6月に入りいよいよ全国的に夏の甲子園県予選での抽選や、早いところだと試合がスタートしてきた。
2年生ながら背番号1を仮で背負っていた息子。
この夏までに成長出来ているのかどうか。
離れて暮らす俺ら家族は試合の時くらいしかそれを見る事が出来ない。
ま、想像は出来るけど。
この夏までに先輩でエースで4番の子から
『夏までにどっちが1をつけられるか勝負しような』
と発奮する言葉を言われたらしく、息子本人も追いつけるように真面目に取り組んだようだった。
問題はプロ注の大型左腕3年だった。
昨秋前から制球難になり、試行錯誤してきたがなかなか特効薬を見出せず夏に来たわけだ。
昨年NPB入りした先輩と潜在能力は同等と言われ色んなメディアでも名前が出ていた。
春にはベンチ外になったりと相当苦しんだはずである。
息子が入学した時の教育係でもあり、ずっとパートナーとして組んで練習もして頂いた先輩。
その先輩が春ベンチ外だった事は息子も結構ショックを受けていたし、ずっと面倒を見てもらってるからこそ歯痒い思いがあったのだろう。
ただ息子も人の事はあるが、自身のベンチ入り、試合でチームの力になるべく集中して取り組んでいたはず。
色々な遠征での超強豪との試合を経て、この6月までに経験値を積んでいるはずだ。
本人の中で一番わかりやすい成長の1つとして新球種取得がある。
カーブや縦スラはあったが、コーチからの助言で落ちる系のフォークを練習してきた。
最初は全く落ちなかったらしい。
今では試合のフィニッシュボールとしての完成度も上がってきたらしい。
春は投げていないので、夏大では効果を発揮してくれるはずである。
そんなこんなを言っていたらあっという間に抽選日になった。
秋も春もベスト8前に甲子園上位経験のある強豪に僅差で負けたので、ノーシード、しかもおそらく優勝候補筆頭の山に入るだろうと予想していた。
ビンゴ
なんと2回戦で優勝候補筆頭で東海地区2位の超強豪校との対戦となった。
ま、遅かれ早かれ強豪に勝ち続けないと優勝はないわけで。
全局面で全力勝負するしかない。
今回のメンバー発表で息子が頂いた背番号は『10』
エースナンバーはやはり3年の投打でチームの顔である子になった。ふさわしいナンバーである。
息子の10だって大事な役割の番号である。責任を持って先輩達の足を引っ張らないように頑張ってほしい。
が、『悔い』と『怪我』だけはしないでほしいな・・・・