3月になり、桃の節句もはや終了
なのに我が家周辺は「今季一番」と云われた3/2・3の大雪により、雪に埋もれてます
もう雪は要らんて~
3月末には夏靴で歩けるようになるかしら。。。?
昨年は雪解けが異常に早くて、3月上旬にはもう夏靴で歩けたんですよ。
で、思い出すのが彼女のこと。
ブログ上のみでのお付き合いでしたが、札幌にお住まいだったlunablancaさん。
時々毒もあるけど軽妙な語り口で、彼女の旅記録が楽しみでした。
昨年の3/5までは毎日更新されていたのに、翌6日に急逝されたのを知らされたのはお盆を過ぎた頃でした。
もう一周忌よlunaさん。。。
喜來登へは未だ食べに行けてないけど、いつか行くわね。
lunaさんのことだから、肉体こそ無くなっちゃったけど昨年4月に予定していた英国旅行をはじめ、インドやスペインなど様々な国を旅してるのかしら
今回ご紹介する練香水は、lunaさんには既に無いかもだけど、お好きだったかも
ということで、彼女を偲びつつご紹介。
Ballet Slippers 1999年
練香水:ビューティフル
セカイモン経由ebayにて入手
これまたずっと願っていたトウシューズとやっとご縁が
マット調の容器本体に、マラヤガーネットのような色合いの
ピンク色のラインストーンをぐるりとパヴェセッティングされ。
ピンク色のエナメルリボンが付いたトウシューズが載せられています
ラインストーンといえば。
数日前にスワロフスキー社より、DIY用のラインストーン供給について
言及がありました
クリスタルガラスの世界三大メーカーといえば、
*スワロフスキー社:1895年、オーストリアにて創業
*プレシオサ社 :1948年、チェコにて創業
*アスフォー社 :1961年、エジプトにて創業
とのこと
プレシオサ社は、いわゆるボヘミアクリスタルを手掛ける7社が連携しており。
アスフォー(又はアスフール)社は、スワロフスキー社で働いていた人が独立・エジプトで創業したのだとか。
エジプトは元々ガラス発祥の地であり、古代エジプトの王墓等からは副葬品の一つにガラス製品も混じっていますよね
それは兎も角、アスフォー社のクリスタル製品は低価格で高品質なために、分野によってはスワロフスキー社よりもシェアが拡大しているとのこと。
エスティローダーの製品に使用されているのはスワロフスキー社のラインストーン
一購入者の意見としては、近年高騰化が続いている練香水の価格を下げてもらいたいのが本音
特に日本国内でメタルコンパクトや練香水販売を止めてしまったから、出来れば価格は4万円までにしてほしいわね~
個人輸入するにしても、送料や諸税などの諸経費が別途掛かるのでね。
でもねえ、キラキラするものには心惹かれるじゃな~い?
それにこのトウシューズ、実は非常に凝った造りになっています
角度を変えて撮影したんですけど、分かるかな?
容器本体にペタンと載っているシューズの方は、ちゃんと全面に
ラインストーンが嵌め込まれているんです
推測ですが、恐らくペタンと載っているシューズをまずパヴェセッティングし。
別途パヴェセッティング済の上のシューズを後から容器本体に蒸着しているのではないかと。
腕の良い職人さんでも、シューズを容器へ蒸着後に、ピンセットが入りにくい隙間までラインストーンを接着するのは至難の業だと思うの
画像ボケてますが。。。
練香水名はビューティフル。
蓋を開けてみました
蓋裏には「Estee Lauder©」の刻印が。
外箱は無かったけれど、出品者からは1999年製とのコメントがついていたので
1999年製で間違いないでしょう。
トウシューズを出品している他の出品者のコメントでは、同型同色で2004年版もあるみたい
2004年版だという当該出品には蓋裏画像が無かったので未確認ですが、2000年以降の製品なら蓋裏に発売年も刻印されます。
また、2004年版は搭載練香水も変わる可能性もあるので、今後購入される方はその辺もチェックしてみてくださいね
トウシューズが届いて、引っ張り出したのは1998年製の鳥籠。
よく見ると、この二つは雰囲気がよく似てると思いませんか?
真鍮の質感が全体的にマットで装飾文様も蔓草模様で。
大小の差はあれど、ラインストーンの色もよく似てる。
多分、同一のデザイナーによるデザインかと思われます。
確証はないけど、社外デザイナーのボブ・コンテさんが手掛けてるかも???
今回トウシューズとご縁があったことで、改めてトウシューズについて調べてみました。
トウシューズは正式名称をポワントシューズといい、ポワント=爪先で立つこと
バレエは未経験だし、生で観覧したこともないので知りませんでしたが、近年までトウシューズの色は基本的に二色のみだったんですね
(画像はお借りしました)
左:ロイヤルピンク、右:ヨーロピアンピンク色のトウシューズ
足の形や大きさに個人差があるので、リボンはダンサー自身が縫い付けることが多いそう。
白人以外のダンサーがトウシューズを身に着ける場合は自身の肌の色に合わせて、
もしくは演目に合わせてドーラン等でシューズを染めることもあったようです。
(画像はお借りしています)
そして2018年、英国のシューズブランドが初めてブロンズ色やブラウン色の
トウシューズを製造するようになったのだとか。
数日前にたまたまツイッターで、女性の黒人バレエダンサーさんが
アフリカで踊りを披露する動画を見た時に。
鮮やかでカラフルな衣装とは対照的に、茶色のトウシューズを履いていたのが
非常に印象的で、調べてみるきっかけになりました
肌の色に拘らず、国を問わずバレエを踊りたい人は沢山いるでしょうから、
門戸が拡がると良いですね。
また一方で。
「彼女たち」はどのようにトウシューズを入手しているのかしら?
オーダーメイド???
グランディーババレエ団公演:白鳥の湖より「瀕死の白鳥」
ダンサー:ヨーコ・モシモシィ
バレエファンならご存じの方も多いでしょ、グランディーババレエ団
男性のバレエダンサーのみで構成されるバレエ団は世界に複数ありますが。
90年代に木梨憲武や神田うの等とバレエのTV企画で競演したこともあるグランディーバの演目は有名ですよね
モシモシィこと本名ブライアン・ジョーさんの演技を久々に見たわ~
白鳥の湖より「四羽の小さな白鳥たちの踊り」
バレエ団やダンサー名は不明だけれど、彼らの体幹がしっかりしていて、且つ技術もしっかり身についてるからこそ、おふざけの本気度も凄い
ドン・キホーテより「キトリ」
ダンサー:イワン・ワシリーエフ
衣装だけ見るとカルメンに見えなくもないんだけど…
最初のジャンプがすんごく高くてビックリ!
えっらく力強くてマッチョでごっついキトリだわ~(笑)
紹介動画の男性ダンサーは皆さん、トウシューズを履いているのよね
男性ダンサーは普通バレエシューズでの演技というイメージがあるけれども。
足腰強化のために男性ダンサーもトウシューズを履いて練習することがあるそうなので、トウシューズのリボン付けは自身で縫い付けたのかな?
正統派クラシックバレエの「白鳥の湖」等も勿論素敵だけれども。
時にはこういう踊りも息抜きになるでしょ
このトウシューズと一緒に、チュチュを象った練香水も
同年発売されているけれど、未だにご縁が無いのよね~
チュチュが手元に来ることがあれば、その時にはチュチュについて特集しますわ(笑)
どうぞいずれチュチュともご縁がありますように