メンタル脳 | ふーちゃんのブログ

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こんばんわニコニコ

 

 

 

止めときゃいいのに、今日も草を抜きました。

生い茂った南天の木とか草木とか、

木も伐りました。

五十肩はいつの間にかすっかり治り、

「なんだお医者さんに行かなくても治るもんやねんな」

とかつぶやいてたりしてますが、

気を抜いたらドツボにハマりそうなので

いい子にしておきたいと思います照れ

 

 

 

 

 

 

 

 

アンデシュ・ハンセン&マッツ・ヴェンブラード著、久山葉子(訳)

ー2024年1月発行ー。

 

 

『スマホ脳』『ストレス脳』など世界的ベストセラー連発の精神科医の著作。

「うつ病」という言葉があるように、

うつは通常から逸脱した状態であり、

治すべきものだと一般的に思われている。

実際にうつ状態にあるときには、

「早く抜け出したい」と思うだろう。

しかし、うつや不安は病気でも欠陥でもない。

進化の過程で脳が人間を生き伸ばすために獲得した仕組みであり、

そのおかげで人間は危険な環境にも適応して生き残れたのだと・・・。

 

 

 

 

生き延びるために必要なネガティブ感情

ベルなぜ私たちはずっと幸せでいられないのか

「いつも幸せでいたい」と思っても、

私たちは日々苛立ったり落ち込んだり、

不安になったりしてしまう。

しかし、もし明るくハッピーな感情しかなければ、

人類はとっくに絶滅していただろう。

 

 

脳の最重要任務は「あなたを生かしておくこと」である。

そのために脳は感情を使ってメンタルを左右し、

行動を起こさせるのだ。

 

 

人間は歴史の99.9%の時間を狩猟採集民として生きてきた。

狩猟採集民の時代、

子どもの半数はウイルスや細菌の感染によって

10代になる前に死んでいた。

大人になってからも、病気、飢え、動物の襲撃などによって

死ぬ危険と隣り合わせだった。

 

 

私たちの脳はそのような世界で進化したため、

脳は今でも「自分たちはサバンナで狩猟採集民として暮らしている」

と思っている。

そのため、脳は「感情」という「道具」を使って

危険を遠ざけ、

私たちを安全な状態にいさせようとする。

 

 

たとえば、崖に近づいた時に「怖い」と感じ、

不安になって足がすくむのは、

脳が「引き返そう」と働きかけているからである。

引き返してほっとするのは、

「安心」という感情のごほうびだ。

 

 

感情とは、周りで起きていることへの反応ではない。

周囲の知覚情報と身体の中の情報(心拍や血糖値など)を

記憶と組み合わせて、

瞬時に理解できるように脳が「まとめ」たものなのだ。

 

 

人間の集中力には限界があり、

一度に1つのことにしか集中できない。

そのため、脳がたくさんの情報をまとめて、

私たちがすぐ行動に移せるようにしているのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル「不安」という危険スイッチ

人間の幸福感には終わりがくるようにできている。

サバンナで食料を得て生き延びることができれば、

脳がごほうびに「満足」の感情を与えてくれる。

しかしずっと満足したままでは次の行動に移れなくなり、

飢え死にしてしまう。

生き延びるためには、良い気持ちを短くした方ほうが

効果的なのだ。

 

 

 

ストレスとは身体や心の負荷に対する身体反応だ。

ストレスは現実の「危険」によって引き起こされるのに対し、

不安は「危険かもしれない」と考えた時に沸き起こる感情だ。

強い不安を感じると、

その原因がありえないようなものであったとしても、

脳はストレスシステムを起動して対処しようとする。

この「何かおかしい!」と警告するのが、

脳の扁桃体という部位である。

 

 

扁桃体は、あらゆる知覚刺激が

脳の各部位に届く前にチェックして、

危険を察知すると即座に警報を出す。

「脳の警報センター」である扁桃体は

ちょっとした危険にも警報を鳴らしてしまうため、

鳴らしたけど実際は何事もなかったということもある。

もし、強い不安を感じたりパニック発作を起こしたりした時には、

「警報機の誤操作だ」と考えると気が楽になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルうつや引きこもりは生き延びるため

うつや引きこもりになることも、

生き延びるためのメリットがある。

 

妊娠中の女性の多くは、

「人に会いたい」という気分がわかなくなる。

今よりも危険が多かった時代、

妊婦はお腹の赤ちゃんの命を守るためにも特に

感染に気をつけなければならなかった。

脳は「気分を落ち込ませる」ことで、

ほかの人から離れるように促しているのだ。

 

また、人生を左右するような難しい選択を迫られる時は、

引きこもって独りでいたくなることも多い。

これは、脳が

ゆっくり考える時間を与えてくれているのかもしれない。

 

 

ここ数年は「戦争」「コロナ禍」「気候変動」のニュースばかりで、

「自分はちっぽけな存在だ」と思ったり、

不安を感じたりした人も多いだろう。

人間は歴史のほとんどで危険と隣り合わせで生きてきたため、

脳は危険を報じるニュースすべてが

自分個人に関わっていると錯覚する。

また、今は一日中スマホからニュースが流れてくるため、

「いつもトラがうろうろしている」ように感じてしまうのだ。

 

 

つらい気持ちに乗っ取られないようにするには、

自分が好きなことや気分が良くなることをしたり、

ニュースやSNSをチェックする頻度を

抑えたりすることが大切だ。

 

 

つづく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌なことがあって精神的に落ち込んでしまう時は、

「ポジティブでいられない自分はダメ人間なのではないか」

と責めたくなります。

不安などのネガティブ感情は

人間が生き延びるために必要なものであり、

メンタルダウンするのは自然なこと。

これだけでも知っておくと、

苦しい状況にあっても少しは気が楽になると思います。

 

 

 

では、また明日^^

 

 

 

 

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