スケートに嵌って、
再会した方がいます。
再会といっても、
そう感じたのは私の方だけで、先方さまは、全く気付かれていないのですが。
15年ぶりに再会したその方は、
なんと、スケオタとなっていたのでした。
というよりも、
スケオタへの階段を、
私と同じタイミングで、
同じ勢いで駆け上っていったために、
私とその方は、
15年ぶりの邂逅を果たしたのでした。
その方とは・・・・・
エッセイ漫画家、グレゴリ青山さんです。
私がまだ、結婚したての頃、
夫と仲良く読んでいた漫画誌に、
グレゴリ青山さんはエッセイ漫画を連載していました。
私たち夫婦は、
グレゴリ青山さんが紹介してくれた奇妙奇天烈な映画にハマったり、
等身大の旅行記に大笑い。
「グ印観光公司」はその頃、夫が買ってきた一冊です。
まもなく私は赤ちゃんのお母さんとなり、
気軽に映画に行くことのできない身のに。
旅行にも興味を失っていきました。
読んでいた漫画誌での連載も終り、
いつしか、
グさんの漫画を読むチャンスも無くなってしまいました。
10余年の時が流れ、
今年の2月だったでしょうか?
連日連夜、
寸暇を惜しんで、というよりも、
生きている証のごとく、
結弦くんへの熱い思いをネットの世界に向けて叫びまくっていた私の目の前に、
熱い熱い、スケオタ漫画が現れました。
一目でわかりました。
それを描いているのが、
あのグレゴリ青山さんだと・・・。
10数年ぶりに現れたその方は、
今まさに、
私を捉えて離さないフィギュアスケートの魅力を、
そして、スケオタという熱い魂を抱えた人々が誕生する瞬間を、
誰よりも見事に、熱烈に、描いて下さったんです。
私たちがなぜ、スケートに嵌るのか、
スケーターたちの一挙手一投足に注目せざるをえないのか、
そして、
スケーターたちの涙と笑顔を見るために、
いかなる苦労も厭わずにスケートリンクに集うのかを、
鮮やかに描き切って下さってます。
スケートの魅力を、
スケーターの魅力を、
これほどに説得力のある言葉と絵とで、
描いたものを、
私は他に知りません。
ああ、言葉を失いました。
時空を越えた邂逅の、なんと鮮やかなことよ・・・。
一読者に過ぎなかった私が、
この再会を「邂逅」などと言い表すことは至極僭越ではあるけれど、
そう感じずにいられないほどの、深い感動が私の胸を押し包んでいきました。
感無量でした。
全く違うベクトルの人生を10数年間歩んでいたグレゴリ青山さんと私は、
突然に、同じレールの上を揃って走り出し、
同じスピードでスケオタの階段を駆け登っていたんですね。
きっと、日本中に、
いや、世界中に、
そんなスケオタがひしめいているに違いない。
一人ひとりが、
それぞれに、別々の自分の人生を生きてきたにも関わらず、
あの日のゆづるくんの演技を見てしまったがために、
見た瞬間に流れ落ち始めた涙を止める術を知らなかったばかりに、
今、同じ空を仰ぎ見、
今、同じ夢を見ているという、
この、不思議な巡り合わせ、
この幸福な一体感。
それを、今、この時に、描ききってくれたグレゴリ青山さん、
ありがとう!!!!
当時、
期間限定で公開されていた、この四大陸レポのエッセイ漫画は、これです。
今日、1冊の本として出版されました。
◆グだくさんのグ!! どうでもいいこだわりに溢れた人生の断片コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
「大人気フィギュア観戦コミックエッセイ、未収録原稿を収録!」
著者:グレゴリ青山
発売日:2013/11/29
価格:1,050円(税込)
その四大陸レポのエッセイ漫画も、
ネットで再び公開して下さってます。(一部)
http://www.comic-essay.com/episode/read/456
単行本になったことで、
あらためて四大陸レポを読み返したいたら、なぜか涙がじわじわり・・・。
書き下ろしの「戦慄のスケオタ階段」では、不覚にも号泣!!!!
どーなってんだ、スケオタの涙腺!!!
だってだって、そこに描かれていたものは、あまりにも、私の人生そのものだったんだもの。
あまりにも感動しまくったので、
グレゴリ青山さんに僭越至極な感想をツイートしたら、
いやーん、お返事来ちゃった~(〃∇〃)
「こんにちは。スケオタとなって、あなたの前に現れたグレゴリ青山です。まさか「戦慄のスケオタ階段」で号泣する人がいたとは・・・まささんのスケオタ人生のドラマに参加できましたことを光栄にい思います。ありがとうございました。」
うう、そんな、光栄だなんて。
勢い余って、ツイートしまくった一ファンに、なんて暖かいお言葉でしょう!!!
ちなみにですねえ、
近所の「いつもの本屋」では、ちゃんとレジ横に平置きしてもらいましたよ!
きっと、あっという間に売り切れて、
「いつもの本屋」さんは、追加発注をするに違いないですよ。
うふふ、
ケヴィンの「坂道のアポロン」のことも、書いてあるんだよ(^ε^)♪
もちろん、素敵なイラストでね!!!
ほらほら、みんな買いたくなったでしょ?
あ、でも、そんなこと言う前から、
きっと、このブログを読みにいらした方々は、
買う気満々だったわよね。
とにかく、絶対に買って損はないわ!
男女どちらの選手のファンも、
そして日本、海外、どちらのファンの方も、
楽しく読める内容なのは、
さすが、グさん。
続編待ってるからね~!!!!!!
(余談)
このコマさえなかったら、私は夫にこの本を無理やりにでも読ませたのだが。
だって・・・・ウチのテーシュはまだ、
スケートのチケットが一万円以上するって、
夢にも思ってないんだもの・・・・(^ε^)
墓場まで持っていくわ、この金額。
(追加情報)
紀伊國屋書店高松店さんのツイ
「【お詫び】おはようございます。紀伊國屋書店高松店です。ご好評頂いております「グだくさんのグ」メディアファクトリー グレゴリ青山著 ですが、初回配本分が売り切れました。次回入荷が12/5頃でございます。誠に申し訳ございません。 」2013.12.3
https://twitter.com/Kino_Takamatsu/status/407682305352675328/photo/1
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