お座りも上手に出来るようになり、
下の歯も2本生えてきたため、おやっきーから離乳食を開始・・・
と、ゆりっこのブログ愛読者さんたちがトライされる話を聞くようになりました。
ドロドロおかゆから、スプーンで赤ちゃんのお口にどんどこ詰め込むことが、
社会的な常識になっており、
それが、盲目的な離乳食の与え方になっていることに気づいて下さる人が出てきて
嬉しく思います。
が、ここでちょっと一言・・・。
おやっきーは再加熱しているので消化しやすいと以前のブログで書きましたが、
おやっきーも、ほしっきーも、食べる量のことに重きをおいてはいないのです。
食べ始めは、唾液がたくさん出ることが目的とされ、
味見のきっかけづくりです。
食べるからといって、どんどん量をふやすことをねらわないことです。
離乳のはじめは、 まだまだおっぱいの最盛期でもあります。
離乳を急ぐと、おっぱいをしっかり飲む下あごと舌のぜんどう運動の動きが
にぶるのです。
おやっきー ほしっきー
おやっきーやほしっきーは唾液の出をよくする効果がありますが、
おっぱいを飲む時の舌の動きに力が加わるだけで、
おっぱい飲みの阻害にはなりません。
固形のものを呑みこませると、舌のカタチが変わってくるので
おっぱい飲みの量が格段に減ります。
その反動が、夜中の頻繁な授乳になり、その習慣がくずせなくて
離乳はすすめているけれど夜中の授乳が卒業できないこともでてくるわけです。
おやっきー、ほしっきーの時代は唾液をしっかり出すことをねらい、
しっかり、おっぱいの最盛期を通過しながら、夜中の授乳を卒業させましょう。
夜の授乳の卒業を優先的に考えてから
食べさせる量のことを吟味した方が赤ちゃんのお腹のためといえます。
歯が上下２本そろうと歯茎と舌の間に段差があらわれ、
そこで、物を潰す舌、呑み込む舌のカタチがつくられていきます。
ですから、歯が上下２本そろってから
自分で固形を飲み込める形状の離乳食がふさわしいということです。
おやっきーをかみちぎって喉につっかえる赤ちゃんがいるともききます。
その場合は、歯が生える前なのでむずがゆいのが原因です。
かみちぎってもよいものを歯固めがわりに与えるようにしましょう。
食べ物でその役割をさせると危ないですから、
日頃から歯固め材料のおもちゃを吟味しましょう。
低反発のボールなどは、噛んでも噛みちぎれないので
赤ちゃんが執着する歯固め素材を与えては実験してみてください。
昔の人は、だし昆布をかじらせていたようですが、
だし昆布は噛みちぎれないほしっきーですよね。
おやっきーも、離乳食スタートの時期は、
焦げる手前くらいまで固くして噛みちぎれないようにした方がよいと思います。
その内、おやっきー表面を唾液で溶かし、米粒がバラバラになっても
唾液にまざってつっかえないくらいになれば
そのころには、歯も上下４本そろってくる時期
または、ずりずり這って進んだり、腰を上げてひざつき這い這いできるようになり
腹筋力がつくので、消化力が追いつくように自然体があらわれてきます。
くれぐれも、おやっきーを食べたからといって、
すぐ次の段階にすすませるような早合点せずに
おっぱい最盛期はじっくりその時期をすごし、
昼間と夜の身体の使い方のメリハリができてから
本格的に離乳に移行しましょう。
（つまり、そのころ、這う活動が日常大きく占めるようになるので
エネルギ-補給として、離乳食が必要となるということです）
・食べ物がのどにつっかえる
・食べ物に関心がない
いずれも、身体内部の成長がおいついていない、
または、身体表面の筋肉の使用頻度が足りない、
ことのメッセージだということです。
参照；
おやっきー⇒
http://plaza.rakuten.co.jp/kidsstudion2/diary/201008010000/
ほしっきー⇒
http://plaza.rakuten.co.jp/kidsstudion2/diary/201110240000/
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