W205 点火プラグ交換(続編) | T-HOUSE Diary

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車と鉄道とカメラが好きなオヤジのブログです

相変わらずこちら愛知県尾張地方は暑い日が続いております。
さすがにこんな日は鉄分補給も行く気が失せます。

それはそうと以前点火プラグ交換をレポートしましたが
イグニッションコイルを破損させるなど、かなり手間取ってしまいました。
もう少しスマートに出来ないものかとプラグの点検を兼ねてもう一度脱着を行いました。


そもそもコイルがなかなか抜けない理由がこれ、
コイル先端のゴムキャップがプラグの碍子部分にピッタリと被る構造で、
この状態で固着すると外すのに相当苦労します。


こまめに点検してれば固着する事は無いと思いますが、
メルセデスのWIS (電子整備マニュアル)を見るとコイルの脱着の際はグリスを塗るように書かれています。
前回プラグ交換した際に捻出した古いプラグと、破損させて自宅に放置してあるコイルを使って実際に検証してみましたが、
脱着の回数を重ねるにつれて徐々に抜けにくくなっていきます。
やはり面倒臭がらず脱着の際は毎回グリスを塗布した方が良いかと思います。

そんでもって実車にて 
日中は暑いので朝7時からスタートです。



前回コイルを素手で抜こうとしたためかなり手間取りましたが
今回は自作ツールを製作しました。
とは言っても針金をグルグル巻いただけですが(笑)



このツールをコイルに付いているフックに引っ掛ければ楽に引き抜く事ができました。
ただし一気に引っ張るのではなく、じわじわと力を加えるのがポイント
グリスの状況にもよりますが、数秒かけて引き抜くイメージで
「にゅぅ~~~~~っポン!」といった感じで抜けてくれます。
写真はカメラのシャッターを押すため右手が写っていませんが、
実際右手はコイルの頭を支えるようにします。



コイルが抜けたら頭部のコネクタを外しますが、
離脱防止のロックが付いているので解除してから外します。



新品取り付け後、走行200kmの点火プラグ
綺麗なものです。



ところで今回使用したグリスですが、
メルセデス純正の「スパーク・プラグ・コネクタ・グリース」です。
(純正品番:A0029895051)
汎用の耐熱シリコングリスでも代用できそうですが、
念のため純正品をチョイスしました。



このグリスですが、とても鮮やかな黄緑色!
これをプラグの碍子部分とコイルのソケット部に塗布します。



後は元通り戻してやればOK
オーバートルクにならないようトルクレンチを使って締めてやります。


自作針金ツールのお陰で前回より簡単に作業できました。
実際ディーラーはどうやってコイルを外しているんでしょうね。
WISで調べても専用ツールなど出てこなかっただけに気になるところです。