12/15土曜日
【Lヘビー級10回戦】
☆ジャン・パスカル(3-0判定)vsアレクシー・クジムスキー
【ミドル級10回戦】
☆デビッド・レミュー(2RTKO)vsアルベルト・アイラペティアン
【英国タイトル戦Sウエルター級】
☆ブライアン・ローズ(3-0判定)vsサム・ウェップ
12/16日曜日
【Sライト級12回戦】
☆アミール・カーン(10RRET)vsカルロス・モリーナ
【ウエルター級10回戦】
△ショーン・ポーター(1-1引分)vs△フリオ・ディアス
【Sウエルター級10回戦】
☆アルフレド・アングロ(3-0判定)vsホルヘ・シルバ
【WBOタイトル戦Sミドル級】
☆アーサー・アブラハム(8RTKO)vsメフディ・ボウドゥラ
【WBAインタータイトル戦Sウエルター級】
☆ジャック・クルカイ(5RTKO)vsジャン・ミッチェル・ハミルカロ
【英連邦タイトル戦Sミドル級】
☆ジョージ・グローブス(3-0判定)vsグレン・ジョンソン
【英連邦タイトル戦ミドル級】
☆ビリー・ジョー・サンダース(3-0判定)vsニック・ブラックウェル
【英連邦タイトル戦Sウエルター級】
☆リアム・スミス(3-0判定)vsスティーブ・オメーラ
~ジョージグローブス最大13ポイント差で完勝~
ジョージ24歳vsグレンジョンソン43歳。親子でもおかしくない年齢差だ。
ジョンソンはここ数年負けが込んでいるがクラウドやフロッチら最強王者相手にフルラウンドに渡る打撃戦を演じている。
試合は開始からジョージが攻勢をかけ終止ペースを握った。そうしてラウンドを重ねていき幾度となく決めにいくが…倒せない。
打っても打っても打ち返して来るジョンソン。最終ワンツーでやっとダウンを奪うも終了のゴングを聞いてしまった。このダウンはつまずいただけだ。
判定は文句なくジョージ。だが倒しきれなかったという印象の方が強い。いや讃えるべきはジョンソンか。さすが歴戦の猛者だ。
ジョージグローブス
「グレンジョンソンが71戦もして一度しかKO負けがない理由が分かったよ。タフな戦いから多くを学べたのでとても満足している」
この試合の感想はジョージ強い、ではなくジョンソン健在、だった。
2012.12.15 George Groves vs Glen Johnson
~アルフレドアングロ思わぬ苦戦~
収容所生活からカムバックしたアングロ。その復帰第2戦は予想外の展開となった。若干20歳のホープが凄まじい粘りを見せたのだ。
開始のゴングが鳴るやバッチバチのしばき合いをおっ始めた両者。アングロの強打がボディーに顔面にとズドズド決まった。これはもう終わってしまうだろう。誰もがそう思ったに違いない。
が…
シルバ打たれては打ち返し壮絶なぶん殴り合いが続いた。思えばこの若者、亀海のカウンターをベストショットで食らってもガンガン前に出てきた。
結局判定までもつれ込み97-93という中差判定でアングロが勝利した。
思わぬ苦戦をしいられたアングロ。カークランドへのリベンジを狙っていたがいったん仕切り直しが必要だろう。
▶2012.12.15 Alfredo Angulo vs Jorge Silva試合動画リンク先よりどうぞ
~アミールカーン復帰戦飾る~
カーン現在2連敗中。トップボクサーとしての地位は維持しているがここで負ければもう後はない。スターであるが故の苦悩だ。
本来のカーンの実力からすればモリナ(17勝7KO1分)はイージーな相手だ。しかし2008年プレスコット戦で暴露してしまったグラスジョーに一抹の不安を覚える。
試合はそんな心配をよそにカーンがスピードで翻弄しモリナを圧倒する。目にも留まらぬコンビネーションを放ち軽快なフットワークでかわすとつけいるスキを全く与えない。
カーン連敗中のためそれでも少し慎重か、KOを狙ってもいいが。と思った矢先の10ラウンド。モリナあまりの実力差に棄権を申し出た。
カルロスモリナ
「カーンがあまりに速く何もできなかった。行こうとはしたんだけど…全く話にならなかった。何が起こったかすら分らない」
アミールカーン
「今日はジャブから組み立てるゲームプランにこだわってみたんだ。2度と間違いを犯さないようにね。ようガルシア観てるか!オレはいつでもどこでもお前と戦うぜ!」
そのダニーガルシアは来年2月に防衛戦を控えている。リベンジ戦は早くても春以降になってしまいそうだ。
▶2012.12.15 Amir Khan bt Carlos Molina試合動画リンク先よりどうぞ