GMナックルカプラー化が進行中です | 趣味のNゲージと鉄道写真

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「趣味のNゲージ鉄道模型」という名称で続けてきましたが、鉄道写真の記事を載せる機会が増えたことからブログ名を変更しました。
内容は自分への備忘記録が中心で、旧型車両の話題に偏る傾向があります。拙い内容ですが、ご覧頂ければ幸いです。

こんにちは。

 

新型コロナウイルス感染症(COVID19)が感染拡大の傾向にあります。この状況がいつまで続くのか…、一日も早い収束を願うばかりです。とにかく感染拡大を防ぐためには、私たち一人ひとりが、最新かつ正確な情報に基づいて落ち着いた行動をする、特に「手洗い」「うがい」「部屋の換気」「咳エチケット」「過労を避け体の抵抗力を高める」等、今の自分に出来る事を地道に実践していく、これが大切だと思います。まずは皆でしっかりと予防ですね。

 

 

さて、先日やっぱりと言いますか…(汗)、KATOの「やまぐち号」用35系4000番台客車が入線しました。(記事にしなくてスミマセン)これがとても素晴らしく、眺めているうちにどうしてもシゴナナとデゴイチで重連を組ませて牽引させたくなりました。でも付属の重連用カプラーに交換するのはちょっと抵抗があるのですよね。うちの鉄道ではシロクニの3号機に重連用カプラーを装着していましたが、その形状がずっと気になっていましたので…。そこで今回、重連運転に向けた整備を施してみることにしました。

 

 

【整備について】

整備の方針として、車体に加工はしないということで進めていきます。 蒸機の重連用カプラーについては以前から、多くの方々の改造記事等を拝見させていただいてきましたが、その様な中でEF81-136さんのGMナックルカプラーを使った記事がとても参考になりましたので、うちでも採用させて頂くことにしました。

 

まずは下の画像をご覧ください。

左の17号機はオリジナルのダミーカプラー、右の164号機はGMナックルカプラーに換装した姿です。

如何でしょうか、こうやってまじまじと比較しなければ換装に気がつかないレベルですよね。これで重連運転が可能になるのですから、見た目と実用性を両立していると言えましょう。しかも換装はダミーカプラーと差し替えるだけのポン付けですから、機関車本体への接着や加工は不要です。

 

用意するものはGMの8053ナックルカプラー(中・黒)、プラ板(0.3mm厚)、マーカー(黒)、接着剤、ニッパー、ピンセットくらいでOKです。(私の場合、これにハズキルーペが加わりますけど…) 詳しい取り付け方については、EF81-136さんの記事をリブログさせていただきましたので、そちらをご覧下さい。

 

ここで、うちの整備例を紹介させていただきます。

やまぐち号牽引機

左のC571はオリジナルのダミーカプラー、右のD51200はGMナックルカプラーに換装してあります。

 

     

左写真:正面サイドからの様子。

右写真:ストレート上でC57と連結した時のサイドからの様子。D51のGMナックルの方が微妙に位置が高

      い様な感じもしますが、許容範囲内でしょう。

 

     

左写真:ストレート上でC57と連結した時の斜め上から見た様子。ちゃんと連結されていますね。

右写真:カーブ上(R317)でC57と連結した時の様子。D51のGMナックルは端梁に固定されていますが、

      C57の方が首を振るのと、ナックル同志に少し遊びもあるので、カーブも問題なく通過できます。

 

 

C62ゴールデンコンビ

左のC622はオリジナルのダミーカプラー、右のC623はGMナックルカプラーに換装してあります。

 

     

左写真:正面サイドからの様子。

右写真:ストレート上で2号機と連結した時のサイドからの様子。3号機のGMナックルの方が少し位置が

      高いですが、走行中の解放はありませんでした。

 

     

左写真:ストレート上で2号機と連結した時の斜め上から見た様子。

右写真:カーブ上(R317)で2号機と連結した時の様子。やまぐち号牽引機と同様、問題はありませんでし

      た。

 

 

【試運転について】

これらの車両を用いて試運転を実施しましたので、その様子を記しておきます。試運転を行ったのは2400×700mmの単線エンドレスで、レールはTOMIX。カーブの最小半径R280、勾配なし、ポイントは4か所(うち2つはカーブポイント)で側線2本という環境です。試運転には、

① C622+C623+ニセコ客車9両

② C571+D51200+35系4000番台5両

③ D5117+D51164+チキ5500コンテナ8両+ヨ5000+D51352

を使用して、それぞれエンドレスを時計回り・反時計回りで、20周程度ずつ連続で走らせてみました。

 

試運転の結果は、①~③の各編成とも特に問題(走行中の解放、カプラーの抜け、脱線等)は見受けられず良好でした。カプラーの高さの違いについても、走行中の解放はありませんでした。

 

 

【他社カプラーとの相性(互換性)について】

うちにストックしてある各種カプラーを用いて、GMナックルカプラーとの相性をチェックしてみますと…

GMナックル + KATOナックル  〇

GMナックル + ラウンドハウス車間短縮ナックル  〇

GMナックル + シンキョーカプラー  〇

GMナックル + GMナックル  〇 (当たり前ですね…)

GMナックル + カトーカプラーN  ×

GMナックル + TNカプラー  ×

GMナックル + アーノルド  × (試すまでもありませんね…)

という結果でした。

 

シンキョーカプラーについて…

今回、試運転に用いた編成③のうちチキ5500とヨ5000はカトーカプラーNを装着しているため、後補機D51352のGMナックルと繋がりませんでしたので、ヨ5000のカプラーの片側をシンキョーカプラーに換装し、アダプター車としてみました。

     

左写真:ナックル部分が小さくて実感的ですが、シャンクが少し長いですね。でもこれ、カトーカプラーN、

      TNカプラー、GMナックルカプラーのどれとも連結出来る優れものなのです。但し、連結しにくい時

      もあります。

右写真:正面からの様子。

 

     

左写真:ストレート上でD51352と連結したときの様子。D51352はGMナックルに換装してあります。車間は

      少し広めですね。

右写真:ストレート上でD51352と連結した時の斜め上から見た様子。

 

 

【整備と試運転のまとめ】

メリットとして感じたこと

 ① 車体に加工をしないで済む(原状回復が可能である)

 ② 見た目と実用性を兼ね備えている

 ③ コスパが十分に自分の許容範囲内である(20個入り定価\1,000)

 ④ R280は通過できる

 ⑤ そして何より、重連運転やバック運転が可能になる

ディメリットかな?と思ったこと

 ① カトーカプラーNと相性が悪い。これは後補機として使用した時やバック運転時に影響が出ますが、

   連結する相手のカプラーを交換すれば問題ありません。

今回、確認出来なかったこと

 ① 勾配区間での様子

 ② R243の通過

   ⇒うちの鉄道にはどちらもありませんので今後の宿題とします。(レンタルレイアウト店に入線させた

     際に確認したいと考えています)

 

 

最後に…

KATO C571 + D51200 + 35系4000番台

今回の整備と試運転の結果は、良好でした。これから時間をかけて、少しずつGMナックルカプラー装備車を増やしていこうと思っています。なお、ご自分で試される場合は自己責任でお願い致します。

 

 

ここのところ、暗いニュースばかり聞かされ不安に苛まれますが、皆さまもしっかり予防をして御身大切になさって下さい。

本日もご覧いただき、ありがとうございました。