4月もはや後半。
来週末からもうGWなのね
今月当初にはご近所さんの庭兼畑に3mほど積もっていた積雪も、3週間経つと10㎝程まで融けました。
このところ毎日暑かったり寒かったりの繰り返しで、昨日は道北の女満別町で27.4℃の夏日を記録・札幌も23℃でしたが、今日は雨予報。
相も変わらず全国どこかでゆーらゆら揺れてるのも気になりますが。。。
最近は関東や関西地区で停電が繰り返し起きたりとかね。
各地で万一ブラックアウトになったとしても、この時期ならまだ耐えられるかしら
そして雪が消えた札幌市内では、羆の目撃情報が連日報道中
住宅街を彷徨っているようだけど、追い詰められたヒグマが地下鉄駅構内へ逃げこむような事態にならないことを祈るのみです
さて今回ご紹介するのはコチラ。
Rocking Horse 1999年
練香水:ノウィング
セカイモン経由ebayにて入手
実は、前回紹介の1998年版よりも先にコチラをお迎えしていました
正面より
1998年版より、ちょっと精悍な面差しの木馬さん。
結構長ーい期間出品されててお値段も安かったんですけど、
何故か中々落札されなかったんですよ。
玉響もウォッチリストに入れて3年は経ってたかなあ(笑)
Ms.ローゼリンのコレクター本では、今回の99年版が国際版だと
紹介されているんですが。。。
ebayやEtsyなど海外サイトを覗いてても、99年版は圧倒的に流通量が少ないです
98年版が常時10点出品されてたら、99年版はたまーに1点?みたいな。
後ろ側より
国内のメルカリを見てると、98年版がたまーに出品されている時もあったり。
英国では2002年にホワイトリネン搭載の98年版が販売されているそうで。
むしろ今回の99年版の方が米国版じゃないのかなあ???
Haemiさーん、もし情報お持ちでしたら是非ご教授のほどを
98年版との一番の違いは鞍の部分
99年版は真紅と濃紺のエナメルが施されていてシンプルな造り。
でもこのシンプルさが逆にイイ
眼の色は両方とも同色のラインストーンが嵌め込まれています。
購入した練香水容器には商品シールやタグの類はありませんでした。
が、外箱が付属していたので一緒に撮影
練香水名はノウィング。
98年版のも外箱が付属していました。
練香水はホワイトリネン。
この二つの容器の出品者は別人ですが、両方とも米国より到着しています
蓋を開けてみました。
蓋裏には「Estee Lauder©」の刻印が。
蓋を開けるとやっぱりかなり前のめりになります(笑)
木馬2体を並べてみました
金型のせいもあるやもしれませんが、やはり右の98年版の方が
全体的に丸みを帯びているのが判ります。
さて、木馬と云えば世界史の教科書にも登場する「トロイの木馬」は外せないでしょう
※PCウィルスのことではないですよ、念のため
トロイ戦争は長い間、19世紀までは吟遊詩人ホメロスが編纂した叙事詩「イリアス」と「オデュッセイア」内で書かれた、ギリシア神話上の物語だと考えられていました。
ちなみにイリアスという名は、古代ギリシア語イオニア方言でギリシア神話に登場する都市の名であり。
イリアスを古代ギリシア語アッティカ方言で発音するとトロイア、英語ではトロイ、ラテン語ではトロイアーとなります
神話の中にしか登場しないと長年考えられていたトロイ、もしくはトロイア王国は。
19世紀にドイツ人考古学者シュリーマンにより、現在のトルコ北西部でダーダネルス海峡以南にある遺跡が発見されたことや、ヒッタイト帝国に残された文献などからトロイ王国は実在し。
紀元前1300~1190年の地層から大火災や虐殺の痕跡が発見され、それまで叙事詩の中の物語だと考えられていたトロイ戦争が実際に起きていたと現在では考察されています
しかし、シュリーマンの考古学知識不足により、証拠となる地層が殆ど削り取られているために、現代技術を駆使しても木馬の痕跡の発見は非常に困難なのだそう
叙事詩の中のトロイ戦争には本来、ギシリア神話の神々が多数登場します。
非常に複雑でややこしいからこそ、2004年に公開された米国映画「TROY」では神々云々をなるべく排除し、国同士の白兵戦という形でトロイ戦争を描いています。
映画「TROY」より、 トロイ城内へ木馬が運び込まれ、夜半ギリシア兵に強襲されるシーン
映画内に登場する木馬は、ギリシア諸国の連合軍に参加していたイタケーの王で知将オデュッセウスにより考え出された作戦及び、作戦遂行のために作られた巨大な木馬の事
10年に及ぶ戦争の膠着状態打破のため、連合軍が乗ってきたガレー船を解体して巨大な木馬を建造し、プティア国王子でトロイ戦争の英雄であるアキレスをはじめギリシア兵数十名が木馬内に潜み。
ギリシア連合軍は撤退したと見せかけて、海神であり馬の神でもあるポセイドンへの奉納品として鉄壁を誇るトロイ城塞内へ木馬を運ばせるよう、馬を貴び神聖視するトロイ王国の性格を利用し
トロイ国民が寝静まった夜の闇に紛れてアキレス達は行動を開始。
見張りを倒して城塞の門を開けてギリシア連合軍を招き入れることに成功、トロイ王国は陥落という筋書きです。
。。。戦争の原因となった、トロイ王国第二王子パリスがスパルタ王国王妃ヘレネと恋に落ち、ヘレネを奪ってトロイへ連れてこなければ、10年に亘る戦争は起きなかった気が
スパルタ王メネラオスもさ、みすみす他国の王子に妻を奪われるのはどうなの?
実兄でありギリシアを統一した王アガメムノンに妻の奪還を頼み、アガメムノンの思惑もあって連合軍を編成させてトロイへ攻め込んだはいいけど、10年もの長期戦になるとは思いもしなかったんでしょうね
(画像はお借りしています)
主人公の一人、トロイ王国第二王子パリス
映画内では、パリスは戦争経験が無いけど、弓の名手という設定に。
演じるオーランド・ブルームが随分カッコ良いと思ってたら。
この人、「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラス役でもあったからなのね、納得~
(画像はお借りしています)
参考画像「ロード・オブ・ザ・リング」より、エルフ国王子レゴラス
「TROY」より、主人公であるプティア国王子アキレス
アキレス腱の由来にもなった人物で、神話ではアキレス腱以外は不死身の身体の持ち主。
アキレスを演じたブラッド・ピットがめっちゃカッコよい!
戦争賛美する訳ではないですが、映像美としてブラピ演じる剣技は非常に美しい
なんでも映画撮影に入る半年前から殺陣や剣技の練習をしたのだそうで。。。
お互いの命運をかけた一騎打ち
「TROY」より、アキレス vs トロイ国第一王子ヘクトルとの一騎打ち
この一騎打ちのシーン、木馬戦直前の殺し合いではあるんですけども。
槍や盾、剣を使った闘技は、まるで剣舞を見ているよう
昔読んだラノベ小説の中に「武は舞に通ず」という一文がありましたが。。。
俳優のお二人はモチロンお互いに殺陣の型を入念に覚えた上で撮影に臨んでいるのでしょうが、映像として見た場合に剣技(闘技)がただ美しいなと感じました。
しかし戦争という場においては殺し合いですから、それはもう壮絶でしょうし。
この動画でも、絶命したヘクトルの身体を縄でチャリオットに括りつけ、罪人であるかの如く市中引き回しのように遺体を引きずりながら自陣へ去って行くアキレスに対して、トロイ陣営は言葉を失っています
戦闘未経験のパリスに対し、兄王子ヘクトルは歴戦の勇士。
その兄がアキレスとの一騎打ちにより命を落とすとは思わなかったのでしょうね。
映画終盤、木馬から出てトロイ兵と闘いながら愛する人と再会したアキレス。
しかし、パリスの放った矢がアキレスの弱点であるアキレス腱を射貫き、アキレスもまた恋人の眼前で命を落とします
ラスト、トロイ王国は滅亡し、トロイ城内でアキレスの葬儀が行われます。
アキレスの瞼の上に金貨を置いているのは、恐らく魔除けの一種かしらね?
ストーリーをきちんと把握できてないけれど、木馬にアキレスの遺体を安置しギリシア連合軍の英雄だと奉った上で火葬という流れなのかな???
実際には不明だけれど、映画の内容が案外史実なのかもしれないと思わせてくれました。
ちなみに「イリアス」はトロイ戦争までが、「オデュッセイア」にはトロイ戦争後に諸国を廻ったオデュッセウスについて書かれているのだそう。
岩波文庫などでイリアスとオデュッセイアが発売されているので、興味ある方は是非読んでみて下さいね
一方、トロイ戦争から3000年後の現在へ眼を転じると、
長期化の様相も見せ始めたロシアとウクライナの戦争
一刻も早く停戦して、これ以上犠牲を増やさないでいただきたい。。。
ロシア軍の侵攻によってウクライナ国内の美しい街並みが次々に破壊され。
中でも、チャイコフスキーも一時滞在したウクライナ国内の街もまた3月にロシア側の攻撃により破壊され、滞在した家の母屋は無事だったものの離れは破壊されたのだとか。
その後ウクライナ側が街の奪還に成功し、いずれは離れも再建予定とのこと
この戦争により、世界中が様々な形で影響を受けています。
日本も円安に歯止めがかからず、日々物価が高くなっていくねえ
コロナもまた新型変異ウィルスの台頭により、感染者数が増加の一途だし。
GW辺りにはまた規制がかかりそうな予感
こちらも特効薬が完成するまで今暫く辛抱が必要で、忍耐力が問われますね
あまりに大きなストレスは、自身の心身をも苛むことが多いので。
一日に一回は心の底から笑って免疫力を上げましょう
前回の記事で、機動戦士ガンダムに登場する空母ホワイトベースについて触れました。
ジオン軍が名付けた「木馬」というコードネームは、トロイの木馬にあやかって富野監督らスタッフが設定したのでしょう。
だって、ペガサスのような形状の空母から、人型兵器が発進・攻撃し、ジオン軍へ多大な被害を与えるんだもの
木馬から出撃してくる「連邦の白い悪魔=ガンダム」はさぞ恐怖の対象だったろう
機動戦士ガンダム 第2話より、 アムロ vs シャア初戦
改めて見ると、アムロもシャアも互いにビビッてるのよね。
アムロなんてたまたまガンダム設計者の息子で、しかもまだ連邦軍入隊前の民間人だし。
宇宙でのMS戦なのに、しかも初戦なのに、二人ともパイロットスーツを着てないのがナンとも
さすがはニュータイプ?
木馬と彗星(笑)
白い悪魔はさすがに無理だけど。
もしリニューアルで赤い彗星が発売されたなら、その時にはシャアを取り上げたいわ