パーキンソン病を患う
アメリカのお父さん
介護が必要なので
一昨年からナーシングホームにいます。
耳は補聴器を使っていますが
TVなど聞きづらいようです。
視力もあまり良く無いようで
たまに病気のせいで幻覚が見えるのだそうです。
立ち上がるのもやっとで
支えがあってやっと歩ける状態
いつも
車いすかベッドの上で
もの凄く退屈な毎日を過ごしているのだろうと察します。
今まで
沢山、娘のように可愛がってもらい
子供たちも実の孫の様に良くしてもらっているので
少しでも恩返ししたいと
出来るだけ会いに行くようにしています。
お父さんは
アルツハイマー型ではないのだけど
時々、混乱して変な事を言います。
去年の夏は
息子と私だけが行ったので
娘は1年ぶりの面会
びっくりしないように
車の中で
「グランパー、あまり会話も出来なくなっているから驚かないでね」
と、娘に話しておきました。
カリフォルニアについて
家に行く前に直接、ナーシングホームに行きました。
お母さんは
私たちが行く事を話していなかったみたいで
「きっと驚くわよ」と。
トントンとお部屋のドアをノックすると
すぐに返事がありました。
私たちの姿を見て
ハッと嬉しそうな顔になったお父さん。
娘を見て
「1年ぶりだね。元気だった?」と。
この日は
体調が良かったみたいで
娘は
「グランパー、大丈夫だったよ」と。
でも
夕食時に車いすで
食堂に行ったら
そこで待っている人たちに
「パーティーに来てくれてありがとう」と。
別の日に
大好物のお新香を持って行ってあげて
お新香好きな娘が
「食べたい」とつまみ食いをしたら
「あまりたくさん食べないで。
パーティーに来る人達のために取っておきなさい」だって。
その事を
アメリカのお母さんに言うと
ああ、と頭を抱えて
「この間も
200人の人たちがパーティーに来ていると言っていたのよ」と。
良くお客様を迎えていたから
今でもホストとして
いろいろ心配しているのかしら?
他にも心配していることがあって
お財布が無いか見てくれと言います。
「税金を払わなくちゃいけない」と。
そろそろ税金申告の時期だものね。
毎年、きっと頭を悩ませていたのでしょう。
数年前に訪れた時は
ダイニングテーブル一杯に税金申告のための書類が広げてあって
お母さんが
「(お父さんが)まだ終わらないのよ」って言ってました。
こちらに戻る日
高速道路に乗る前に
ナーシングホームに寄って
お父さんにご挨拶をしました。
お昼寝中だったので
暫くは混乱していたらしく
会話が成立しませんでしたが
だんだんとクリアーになったようで
娘が大学生だと言ったら
「将来は何になるの?勉強、頑張りなさい」と。
お父さんにとって
今の状況は辛いのかも知れません。
だけど
いつまでもいて欲しいと思うのは
私たちの我儘なのかな?