ダイエット中の食事に関してはいろいろな方法論が謳われています。
論外の単品ダイエットから、糖質を制限する、総摂取カロリーを制限するなどなど。
生体にはホメオスタシス=生体恒常性という基本的な機能があります。
簡単にいうと生命維持のために体内を一定に保とうとするという機能。
つまり同じ外的刺激が継続すると、体はその環境に慣れようとするので、変化が少なくなる。
トレーニングでも食事でも、同じことを繰り返していると効果は少なくなる。
ですから変化が必要なんです。
もちろん修行僧のように基礎を積み上げることは重要なのですが、体の変化に関して言えば、「変えたければ変えろ!!」ってことですね。
例えば運動に関して。
ダイエット・シェイプアップが目的の場合で、ある程度、筋強化し脂肪燃焼のメカニズムが体内に出来上がってからの話ですが。
例えば週に4日運動できる人であれば、毎日有酸素運動と筋強化を繰り返すのではなく、日によって有酸素中心の日と高強度インターバルトレーニングを設定します。
そしてその前日に翌日の運動で主にエネルギーとして使われるものを多く摂るわけです。
それによって運動がもたらす効果をさらに高めることにつながるのです。
総摂取カロリーはどれくらいにするのか、多く摂る栄養素を総摂取カロリーのどれぐらいのパーセンテージにするのか、それはその人の運動のレベル、そして今どのような体の状態で、そして目的とする体によって変わります。
これにはもう一つの効果があります。
それは毎日同じような食事を単調に繰り返すことによって起こる、飽きというか精神的なストレスを避けることができることです。
例えば資質を多く燃やす有酸素運動の前日には多少脂肪分を摂ることができる。
その代わり糖質を制限する。
その糖質は筋強化をする日の前日に食べることができる。
この変化がストレスを軽減することにつながるのです。
クエストのダイエットモニターでも、体力的な基礎ができ、一定以上の成果が上がった方の場合はこの食事法を採用します。
これでさらに一歩、望む体に近づくことができるのです。
毎日同じような単調な運動プログラム、そして食事で効果が出ないとお悩みの方、参考にしてください。