メンタル脳➁ | ふーちゃんのブログ

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私のブログは、離れて暮らす子どもたちと孫たちに向けて書いています。

こんばんわひらめき
 
 
 
草取り連チャンでお疲れ気味。
夫が隣りの県まで買い物に行こうというものの、
曇天に気分が盛り下がったようで中止。
午後から村の体操教室に参加して、
昔の女子たちの世間話をゲップが出るほど聞きました(笑)
 
 
 
(画像はお蕎麦屋・木楽で毎月開催されている展示会から)
今月は『奇妙なふたり展』6月30日まで。
 

 
 
 
 
メンタルを強化する方法
ベルメンタル改善のカギは「運動」
脳は身体の一部であり、独立しているわけではない。
脳が浸かっている脳脊髄液の状態は、
血圧や血糖値、血中脂質などによって変化する。
つまり、身体が健康だと脳も健康になるのである。
 
 
とくに、運動は脳脊髄液の状態を安定させる。
運動によって肺や心臓などの状態も良くなり、
そのシグナルを受け取った脳は幸せな感情を作る。
運動はうつ防止における最も重要なことの1つなのだ。
 
 
うつの原因で一般的なのは、長期にわたるストレスだ。
脳は長い時間ストレスを受け続けると、
危険な状態にあるというシグナルが出る。
すると「本体を引きこもらせて守ろう」として
「気分の落ち込み」という感情を生む。
 
 
ストレスは取り除くのが一番だが、
原因によっては難しい場合もある。
そこで勧めたいのは、運動。
運動は身体を強くするだけでなく、
ストレスから守る力を強めてくれる。
うつの身体的な原因は、
ドーパミン不足、活発すぎる扁桃体、
身体の中の炎症など様々だが、
運動はこれら全てに効果がある。
 
 
サバンナに暮らしていた祖先は、
1日に1万5000歩以上歩いていた。
私たちの身体と脳はそれに合わせて進化したため、
同じくらい身体を動かした時に
最もうまく機能するようにできている。
 
 
サバンナでは長い距離を走ることができ、
病原菌に負けないくらい身体が丈夫だと
生き延びる可能性が高まるため、ストレスを感じにくくなる。
現代人も同じで、運動をすると身体が
「ストレスに過剰に反応しなくても大丈夫だ」と学ぶのだ。
 
 
運動はどんな種類でも良く、
必ずしも心拍数が上がるものでなくても効果がある。
運動すること自体が大切なのである。
 
 
ただ、重い不安やパニック発作には、
心拍数の上がる運動のほうが良いようだ。
パニック発作は、心拍数が上がった状態を「危険」だと
脳が誤認することから起こるが、
身体を鍛えると「心拍数が上がるのは良いことだ」
と脳が学ぶのである。
 
 
運動すると食欲がわいて睡眠の質も上がり、
ポジティブな感情が生まれる。
運動には良い効果しかないのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ベルSNSはなぜメンタルを下げるのか
人類の歴史のほとんどの間、
「他の人と連帯すること」が、
危険を避けて生き延びるために不可欠なことだった。
社会的な絆を結んできた人の遺伝子が
私たちに受け継がれているため、
他の人と連帯を感じると、
脳は「幸せな気分」というごほうびをくれる。
 
 
反対に、群れから追い出されることは死を意味したため。
脳は長時間の孤独を大きな危険とみなす。
ずっと孤独でいると脳は
「何かあっても誰も助けてくれない」と受け取り、
必要以上に周りを警戒するようになる。
狩猟時代ならそれで命が助かったかもしれないが、
現代では「とげとげして嫌な人」と見られてしまう。
 
 
現代の環境は狩猟採集時代と大きく異なるが、
今も群れから追い出されないように、
脳は常に「私はこのグループにふさわしいか?」
「ここにいさせてもらう価値があるか?」
と問いかけている。
 
 
SNSでキラキラした他人の人生を見せつけられると、
自分は負け犬になった気分にさせられる。
自分はヒエラルキーの下にいると感じ、
脳はグループから追い出されるリスクが高まったように
勘違いしてしまう。
現代の私たちは、世界中の人と競っているのである。
 
 
様々な調査によると、
1日に4~5時間SNSをやっている若者は、
自分への不満が高く、
気分の落ち込みや不安を感じているという。
腹痛、不眠などの症状を訴える人も少なくない。
心を健やかに保つためには、
SNSを見る時間は1日1時間に留めておきたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
安定したメンタルを手にれるために
ベル「遺伝子がすべて」ではない
2000年以降、ゲノム解読によって
様々な病気の治療法が生み出された。
精神医学の分野でも「うつの原因となる遺伝子が1つあるはず」
と期待されたが、
そのような遺伝子は存在せず、
むしろ何百、何千という遺伝子が
うつになるリスクに寄与していることがわかった。
遺伝子から見えるのは、
生まれつき「うつに対してどのくらい弱いか強いか」
ということだけなのだ。
 
 
遺伝子を自分で選べないのと同じく、
メンタルの不調に見舞われるかどうかも
自分で決めることはできない。
しかし、自分がどのように人生を生きたいかを
選び取ることはできる。
 
 
たとえば、
運動をすることでうつを確実に防ぐことはできないが、
リスクを下げることはできる。
1日15分のジョギングか1時間の散歩をすれば、
うつになるリスクが26%下がることが明らかになっている。
 
 
うつになるリスクのある遺伝子を持ていたとしても、
運動は有効だ。
うつリスクの高い人たちを2年間追跡した結果、
運動していた人たちがうつになったケースは
ほとんどなかった。
 
 
「うつになるリスクを減らしたい」
という意志を利用して、定期的に身体を動かそう。
どんな運動も決して無駄にはならないはずだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ベル幸せを追い求めてはいけない
おとぎ話の結末のように、
今後ずっと幸せに暮らしていけると思ってはいけない。
幸せという感情は、消えるからこそ役に立つものだ。
サバンナの木の下で果物を食べて満足してしまったら、
数週間以内に飢え死にしてしまう。
 
 
幸福を定義するのは難しいが、
仮に「うつになったり強い不安を感じたりしないこと」
だとするなら、
「脳が進化したころに似た暮しをすること」がヒントになる。
実際、現代も狩猟採集をして生きている部族の生活は、
子どもの致死率が高いのに不安やうつがほとんどない。
彼らはよく身体を動かし、
仲間と連帯して暮らしているからである。
 
 
人間が生き延びて来られたのは、
他の動物よりも仲間との協力が得意だったからだ。
1930年代から今まで続いているアメリカの大規模調査では、
「幸せな人生に必要なこと」として、
ほとんどの人が「家族、友人、同僚との関係が良いこと」
を挙げていた。
幸福の重要なファクターは「他の人間」なのである。
 
 
また、時を忘れて夢中になる「フロー」「ゾーンに入る」
と呼ばれる状態は、
意味のあることを集中してやっている時に生まれる副産物だ。
 
 
幸福感は長く続かず、追っても逃げて隠れてしまう。
幸せのレシピがあるとしたら、
信頼できる人たちに囲まれて、
他者にとっても意味のあることに夢中で
打ち込むことではないだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『スマホ脳』の中で著者は、
なぜ子どもや若者がデジタルデバイスを使い過ぎると良くないか、
運動が脳に良い効果をもたらす理由などを解説してこられました。
この本の中でもメンタル改善の具体的な方法として、
身体を動かすことやSNSの利用時間を制限すること
などが紹介されています。
 
 
うつや強い不安にさいなまれている人、
毎日が憂うつで辛い人は、
ぜひこの本を読んでみてほしいです。
うつになるのは遺伝子のせいではないんです。
 
 
 
では、また明日^^
 
 
 
 
 

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