今更だけど、羽生結弦選手SP報道 ~ 元選手 中庭さんコラムまで  スケートカナダ2013 | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

本日3本目の記事です。
1つ目lは、ただの叫び。お暇な方だけどうぞ。
2つ目lは、佐野センセイの3年前の予言が当たってたじゃん!っていう話題と、佐野センセイの五輪展望のご紹介。



そしてこの記事は、超遅いのですが、スケカナSP後の報道をまとめた記事です。

ゆづるくんの言葉は、残さず拾っておきたいなと思って、
あげておきます。

一番下には、元フィギュアスケーターの中庭健介さんの記事をご紹介していますが、
今日、その続きがUPされましたね。
そんな感じの詰め合わせです。
ところどころ、私の感想をぼそぼそと差し込んでいるので、
お暇な方は、ぜひ突っ込んでくださいませ。



でもね、今更ながら、思うんですよ。

何で、これらのSP報道を、私は下書きのままで残してしまい、
すぐUPしなかったんだろうなあ~って。

やはり、私自身が、ゆづるくんの悔しそうな表情を見て、
それに対する応援の言葉を振り絞るだけで精一杯、
力尽きてしまったという、その一言に尽きるかな・・・。


そんな感じの記事なので、今更UPするかどうかとも迷ったんですが、
(そもそも需要は無いに等しいでしょうから)

でも、記録の一つとして、残しておこうと思ってUPします。
長いものは、ゆづるくんの言葉のみを抜粋して載せています。

翌日のFSに向けて自分を立て直そうとしているゆづるくんの姿は、
やはりきちんと残しておきたいので。




◆羽生 チャンとの対決意識し空回り?SP3位発進
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/10/27/kiji/K20131027006888680.html
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-sankei

昨季と同じSP「パリの散歩道」で、羽生が精彩を欠いた。

 4回転トーループは何とかこらえたが、最後の3回転ルッツ―3回転トーループでルッツが1回転に。原因を問われると「分からない」とこぼした。世界王者・チャンとの対決を意識し「空回りしたかも」。自己ベストに14・92点も及ばない80・40点でSP3位発進。「全体的に悔しい。ばく大な点差をつけられたわけじゃない。巻き返せるように頑張ります」と逆襲を誓った。

[ 2013年10月27日 06:00 ]


直前の6分間練習では、超絶美麗なジャンプを見せていたものね。
「分らない」というのは、つまりは、何か精神的なもの、ということでしょう。
莫大な点差」という表現が、ゆづるくんらしいなと思いました。
へしゃげてないぞ、羽生結弦!って思ったのは、
こんな言葉の端々からなんです。


◆スケートカナダ 織田冷静、SP2位 毎日新聞 
http://mainichi.jp/select/news/20131027ddm035050079000c2.html
(ゆづ部分のみ抜粋)
 ◇羽生、ミス相次ぐ

だが、スピンとステップはすべて最高のレベル4をそろえ、「課題だったレベル4を取れたので、そこはよかった」と、苦戦の中にも光を見いだしていた。

(2013年10月27日 東京朝刊)


できなかったことに気持ちを持っていかれがちだけど、
できたことを評価し、「できたこと」を「できること」に変えていく作業が
自然にできているから、今のゆづるくんがあるんだなって思いました。



◆羽生まさかのSP3位…“前座”チャンの首位が重圧に 2013.10.27 05:03
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-サンスポ
http://www.sanspo.com/sports/news/20131027/fig13102705040003-n2.html
(前半は割愛)
 思わぬ“回り道”を強いられた。昨季は世界最高得点を連発したプログラム『パリの散歩道』。2分47秒をクタクタになって演じきった羽生に笑顔はなかった。

 「いつも以上に気持ちを高めていた。空回りしたのかもしれない」

 冒頭の4回転トーループは着氷で前へつんのめるようになり、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ仕切り直しかと思いきや、道は険しさを増した。3回転ルッツ-3回転トーループの2連続ジャンプで、ルッツが1回転に。観客席からため息がもれた。

 自己ベスト95・32点の更新はその時点で可能性が消えた。心理的な影響を与えたのは世界王者チャンだ。羽生の“前座”として登場し、首位に躍り出た。18歳に無言の重圧がのしかかった。

 世界どころか、ソチ五輪の代表争いでも後れを取った。開幕戦のスケートアメリカを制した町田樹(関大)はSPで91・18をマークしている。

 「この悔しい気持ちをしっかりとどめて、フリーではがんばりたい」

 練習拠点のトロントからセントジョンは直行便で約2時間。ホームの雰囲気を生かし、ソチ五輪へ、この地を金メダルへの“通り道”にする。(江坂勇始)





◆羽生結弦、バランス崩しSP3位
http://mainichi.jp/sports/news/20131026k0000e050218000c.html
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-毎日

「空回りしたとしか言いようがない。久しぶりにルッツが1回転になり、あっけにとられた。やっぱり悔しい」と、自分のミスが信じられないような表情を浮かべた。

 「SPとフリーは別物。今日の反省は、次の試合のSPに生かす。フリーにこの悔しさを持って行き、消化できるように頑張りたい」と、翌日に向けて気丈に語った。



SPの反省点は、FSに当てはめるべきものじゃないって意味でしょうか。
Pチャンの直後で最終滑走だったということも、
影響していたと考えてたのかな?




◆羽生、まさかの空回り=スケートカナダ
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-時事1

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013102600145&g=spo

「本当に悔しい。一つ本番が終わり、心残りができた
「久しぶりに1回転を見た。空回りした」と苦笑いするしかなかった。
 心待ちにしていた世界王者チャンとの対決も、気負いを生んだのかもしれない。SP3位の滑り出しに、「あしたは違う気持ちで、一つ一つ丁寧に焦らずやりたい」と前向きに話した。(セントジョン時事)(2013/10/26-11:47)


◆チャン意識、思わぬ出遅れ=羽生、巻き返せるか
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-jiji

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013102600196&g=spo&relid2=1_1
 【セントジョン(カナダ)時事】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダで、男子の羽生結弦(ANA)はショートプログラム(SP)で精彩を欠き、80.40点で3位にとどまった。
 「空回りしていた」と振り返ったように、演技に集中し切れていないように見えた。練習では安定していた冒頭の4回転トーループは認定こそされたが、着氷で大きくバランスを崩した。3回転半は鮮やかに決めたが、連続3回転の一つ目のルッツが1回転に。跳んだ瞬間分かるほど、タイミングが合っていなかった。
 SPで演じる「パリの散歩道」は昨季、世界歴代最高点を2度更新した得意のプログラム。基本的な構成は変えず、振り付けなどを洗練させた。同じ演目で成長の跡を見せるどころか、自己ベストに15点近く及ばなかった。
 気負った要因に考えられるのは、直前で滑走した世界王者パトリック・チャン(カナダ)の存在。「演技も見ていないし、得点も分からなかった」と話すが、「意識しない方が変」と気持ちの高ぶりを認めていた。
 チャンも羽生と7.7点差の首位とはいえ、4回転が3回転になるなど万全ではなく、「ここはソチ五輪に備えるための大会」という王者の言葉も強がりに聞こえた。もともと、羽生はフリーで巻き返すタイプ。「フリーにこの悔しさを持っていき、悔しさを晴らせるようにしたい」。18歳の持ち味である強い精神力が試される。(2013/10/26-15:49 時事ドットコム)



ゆづるくんに限らず、スケート選手は皆、自分の演技までの間は、イヤフォンで耳を塞ぎ、
他の選手の演技を見ずに、自分の演技だけに気持ちを集中させていくそうですが、

それでも、直前のスタオベの様子はリンクインの瞬間に見えてしまう訳だし、
影響がないはず無い・・・ですよね。

でも、そういう経験をしたのが、まだ五輪まで間のある今でよかったと、
心の底から感じました。




$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-毎日1




◆激しさを増す日本男子フィギュアの代表争い 
グランプリシリーズ第2戦 スケートカナダ
  (2013.10.26)
http://www.athlete-journal.com/winter/kensukenakaniwa20131026.html
元フィギュアスケーター 中庭健介

 日本勢の男子ショートプログラムは、織田選手が2位、羽生選手が3位、無良選手が5位だった。この3人は特徴がそれぞれあって、無良選手は漢字一言で表現したら「剛」。織田選手は「柔」。この2つを兼ね備えているのが羽生選手。この日のショートプログラムでも3人の特徴が良く出ていたと思う。

 全体を見ての感想だが、世界のトップが集まるこのような試合で、ミスなくショートプログラムを終える難しさを改めて痛感した。

 世界チャンピオンのパトリック・チャンを含めて、出場した10人にノーミスがいない。みなミスをしている。

 ショートプログラムはどれだけミスをしないか、どれだけ安全策をとってなるべく大きなミスをしないか。このような作戦、狙いで試合をすることが多かった。だが、これだけみなが4回転をやる時代、やはり安全策でいく人がひとりもいなかった。だからこそミスが出てしまう。改めてショートプログラムの難しさ感じた。

 織田選手の大きなミスはたったひとつ、4回転ジャンプの転倒だけだった。点数的には痛かったが、しっかり80点を超えた。織田選手の特徴は、コンビネーションジャンプがものすごく上手な選手。4回転ジャンプで転倒してしまったが、その後、プログラムの後半で3回転3回転を鮮やかに決めたところが良かった。

 冒頭で転倒したが、点数がきっちり出たのは、他の2つのジャンプできっちり加点と難易度の高いものを成功しきれたことにある。

 織田選手はひざが柔らかく、ジャンプの着地が上手。コミカルなこのプログラムも織田選手の特徴に合ったものだった。ひざが柔らかいスケーターなので、ジャンプの着地が上手で、ジャンプとジャンプの間の流れも非常に滑らかである。

 その結果として一貫してスピード感を維持できる。ジャンプは着地するとスピードが落ちるが、織田選手はむしろ着地した後のジャンプの勢いが落ちず、スピード感のある演技が出来る。プログラムを通して全体がよどみなく流れるように演技が最後までいけたのは大きかった。

 織田選手はスピンの質が高い選手である。今回残念だったのが質は高いが、レベルを落としていること。レベルをきっちり取ることで、もっと点数が出ただろう。織田選手はGOE(出来栄え点)で稼いだ感じだった。

 「剛」の無良選手は男らしいジャンプを持っている。4回転ジャンプを失敗してしまい、点数的に伸び悩んでしまった。

 織田選手と同様に冒頭の4回転ジャンプを失敗してしまったが、その後はミスなくまとめあげた演技をした。あまり点数が伸びきれなかった理由として、無良選手は、GOEであまり稼げてない。ひとつひとつのものをこなしたが、そのひとつひとつの質がもう少し世界と比べた時に足りなかったのではなかろうか。しかし、トリプルアクセルは高さがあり、非常に男らしく格好の良いジャンプだった。

 音の曲調に比べて動きが緊張のせいか硬さが見られ、うまく音楽に乗りきれていないという採点がなされて、芸術点(演技構成点)が世界と戦うには少し低かった。それが今後への課題になるだろう。

 男子に比べ女子はジャンプが少ない。男子は4回転、トリプルアクセルなどがあるが、女子は浅田選手しか成功しないようなトリプルアクセルくらいしかない。あとはほとんどやることは同じである。

 一見、技術点が低く、芸術点を上げるような採点方式が女子に採用されていておかしくないが、これは逆である。芸術点は5つの項目で採点され、女子は芸術点がショートで0.8、フリーだと1.6をかける計算。男子はそれが1.0と2.0。つまり芸術点がより点数に反映されるのは男子であり、女子での1点差と男子での1点差ではかなり違ってくる。

 男子で1点差がつくということはショートで5点、フリーで10点の差がついてしまう。技術点なしにだ。つまりショートとフリーを合わせると15点のアドバンテージを芸術点でとることができる。選手にとってはものすごく大きなアドバンテージになる。

 私が常に思うのは芸術点、この点数が伸びない選手は苦しむ。ジャンプを成功しないと点数が出ない。かえって精神的にプレッシャーをかけてしまい、思わぬジャンプのミスを誘発してしまう。ゆえに技術点にも影響を及ぼす。そういうところで、みな4回転、トリプルアクセルを跳ぶ時代なので、勝敗を分けるのは芸術点になるのではないだろうか。

 羽生選手のショートプログラムは昨年と同じものを使っていた。慣れ親しんだものをさらに高めていく方法を選んだのだろう。4回転は着氷が危なかったが、よく耐えて、着氷後、なんの迷いもなく、躊躇もなく次に運んだのは非常に良かった。

 起こってしまったことは変えることは出来ないので、あそこで少しでも気持ちが落ち込んだりする間もなく次に行ったのは非常によく、最低限のGOEマイナス「1」ですんだ。うまくカバーした感じだ。

 羽生選手のトリプルアクセルは世界一だと思う。それはジャンプの入り方にある。ここでトリプルアクセルを跳ぶのかという入り方をする。

 構えずにジャンプを跳べる選手だ。準備動作があまりなく跳べる。なによりもかなり難しい入り方からいとも簡単に成功させてしまううまさがある。


 コンビネーションジャンプのミスは痛かった。トリプルルッツがシングルルッツになってしまった。点数でいうと5点以上の差。コンビネーションでは一見成功したように見えた1回転3回転のコンビネーション。だが、ショートプログラムの要素は必ず2回転以上のジャンプコンビネーションと書かれているので、1回転ジャンプを跳んでしまった時点でGOEはマイナス「3」が決まってしまう。

 もともとの3回転3回転で11点近くあったところが3点にしかならなかった。これで一気に点数がなくなってしまった。

 コンビネーションジャンプのミスは痛かったが、スピン、ステップともに最高評価のレベル4を得て、さらにGOEのほうでもプラスが並んでいるところは良かった。

 なによりもミスした直後に流れに乗るための切り替えが早かった。最後まで演技をしようとした気持ちの部分で、ミスがあったにもかかわらず芸術点がしっかり出た。ミスに対する対応もしっかり出来ていた。

 三者三様の3選手に明日のフリーでは、それぞれの長所を生かした演技を期待したい。




この中庭さんのコラムは、さすが経験者だけあって、細かい分析に説得力があって、
読み応えがあります。長いけれども、全文を掲載しました。

ムラ君の剛と殿の柔、その両方を兼ね備えたゆづ、という分析に、なるほど~!


ゆづの3Aを世界一と書いてくださってるのは、本当に嬉しいです。
あまりに軽々と飛ぶので、ゆづだけ見てると、
3Aって簡単なジャンプなのかな?って誤解しちゃいそうです。
でも、本当に難しいジャンプであり、それを当たり前のように自在に跳びこなすゆづって、めちゃくちゃ凄いんですよね。


ジャンプで大きな失点をしながらも、最後まで気持ちを強く持って演技し続けたことが
芸術点を高めることに繋がったことも、書いてくださいました。

フリーを終えた後でスケカナ総括記事を書いてくださるのでは?と期待していいたら、
今日、上がっていました。

追って、ご紹介しますね。






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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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