パクボゴム出演
ミュージカル「Let me fly」
［ブログ６］の続きです
未来探査を終えた
青年ナムウォン（以下 ナムウォン）は
あの夜と同じように
月を見ながら後ろに倒れてみます
…が、一向に 過去には帰れません
「夜が明けた…徹夜だ…」
ふてくされな ✴︎ボゴムナムウォン 笑
「月が…月が…」
もう一度、倒れようとした時
ソンヒが「やめて、けがをするから」と
ナムウォンの身体に手を触れて
止めるんです
ソンヒはいつも心配しています
ヨンガンが19歳のナムウォンのつもりで
ドタドタするので
けがでもするんじゃないかと…
すると、（アンダーラインの部分からの）
かしこまったナムウォンが
ちょっと頭の中が古いナムウォンが
ふと思いついた「内外」です
日本ではピンと来ないですが
夫の僕が家長だぞ！偉いんだ！みたいな
感じかしら
渋々、おばあさんと夫婦なんだと
受け入れたナムウォンですが
僕にはジョンブンだけだから…
触らないで！って感じのアピール
ジョンブン命♡の
内外も何も関係ないナムウォンなのにね
おばあさんは
自分を追いかけ回していた
昔の姿を思い出して、鼻で笑うはず 笑
内外の話の後に、下宿のお願いをするから
クールにお金を（下宿代）請求される…
それにしても✴︎ボゴムナムウォンの
おばあさんへの甘え方が
態度も話し方も…天才的に上手！
特にここは
内外を言った後のシーンだから
ナムウォンの♡本質を見せる為に
かなり計算してるみたい 笑
おばあさんが
服の入ったカゴを差し出します
受け取るつもりがないナムウォンなのに
体が勝手に動いて
受け取ってしまいます
抵抗しても、なぜか修繕部屋へと
引っ張られていってしまいました
歌＃9A 〜おかしくなりそうreprise〜
［ブログ４］にあるこの歌の後半一部を
カゴに翻弄されながら修繕部屋へ
引き込まれていきました
前に、ヨンガンが大きな針に翻弄されて
修繕部屋に引き込まれた…
あのシーンと対になっているようです
「ミッチゲンネ」って言うと
この現象なのかしら
チュ・ナムウォンの人生においての
「修繕」の存在を
それをこんな風に表現し感じさせる
構成のテクニックが素晴らしい
ソンヒはスマホを出して主治医に
電話をかけます
ヨンガンは病気だったんです
時間旅行ではなく
ヨンガンの認知症の症状で
記憶が消えて混乱しているのでした
自分が19歳のナムウォンで
隣に愛するジョンブンがいた あの頃…
不可能に見えた大きな夢に 一歩近づいた
あの夜…
多分、ヨンガンにとって
自分の今までの人生で 夢に満ちて
一番キラキラと輝いていた時
超現実的なイメージの認知症と
ファンタジーなイメージの宇宙を
隣同士に並べて
このストーリーを作る作家さんは
本当にすごいですね
ここまで途切れなく笑いのシーンが
山盛りでしたが
そろそろストーリーは前半のハイライトに
ぜ、ぜんはん…⁈ 笑
私の余談が長いからと
スマホ画面を ポチッと一時停止しないで
くださいね、 ナムウォンみたいに 笑
ソンヒは「ラジオの時間ね」と言いながら
スマホでラジオを聞きます
NASAで働く夢は叶わず
厳しい現実を生きてきたソンヒですが
今でもラジオを聴きながら
時々宇宙に思いを馳せる彼女です
そして、70歳で
スマホを自由に使いこなす感じは
やっぱりジョンブン
ラジオのアポロ…を 聞きつけたヨンガンが
扉をバン!! 
今度はソンヒを驚かせます
これも、おばあさんがやった
「バン！」と対に…［ブログ5に］
度々出てくる 対 や リプライズ が
ストーリーにリズムを与えます
これは
「時間の重ね」のイメージもあるよう
このミュージカルの
大事ないくつかのキーワードのひとつは
「時間」ですね
「アポロ11号とラジオ…
アポロ11号とラジオ…」
アポロ11号が発射されたあの夜
ラジオのアンテナを
空に向けて持っていたナムウォンに
月が迫ってきた…
アポロ11号の月探査が
自分の時間旅行と関係があるのではないか…
と、ヨンガンが言います
ナムウォンとヨンガンが
大きい箱、小さい箱と
いくつも家の奥（倉庫）から運んできます
ナムウォンとヨンガン…
面白い構成で2人を舞台に出現させて
荷物を運ぶ…すごく自然にユニークに
ナムウォンの手が勝手に
吸い付くようにシャツを取ります
（✴︎ボゴミが大切にしてる あの私物赤チェックシャツ）
やっぱりまた「ミッチゲンネ」と口にして
こんな現象が起きました
もっとたくさん着てあげる！
ヨンガンが、Tシャツを見せながら
あげようと思います
（上の会話の中にあるジョンブンの写真）
ソンヒとヨンガンが話す後ろに
ジョンブンが現れて
Tシャツをもらって喜ぶシーンを演じます
ジョンブンの持っていたTシャツは
新しいですが
ヨンガンの持っていたTシャツは
時間の経過を表し、黄ばんで傷んでました
（パンフレットに写真あり）
実際には Tシャツは 1枚
ジョンブンの姿が幻像で
ヨンガンが現実です
ハイテンションなヨンガンが
次に見つけて来た物は…
あげようと思います
本当に喜ぶと思います
みんな ジョンブン…全部 ジョンブン
まず最初に ジョンブン…
ナムウォン（ヨンガン）には
やっぱりジョンブンしか見えてない
設置）
やりなさいよ
このシーンに現れた
NASAのTシャツや望遠鏡を見て
喜ぶジョンブンの姿は
ヨンガンが
喜ぶジョンブンを想像する姿のようでいて
実は、ソンヒ自身が
当時実際に喜んでいた自分の姿を
思い出しているシーンでもあるようです
すると、ラジオを持ったナムウォンが
見つけましたよ、ラジオ！
ヨ、ヨンガン⁈
今までナムウォンが登場しても
ソンヒの目には
ヨンガンの姿に見えていたはずが
この時は
一瞬 19歳のナムウォンの姿に錯覚した
ソンヒです
思い出の品は倉庫にしまってありました
NASAをイメージしたTシャツも
修繕の端布を合わせて
ナムウォンがジョンブンへあげる為に
作ったものみたいですが
ヨンガンが、それらの思い出の物を見つけ
自分に見せるので
忘れていた過去の記憶がソンヒに
蘇ってきて戸惑います
この時のソンヒの戸惑いとは…
この後、歌 〜旅行〜になりますが
［ブログ8］に続きます →🔗
読んで頂き、ありがとうございます
