残酷? | 新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿四谷発 ファンクショナルトレーニングマスター 岩沢陽介のファンクショナルな日々

新宿区四谷でトレーニングジム「ファンクショナルトレーニングラボ クエスト」を経営、TRXシニアマスターインストラクター、ファンクショナルピラティス/マスターエデュケーター、美圧ヨガ創始者、パーソナルトレーナー、セミナー講師 etc。そんな私の日常を書きます。

前回のF4の最後の肘&膝とか。

今回のF4の脚をつかんで肘&膝とか。

たまに「残酷」だとかいわれます。

そうかぁ、一般の人はそう思うのね。

でも格闘技で残酷じゃない技なんてないんですよ。

例えば柔道の投げだって、普通の地面でやったら即KO。

ローキックだって、パンチだって、どんな技だって。

たまに若いヤツが喧嘩で、腹を蹴ったりして相手が内臓破裂の重体とかあるでしょ?

つまり素人は、腹を蹴る方が顔を殴るより(自分が)怖くないから蹴っちゃうんだけど。

どんな技だって凶器になるんですよ。

だから人を殴る時にはそれなりの覚悟をする。

相手の痛みをわかった上で、自分も同じ痛みを負う事も含めて覚悟する。

それが格闘。

それがなくただ殴るのはバイオレンス、暴力です。

まぁ、たまに世の中には殴られる覚悟も、相手の痛みもわからずに、無礼極まりない方もいらっしゃるので。

そういう事してると痛い目に会う事もあるかも知れませんよ、という可能性をわかっていただかなきゃいけないケースもありますが。

そういう時のために例えば殴ってきた相手の拳や腕、蹴ってきた相手の脚を痛めるような受け技が武術にはしっかりあるわけです。

肘を使ったり、膝を使ったりしてね。

ほら、そういうのは痛いけど死なないでしょ。

岩沢はそういう技が好きです。

それは喧嘩にはない、まさに格闘の技術。

しかも試合で勝ち負けを競うためでなく、相手を殺さず戦いを終わらせるための。

でもどちらにしても格闘とは痛みを伴い、死の危険性と隣り合わせです。

だからこそ痛みや恐怖を伴わない格闘ゲームがあり、格闘技エクササイズがある。

それでいいと思います。

いや、それだからこそ良いのです。

格闘技を通して僕が人に伝えたいのは、本当の強さであり、本当の優しさですから。

本当の強さ、優しさは人と争う先に得られるものではない。

自分が自分の弱さに打ち勝ち、困難を克服した先にあるものだから。