2015-1-17(土) おはようございます。大震災から20年の朝です。父は慰霊祭に出かけました。朝の5時46分・・・。真っ暗で、電気もすぐ止まったはず。でもその場面は真昼のように覚えています。
あの日に想いを馳せて被災された方々に本当の夜明けが来るのを祈ります。亡くなれた6,434人の方々や遺族、そして東日本大震災や広島の豪雨や御嶽山など多くの自然災害で亡くなられた方々や遺族の方々にも想いを「寄せて」。
「連なって」いくこと・・・。
10年ほど前ぐらいから、ニュースや討論番組で度々耳にするようになった言葉。最初は意味が分かりませんでした。
「コミット」(commit)。
今ではCMにまで・・・。「(意識的に)関わっていく」という意味でしょうか。別の意味も多いようです。「託す」とか「(悪事)をはたらく」とか・・・。英語を使うのは便利かもしれませんが分かりにくいです。日本語にしにくい言葉なのかもしれません。もう少し丁寧な日本語での「補足」があっていいと思います。
先日も朝刊に分からない言葉が。
フランスでの風刺画を世界で色々なメディアが載せることについて。
「リテラシーに欠けると言わざるおえない」との大学教授の意見。まったく意味が分かりませんでした。
「リテラシー(litaracy)」・・・「何らかの表現されたものを、適切に理解・解釈・分析・記述し改めて表現する」とのことです。日本語で説明すると長くなりますがもっと読者に配慮してほしいです。紙面の隅に語句説明を載せたり。スペースもそれほどいらないと思います。
「コミット」は「連なっていく」、「リテラシー」は「配慮」でもいいかなと感じます。少し意味合いが変わってくるかもしれません。難しいです。本当に言葉って「生き物」。
被災地にいても、別のところにいても・・・よく聞く言葉があります。
「何も出来なかった自分」であったり、「後ろめたさ」。
「葛藤」。すごく人間的な感情に思えます。それぞれが、自分らしく緩やかに「連なって」いく・・・そういことが大切なのかもしれません。
テレビで映画監督の岩井俊二さんのMOVIEラボの番組の1回目を見ました。1回目はテーマが「SF」。
一番最初に「SFと言われてまず最初に思い出すのは?」との問いかけ。
懐かしい映像も。
僕だったら映画なら「禁断の惑星」か「2001年宇宙の旅」でしょうか。「メトロポリス」・「タイムマシン」・「ミクロの決死圏」とかも忘れられません。ドラマだったら「タイムトンネル」、「宇宙家族ロビンソン」、「謎の円盤UFO」。
映画「タイムマシン」・・過去ではなく「未来」に行っていたのですね。ああ一番最初の「猿の惑星」も衝撃でした。
番組の中で「スターウォーズ」はSFでないとの意見が。同じSFでも「スペース・ファンタジー」だとの意見。定義が難しいかもしれません。昔は「スペース・オペラ」というジャンルもあったと記憶しています。
「2001年宇宙の旅」、公開当時の68年頃は賛否両論だったとのことです。今でこそ映画史に残る名作と評価されますが、当時のアカデミー賞でも評価は低かったようです。「時間」がかかって評価されるもの、実はそれが「本物」なのかもしれません。
「夜明け」が好きです。毎朝リセットするというか・・・。
朝が必ず来てくれる。当たり前のようにずっと考えていました。夜明けの美しさに気づきだしたのは本当この数年。同じように「夕暮れ」の美しさも。
色々な美しいもの素敵なものが一杯。
長い間それが「見えなかった」とも言えるし、「見ようとしなかった」とも言えそうです。
分からないことも不思議なことも一杯。ワクワクします。
案外、人生って素敵かも。