世界の今がわかる「地理」の本➁ | ふーちゃんのブログ

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こんばんわひらめき

 

 

 

 

小学校の読み聞かせの当番日。

朝8時前に出発。

行きも帰りも車が表示する外気温はマイナス5℃ガーン

子どもたちの笑い声に元気をもらってポッカポカルンルン

午後からDさん、Eさん、Fさんの支援日。

夕方から積雪があるかも?とドキドキしながら出かけました。

16時に帰宅しましたら1℃えーん

今日は温泉入れませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のつづきです。

 

 

 

 

アジアの国々

ベルイスラエル国ーー戦禍が絶えない3大宗教の聖地

国際社会ではほとんど認められていないにもかかわらず、

イスラエルはエルサレムが首都だと主張している。

それはユダヤ人にとって歴史的に意義のある都市だからだ。

紀元前2世紀ごろには

エルサレムがユダヤ教徒の巡礼地となったが、

ローマ帝国に抵抗したユダヤ人たちは世界中に離散してしまった。

だからこそ、この地での祖国復興は悲願だった。

 

 

第一次世界大戦中、欧米で富豪となったユダヤ人(企業)の

援助を受けていたイギリスは、

1917年から支配および委任統治していた

パレスチナへのイスラエルの建国を推進した。

 

 

一方でイギリスは、アラブ人にもパレスチナの独立を約束していた。

その結果、パレスチナの地はユダヤ国家、アラブ国家、

国連管理下の国際都市エルサレムに分割され、

これがイスラエルと周辺のアラブ諸国との対立の火種になり、

1948年から1973年にかけて、4度の中東戦争が起きた。

 

 

第一次中東戦争でエルサレムは東西に分かれ、

西エルサレムがイスラエル、

東エルサレムがヨルダンとなったが、

イスラエルは1950年にエルサレムが首都であると宣言し、

1967年の第三次中東戦争を経て東エルサレムをも

実効支配している。

 

 

こうした建国の経緯やアラブ諸国との対立から、

イスラエルの国家財政に対する軍備の割合はきわめて大きい。

産業としては、ダイヤモンドの加工などで外貨を得ているものの、

それよりも外国に住むユダヤ人たちからの収入や、

ユダヤ人が財政などの実権を握るアメリカの援助の影響が大きい。

 

 

 

 

アフリカの国々

ベルアフリカの現在地点

アフリカの人口は急増しており、

2100年には約43億人に達するとみられる。

一方で、その人口分布は極めて偏っており、

とりわけ「サヘル」と呼ばれるサハラ砂漠の南縁エリアで

人口爆発が起きている。

 

 

サヘル諸国を中心に人口が増大しているのは、

「出生率が高いままで死亡率が低下した」からだ。

これにともない生活水準も向上しており、

サハラ砂漠以南の経済成長率は

2003年から2012年までの10年間で、

年平均5.8%を記録している。

 

 

人口急増が経済成長につながるのは、

石油などのエネルギー資源や、

銅などの鉱産資源が豊富に存在しているからだ。

ただ、鉱産資源が生む権益が開発に携わる外国企業のものになり、

汚職も横行していることから、

国内での経済格差はむしろ広がっている。

 

 

大陸全体で紛争も絶えない。

アフリカ大陸に引かれた国境線の44%は直線だ。

これはヨーロッパの国々が

かつて植民地支配していたことと関係している。

 

 

その境界は民族分布とは無関係であり、

民族間のパワーバランスに問題が生じてしまったのである。

そこに鉱産資源の利権が絡んだり、

東西陣営が介入したりすることで、

事態がさらに悪化する構図となっている。

 

 

 

 

ベルエジプト、ナイジェリアーーNEXT11に選ばれる実力

アフリカ諸国には、

BRICSに続く新興国のグループ「NEXT11」に入る国が2つある。

エジプトとナイジェリアだ。

 

 

エジプトには古代エジプト文明の遺跡が多く残り、

首都カイロはアフリカ屈指の大都市だ。

こうした繁栄をもたらしているのが、

世界で最も長い河川であるナイル川である。

ナイル川の増水を巧みに利用した肥沃な土壌によって、

小麦や綿花などの広大な畑作地帯が支えられてきたのだ。

 

 

一方でこのナイル川は、砂漠を貫流する「外来河川」であり、

水の蒸発が激しいため、水量があまり多くないという問題がある。

エジプトでは人口の96%がナイル川流域に居住しており、

生活や農業、工業用としてその水を必要としている。

このことから、限られた水質資源をめぐって、

近年のエジプトは上流に位置する各国と争っている。

 

 

流域にある11ヵ国のうち10ヵ国は、

「ナイル流域イニシアティブ」を組成し、

どうやって水資源を利用するかを話し合っているが、

既得権益を維持したいエジプトなど下流に位置する国と、

水の利用を拡大したいエチオピアなど上流にある国々は

対立しており、交渉はまとまっていない。

 

 

もう一つのNEXT11であるナイジェリアは、

「アフリカの巨人」と呼ばれ、GDPもアフリカ最多だ。

国土が広いだけでなく地の利もあり、

ニジェール川に沿ってオアシス都市が並んで、

砂漠の交易ルートとなってきた。

 

 

旧首都の大都市ラゴスは経済の中心であり

国際的な機能も担っているが、

人口集中によって湾岸地区には巨大な水上スラムも見られる。

 

 

ナイジェリア経済は着実に成長しているが、

キャッサバやヤムイモ、カカオ豆、コーヒー豆などの

一次産品になお依存しているところもある。

 

 

鉱業では、原油と液化天然ガスという燃料生産で

輸出額の8割を超える。

一方で、サービス産業も盛り上がりを見せており、

年間2000本制作されるほど活況である映画業界は

「ノリウッド」と呼ばれ、

他国への販路も拡大していっている。

その背景には、

どの民族も優越させないように公用語を英語にしたこともある。

 

 

 

 

つづく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地理に至極疎いわたしは学ぶことの多い内容でした。

それぞれの国の発展に、しばしば日本の関わりがあったこと。

ガーナは、カカオ豆と乗用車を中心とした

貿易関係を築いているだけでなく、

黄熱病の研究で野口英世が滞在していたという歴史もあること。

 

ラテンアメリカは日本人の有数の移住先であり、

日系人の大きなコミュニティがあるということ。

これまで知らなかった国もグッと身近に感じることができました。

 

 

 

では、また明日^^

 

 

 

 

 

 

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