原爆が広島に落とされた日です。
世界で初めて、生きている人を殺そうとして、原爆が地上に落とされた日といった方が良いかもしれません。
8時15分に、平和式典の模様を見ながら、私も黙祷しました。
![$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-式典](https://stat.ameba.jp/user_images/20130806/12/tuk-masa/3a/e2/j/t02200172_0450035112636752848.jpg?caw=800)
平和宣言では、広島の松井市長が、
原爆が何故、他の兵器とはレベルの違う非人道的な兵器なのかということを、
具体的に、端的に、心震わす言葉で伝えてくださいました。
原爆で殺された人の立場だけでなく、
死なずに生き残ったからこそ苦しみ続けた人々がいることにしっかりと触れてくださったので、
「過去のできごと」ではなく、
「今もなお、その影響が現実」のものなのだということが、戦後生まれの私たちにも実感されましたし、
福島原発事故の被害者の立場にも改めて、思いを馳せることとなり、
多くの方が、身近な問題として感じ入ったに違いないと思いました。
平和宣言の部分だけ、ご紹介しますね。全文がどこかに載せてもらえることを期待しています。
「平和宣言で松井市長は、原爆による心身の傷や差別、偏見を乗り越えてきた被爆者5人の体験談を引き、無差別に命を奪い、心身を終生さいなむ原爆を「非人道兵器の極みであり『絶対悪』」と強調、各国の指導者に廃絶を求めた。日本政府には、核兵器廃絶を目指す国々との連携強化や、被爆者援護の充実を要請した。」
◆68回目の広島原爆忌…首相、米大使ら式典出席より
私は何度も広島を訪れているのですが、
実はまだ、一度も原爆資料館(正式名称は、平和記念資料館)には入っていません。
子どもの頃に、夏休みに近所のデパートで開催された原爆展での、
『ただれた皮膚を垂らしながら歩いている等身大の人形が林立する状況展示』を見た時の衝撃が今でも頭から離れず、中に入る勇気が出てこないからです。
映画館で「プレデター」を見ただけで日常生活に支障が出てしまったことがある位に、
私は、人間の肉体が損壊されるイメージに極めて弱いタチなんですが、
(リアル友人たちはよく、「まさちゃんは、子どもの目を持ってるから~( ´艸`)」と言うんですが、まあ、要するに、感受性が子ども並み・・・、R12相当くらいが必要です、きっと・・。)
そんな私の性格というか弱点を知り、かつ、
平和記念資料館に入ったことのある友人は、
「今度広島に行くんだ!」という私にこう言いました。
「気分が悪くなった人がすぐ使えるように、と、
衝撃的な展示の脇には、専用の容器が置いてあるんだよ。
きっとあなたは、見る前に、想像しただけで「ダメ」だろうね。」
はい・・・・、その通りです、きっと。
みなさまにご迷惑をかけた上、本人的にも再起不能になってしまうでしょう・・・・(´Д`;)
だからね・・・・、
ちゃんともう一度この目で見て、知らなくちゃいけないと思うのですが、
ダメなんですよ・・・。
たぶん、
このブログを読んで下さってるゆづファンの方々の感性も、
私以上に繊細な感受性を持ってらして、想像力も豊かなのに違いありませんので、
広島を訪れたとしても、平和記念資料館に入るかどうかは、
熟考の上、決められると良いのではないかと思います。
なお、平和記念資料館のWebサイトは、非常に多くのコンテンツで充実しています。
展示を見ようというサイトには写真も沢山ありますが、
一つ一つ、名称を確認しながら選んで表示させる形式になっているお陰で、
「生理的に無理そう!」というものは、避けて見ていくことができます。
サイトを作った方の配慮に感謝です。
じゃあ、広島まで行ったけど、
やっぱり平和記念資料館は無理だったわ、となっちゃった場合には、どうしたら良いの?
大丈夫。お勧めの資料館があります。原爆関連じゃないけどね。
広島市から船で行ける江田島市の海上自衛隊(旧海軍兵学校)が、私のお勧めです。
明治時代に作られた、重厚なレンガ造りの建物が素敵ですよ。
![$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-edajima](https://stat.ameba.jp/user_images/20130806/11/tuk-masa/a8/a6/j/o0210015812636713337.jpg?caw=800)
胸を打たれる場所は、教育参考館。
特攻隊の少年兵士たちが出撃前に母親などに宛ててしたためた「手紙」の「本物」が、
何通も展示されています。
美しい日本語、
美しい文字で書かれた、
悲し過ぎる手紙・・・。
もし、戦争さえなかったら、
この少年たちがどんな充実した人生を送っただろうと思わずにいられません・・・。
ここに行く前には、アイラインやマスカラは付けずに行くことを、強くお勧めします。
胸が苦しくて、言葉を失います・・。
言葉の代わりに・・・溢れるのは涙だけ・・・。
ここまで足を伸ばしたら、
旧・海軍の街、呉が近いので、
大和ミュージアムにも是非、寄っていってください。
特攻兵器「回天」、つまり海の特攻隊の現物展示があります。
![$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-kaiten](https://stat.ameba.jp/user_images/20130806/12/tuk-masa/85/ca/j/o0217014612636746995.jpg?caw=800)
平均年齢21歳、100名以上の若い命が、
このミサイル状の小さな潜水艦と共に、この世から消えて行ったのです。
それも、敵艦と刺し違えたのは、ごく僅か、
ほとんどの青年たちは、単なる犬死にだったと・・・。
(2013.8.14追記)
回天での特攻訓練を受けていた方のインタビュー動画がありましたので、ご紹介しますね。
回天のしくみや、当時訓練を行なっていた施設なども、出てきます。
人間魚雷「回天」の元特攻隊員が語る戦争の記憶
この季節になると、
原爆の街で生き抜いた子どもたちを描いた「はだしのゲン」も話題に上りますね。
続けて書こうと思ったんですが、
あまりにも長くなっていたので、一旦UPします。
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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
![$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~](https://stat.ameba.jp/user_images/20130806/12/tuk-masa/31/82/j/o0500064712636729832.jpg?caw=800)