結弦くんが、逆境続きのシーズンだったにも関わらず、めげずに戦い続けて、銀。
今まで一度も結弦くんに勝ったことがなく、欲もないハビちゃんが、悲願の金。
そして、16歳でカナダ新王者となった重圧をものともせずクリーンな演技をのびのびと披露したナムくんが、5位。
※cctv5より
フィギュアスケートの世界を席巻する勢いのクリケット。
輝くばかりの成果を出し続けるには、やはり理由がある。
チーム・ブライアンの卓越した指導力もさることながら、
やはり注目したいのは、選手の一人ひとりを尊重し、暖かく包み込む真心の力。
フィギュアスケート選手の現役生活は短く、その後の人生の方がずっと長いことを知っているブライアンたちだからこそ、
選手は消耗品ではない、その後の人生こそ、幸せであって欲しい、
そのために、ありとあらゆることを伝えていきたい、
そんな全人的な愛に満ちたクラブだからこそ、
選手たちが本来の力を存分に発揮し、ポテンシャルのままに成長していける、
そんな素晴らしいリンクをホームリンクとすることができた、その幸せを、
私たちも結弦くんと一緒に噛み締めたいと思います。
そして、このことの持つ意味を、
日本の全てのスポーツ関係者と教育や子育てに関わる人たちには、
自分の問題として、その意味を、胸に問うて欲しいと思いました。
「あなたも、こんな風に育ててもらいたくは、なかったですか?」と。
◆【銀メダルの羽生一問一答】悔しいという一言にすべてを託したい 2015.3.29 00:38
http://www.sanspo.com/sports/news/20150329/fgr15032900380002-n1.html
世界選手権男子フリーの演技を終えた羽生結弦。合計271・08点で銀メダルとなり日本選手初の2連覇を逃した=28日、上海(共同)
世界選手権最終日(28日、上海)男子で日本勢初の連覇を狙ったソチ五輪金メダルの羽生結弦(20)=ANA=は、271・08点で銀メダル。
--大会を終えて
「いまの自分にとって悔しいという言葉が一番合っている。いろんなことをいうと自分の気持ちをうまく伝えられない。悔しいという一言にすべてを託したい」
--同門のフェルナンデスが優勝
「ハビエルがすごくいっぱい練習してきたと聞いていた。その結果が実ったことはうれしい。と同時に(ハビエルとは)いつも一緒に試合をやってきて、『おめでとう、誇りに思う』といってくれていた。逆の立場になってチームメートとして誇りに思うけど、自分はそんなに心が広くないから『悔しい。絶対に勝ってやろう』と思った」
--4回転サルコーの失敗について
「自分の感覚を信じてやった。本番で決まらなくては意味がない。反省している」
--カナダ・トロントの練習環境は
「幸せな環境で練習してトレーニングを積んで試合に来ている。カナダに移ってから3シーズン目だけど、初めてのシーズンから家族の輪の中に入れてくれた。ハビエルは仲間思い。心優しいお兄さんみたいな存在。ブライアンはときおりお母さんみたいになる。コーチとして素晴らしいし、人として成長を見守ってくれる存在。」
◆羽生、フェルナンデスは「ボクにとってはお兄さんみたいな存在」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/03/28/kiji/K20150328010072650.html
フィギュアスケート世界選手権第4日 (3月28日 中国・上海)
男子フリー後の会見では、ともにオーサー・コーチに師事し、カナダ・トロントのクリケットクラブが拠点の羽生結弦(20=ANA)とハビエル・フェルナンデス(23=スペイン)の関係性に質問が飛んだ。
羽生はフェルナンデスについて「ホントに仲間思い。ボクにとってはお兄さんみたいな存在。さすがにお父さんにはなれないけど。心優しいお兄さんという感覚です」と話した。
さらにオーサー・コーチについては「ブライアン(オーサー)は時々、お母さんにもなるけど」と報道陣を笑わせ、「コーチとして僕たちの背中を押してくれるし、人としての成長を見守ってくれている」とした。
[ 2015年3月29日 00:26 ]
ハビちゃんは、ことあるごとに結弦くんが勝利に相応しい存在だと讃え、「クリケットの皆が、自分を家族のように迎え入れてくれた」と語り、「リンクメイトもコーチも、家族、ブライアンはパパのよう。」と語っていましたね。
今回、ついに結弦くんからも「家族の輪」という言葉が出ました。
「ブライアンはときおりお母さんみたい」とも。
わかっていましたよ、ブライアンが『母なるもの』として、結弦くんを見守り、育ててきたことは。
父親的な面と、母親ならではの面とを併せ持つのが、ブライアンだと。
人としての成長を見守り、より幸せな人生を過ごせるようになるために、
必要なことは何でも与えようという姿勢が、
どれだけアスリートたちの気持ちを強くし、
彼らのポテンシャルを目覚めさせ、成長に繋げていけるかということを、
見事に体現しつつあるクリケット。
日本にいたときのリンクでも、もちろん、結弦くんはコーチにも仲間にも愛されていたけど、
でも、一人ひとりが胸に秘める思いだけでは伝わりきらないものがあるということを、
彼らの言葉の端々から感じています。
結弦くんが将来作るに違いないスケートの殿堂に、このクリケットの「在り方」はきっと存分に生かされるはず。
その野望、いや、希望が叶うよう、
私たちファンは結弦くんのオフアイス活動も、全身全霊で応援するのみです。
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