【KATO C62東海道形】が入線しました | 趣味のNゲージと鉄道写真

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「趣味のNゲージ鉄道模型」という名称で続けてきましたが、鉄道写真の記事を載せる機会が増えたことからブログ名を変更しました。
内容は自分への備忘記録が中心で、旧型車両の話題に偏る傾向があります。拙い内容ですが、ご覧頂ければ幸いです。

こんにちは。

 

先月も、仕事以外に殆ど何処にも行くことが出来ませんでしたので、相変わらず帰宅後はNゲージを弄っています…。前回の記事で書いたコルクシートですが、とりあえず匂いは落ち着きまして一件落着です。レイアウトの方も少しずつ手を加えておりまして、ターンテーブルを何とか使える様に調整をして引き込み線と接続、稼働を開始しました。時々、脱輪したり、接触が悪く止まってしまったりというハプニングもありますが…。(汗)

     

蒸機たちが扇形庫からちょこんと顔を出している姿、とても可愛らしく見えます。

 

 

 

さて、今回の本題です。

先日、うちの鉄道にもKATOのC62東海道形が入線しました。とてもカッコいいですね。では早速見ていきたいと思います。

 

 

模型について

C6216 [KATO] 配属R3.2.26

東海道形は、北海道形や山陽形に比べてスッキリとした印象があります。名古屋装備が施工されていますので原形ではありませんが、特急牽引で輝いていた若かりし頃の姿が模型化されています。KATOのHPによると、プロトタイプはS30年初頭の名古屋機関区所属の25号機の様です。外観の大まかな特徴としては、赤いナンバープレート、ランボード側面の白ライン、各所に金色の装飾、テンダーの炭庫内に重油タンクを装備、等となります。ナンバーについては、あくまでもプラ製の量産品であって特定ナンバー機でもありませんから、あまり拘らずに雰囲気を楽しむモデルと考えた方が良いかも知れません。

 

 

走りについて

いつも通り、スムースにたいへん良く走ります。音は比較的小さく、FWも良く効きます。ヘッドライトは前進時に点灯、明るさも良い感じと思います。走りに目立ったクセも見受けられません。なおパワーパックはTOMIXのN-1001-CLを使用、個体差や私の主観・好みもありますので、記載内容はあくまでも参考程度ということでお願いします。

 

 

エンジン公式側から

ドームは前後が非対称の日立・川崎形、砂まき管は3本で埋め込み式、空気作用管はハンドレールの下となっており、旧製品では塗分けが省略されていた空気作用管の配管止めは黒で表現、ハンドレールは金属製からプラ製に変更されています。また、ランボード及びキャブ底辺には白ライン、複式コンプレッサーには金帯、シリンダーの空気弁とのぞき窓には金色の色差しがなされています。

 

 

エンジン非公式側から

給水ポンプには金帯の色差しがなされています。またシリンダーには旧製品に無かったピストン尻棒が追加されています。さらに火室の所にある配管も2本に増えています。一方、火室と従台車の間には、旧製品では無かった隙間が出来ています。(これは新動力になったのですから、仕方が無いですよね)

 

 

新旧製品の並び

左:C6217(旧製品2010年ロット)、右:C6216(新製品)

パッと見はほぼ同じ様に見えるのですが…、よく見ると随所に変更が加えられています。上から、煙突の消灯機能の廃止、ヘッドライトの形状とレンズ、デフの厚みと手摺の追加、ナンバープレートの高さ、煙室ハンドルの形状、シンダー除けの形状、ランボードやシンダー受け上の網目模様の追加、連結器の右側にエアホースの追加、等…。また旧製品ではデッキ左右のステップがボディパーツと一体でしたが、新製品では他の蒸機と同じ様に軟質プラの別パーツに変更になっています。

 

 

     

左写真:手前が新製品、奥が旧製品。新製品ではドーム前の踏み板が別パーツ化されています。

右写真:テンダーの様子。炭庫内には重油タンクがあります。S29年に「つばめ」「はと」が増車されたこと

     に伴い、名古屋と宮原の所属機は重油併燃に改造され、このうち名古屋機関区所属機は重油

     タンクが炭庫内に設置されました。

 

 

テンダーのブレーキシリンダーの取付けについて

     

左写真:購入時の様子。ネットでもいろいろな方からの報告が載せられている様ですが、うちの個体も

     同様で、直ぐにつけ直しました。その後、3月3日にはKATOのHPにお詫びと丁寧な修正手順が

     公開されています。この様なきちんとした対応には好感が持てますね。

右写真:修正後の様子。

 

 

付属品類について

ナンバープレートは赤で16、25、30、36が付属しています。へッドマークは「つばめ」「はと」の2種類で、どちらも給水温め器カバー(シンダー受け)と一体になっています。

 

 

実物データ

車番  製造  ボイラー  新製年月  廃車年月  新製配置~最終配置(履歴) 

16   日立  D52127  S23.12.22  S46.11.24  下関、名古屋、梅小路、下関、広島、糸崎、小樽築港

25   川崎  D52226  S23.9.30   S43.5.23   岡山、名古屋、宮原、梅小路、下関、広島、糸崎

30   川崎  D52152  S23.11.11  S43.10.25  姫路二、宮原、小樽築港

36   川崎  D52231  S23.12.12  S41.12.1   宮原、梅小路、下関、広島二

 

このうち25号機は、宮原時代のS31.11.2にお召し先導列車を牽引したことがあります。この列車には特急つばめが指定され、お召し機に準じた美しい装飾がなされて「つばめ号」の先頭に立ちました。

 

 

終わりに…

夢にまで見た、コアレスモーターを積んだシロクニ東海形による「つばめ」「はと」の牽引が実現しました。個人的には、ナンバープレートは黒が好きなのですが、好調機の証である東海形の赤ナンバーもカッコいいですね。ヘッドマークも似合っていると思います。

 

 

参考文献

RM MODELS ARCHIVE 鉄道車輛ガイド Vol.3 C62

 

 

 

おまけ

今年の1月に発売された「はと」セットは入線を見送りましたが、マイテ582とスロ60118だけAssyで購入しておきました。ところがこのマイテ、不器用な私にとって組み立てるのは容易ではありませんでした。やっと組み上げたと思ったら、KATO京都駅店から単品の完成品が発売になるとのお知らせが…。

目が点、トホホ…。

 

 

 

では皆さまも、しっかりとコロナ対策をして御身大切になさって下さい。

本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。