 

異常気象も関係しているのでしょうか?

イベントで使用する笹竹は元より、富山県名物「ますの寿司」や新潟県名物「笹団子」などに使用する笹の葉の確保が大変なんだそうで。。。滝汗

笹の葉で包んだお寿司は全国各地にありますが、今年は本州でも熊との遭遇ニュースが報道されていますし、笹薮に潜んでいるかもしれない熊と出会わぬよう笹を採るのも命がけですね叫び叫び叫び

 

玉響の母方は新潟県から入殖していて、笹団子は母方の曾祖母をはじめ親戚が作ったものを長年食べているせいか馴染みの深いお菓子。

親戚は笹の代わりに熊笹を使って笹団子を作っているので、ふと食べたいなあと思ってしまった(笑)

 

 

さて、今回ご紹介するのもまた資生堂の「禅」ひらめき電球

 

 

SHISEIDO:Zen 発売年:不明

練香水:禅

 

セカイモン経由ebayにて入手

 

今回は米国で販売された練香水容器ですてへぺろ

 

 

今回は外箱付きの練香水容器が米国よりやってきました上差し

例によっていつ頃販売された容器なのかは不明です。

 

 

外箱には菊と萩・露草がモノトーンで描かれ。

Zenのロゴがインパクトありますねえ口笛

箱の底面には「SHISEIDO COSMETICCS (AMERICA) LTD.」と印字。

 

 

(画像はお借りしています)

海外展開用のZenの広告(1964年)。

なんとなーくですが、平塚らいてうの文言「原始 女性は実に太陽であった」を連想・

胎動を感じさせるプリミティブなポスターですねえおいでグラサン

 

 

資生堂は海外進出に際し、米国はN.Y.に海外事業部を設置。

ブランド香水として最初に戦略展開したのがZenなのですキョロキョロ

 

 

(画像はお借りしています)

コチラは現在、eBayにて出品中のZenの練香水。

やはり販売年は不明。

出品者によれば、練香水容器には元々チェーンは付属していないとのこと。

 

懐中時計を模したような練香水容器のデザインは同一ですが、

外箱の蓋には地模様がエンボス加工されてるようです。

 

玉響とご縁のあった容器にはチェーンが付属していましたが、

草花を描いた外箱は落札したものしか見たことが無いんですよねえニヤリ

 

 

(画像はお借りしています)

こちらはやはりZenの、1964年(1969年とも)海外展開用広告。

 

アジアンテイストを強調した広告だそうなのですが。。。

モデルさんの意匠は、アジアというよりアラブ系に近いタタール系っぽい感じ?

ちょっと日本のイメージとはかけ離れてるかな滝汗

 

 

平置きしてみましたカメラ

容器の直径は4㎝で真鍮製です。

香水ボトルと同様、蓋には桔梗に萩・藤袴・露草を描いた和テイスト。

地金部分には黒い塗料を吹き付けたのかな?

香水ボトルとイメージがかけ離れないデザインにしたのでしょうウインク

 

 

容器底面部をカメラ

商品シールにはZenのロゴが。

 

撮影し忘れましたが、蓋を開けると蓋裏にもZenのロゴがエンボス加工され。

練香水を覆うフィルムにもZenのロゴが印字されていますニヤリ

香りも勿論残っていますよ~!

 

 

前回紹介の印籠型容器カメラ

禅の国内版と海外版が出会いましたチュー飛び出すハート

 

印籠の構造を知っていないと、海外では容器を壊してしまう人が

続出しそうですものね笑い泣き

海外版を懐中時計型にしたのは正解だったと思います(笑)

 

 

ところでね。

Zenの海外版練香水容器にはこんな形のも下差し

 

 

(画像はお借りしています)

扇形のプラ容器版があるのだ~!

扇面に描かれているのは、露草と撫子ひらめき電球

eBayで複数出品されていますが、何故か「輸出キャンセルの可能性あり」

注釈つきになっているため購入に二の足を踏んでいますガーン

 

 

(画像はお借りしています)

扇形の練香水容器はこのようにZenシリーズに組み込まれ。

オードパルファムやオーデコロン、或いはタルカムパウダー等と

一緒にセット販売されたようで。

扇形容器単体での販売があったかどうかは不明なのです。

 

邦人の方のレビューを拝読したら、Zenシリーズは日本への

逆輸入という形で、JALの成田⇔NY便で機内販売もされた模様ひらめき電球

 

 

ただねえ、ebayで出品中の扇形版練香水を見てみたら。。。、

 

 

(画像はお借りしています)

よーく見てもらうと分かりますが、商品シールの一番下に

四角く囲われている文字はどうみても「ANA」なのよねえ笑い泣き

 

取り扱い期間は違うだろうけど、JALとANAそれぞれで機内販売されたのかしら?

国際線の機内販売でZenを購入された方が居られたら是非情報を笑

 

 

。。。残念ながら禅の扇形練香水容器は、日本では未発売のようでチーンもやもや

玉響は未所持だけど、別の練香水なら見つけた~

 

 

(画像はお借りしています)

資生堂 練香水「舞」 1978年発売

 

こちらの「舞」の扇面は流水紋様。

「舞」もまた香水やオーデコロン、練香水など紫を基調とした容器で

複数展開されましたキラキラ

「舞」は日本国内のみでの販売だったのかしら、詳細不明です笑い泣き

 

 

練香水「舞」の広告ポスターが、

(画像はお借りしています)

山口小夜子さんの流し目が、視る者に強烈な印象を与えるんですよ~照れキラキラ

「舞」が発売された1978年当時の広告です。

 

この広告、本当に良いよねえ。

どうせなら「禅」の扇形容器もこの広告で宣伝していただきたかったわ。

黒と金のコントラストが、ZenにもピッタリだったのにDASH!

 

山口さんがモデルデビューして5年目に作られた広告となりますが、

アイシャドウやラインの引き方が完璧すぎて、20代とは思えないほどの妖艶さラブ

 

 

パルファムボトル・オーデコロンボトルと記念撮影カメラ

 

少しずつ意匠は異なるけど、どれもイイキラキラ

 

 

海外レビューでは、Zenは「おばあちゃんの香水」と感じる人も中にはいましたが。

香水って、着ける人によって香り方が違うし。

香水濃度によっても違うし、その日の体調や気温や湿度でも香り方も異なりますよね。

 

1964年発売からずっと「禅」販売を続けているのは素晴らしいこと。

しかし何度も調香を変えざるを得なかったのは、他ブランドにも云えるけどオリジナルの調香に必要な香油や香材が現在入手出来なくなっているからなのでしょう。

 

日本もどんどん高温多湿になっているし、あまりに強い香りだとくどくなり過ぎて敬遠されると思うのよ。

これは香水に限らず、香料が入った洗濯洗剤や柔軟剤などにも云えますが。。。

一月ほど前、数年振りに香料の入ったとある国内メーカーの柔軟剤を使った洗濯物から、ケミカルな合成香料の匂いが酷くて具合が悪くなりました滝汗

 

 

この週末から更に日本国内は猛暑日予報。

北海道も道内各地で連日最高気温30℃予報が出ているので、熱中症や食中毒に要注意なんだけども。

札幌では食中毒警報出てるくらいだし滝汗ポーンゲローゲッソリアセアセ

浴衣で出歩く機会も多くなる季節ではありますが。

それ以上に自身が香害にならないように皆様気をつけましょうね~注意