今年最後のお題です

今年の一文字「戦」です

この写真をみて作品お考え下さい
ジャンル問いませんので
(俳句、短歌、ポエム、手紙、
エッセイ短編小説など)
ジャンルをお書きいただき
コメントにて作品をお願いします
との事でした

では作品発表です
【短歌】
戦いし
青きサムライ
異国の地
心ひとつに
届けエールよ

※ワールドカップで戦った、日本代表選手達を 応援した時の気持ちを、詠んでみました。
(*^▽^*) {感動を、ありがとう❣️

作♪ショコラ♪さん

(川柳)
芭蕉さんの「梅が香に昔の一字あはれ也」をお借りして

世の中に戦の一字あわれ也

作タケノバンブーさん

(俳句)

12月の恒例行事、「今年の漢字」発表で一句
・清水の 漢字一文字 空冴ゆる

「戦」の選出理由、ロシアとウクライナ戦争で一句
早く、無謀な戦争は止めていただきたいですね…
・おろしゃ国 無謀な進軍 胸痛む
・おろしゃ国 真冬の進軍 胸痛む
・冬ロシア 無謀な進軍 胸痛む

こちらは、日本の誇る「戦う戦士」で一句
⚽サッカーW杯は夜中時間の試合ばかりでした
・冬銀河 蹴球戦士の 気高さよ

作やっくんさん


(俳句)
人生の戦いはまだまだつづいています
今年終わりのお題は「戦」

今日まで命をいただき 三人の息子と二人の娘に恵まれました

子だくさん
育ててみれば
笑顔なり

作藤ヶ谷智栄美さん


軍需工場の町

ひ ばり

サイレンが町の秩序を構成し
人々は防空壕の暗闇に突進する
空罐の上のろうそくのゆらめき
その中では赤子さえ遠慮がちに泣いた
壕を出ると まばゆい日射しの彼方で
ひばりが鳴いていた

     つくしんぼ

爆弾の破片で
犬の内臓が二つに切断されるのを見た日
戦争は確かに子供たちの目の前にあった
つくしんぼの上に飛び散った腹わたを見まいと
トロッコの車台の下にうずくまって
とびさるB29を みんなでかぞえていた

    すかんぽ

毎日がひどくぎくしゃくと過ぎ
学校では目と耳と鼻と口とを一度に塞ぐ練習ばかりした
四角い箱で焼くパンはいつも同じ味ばかり
子どもたちはすんだ空の下で兎のような前歯に
ほんのりすっぱいスカンポの茎をくわえてかんでいた

       

壕の入り口に咲いたつつじを
口に含んで甘い汁を吸った
ツツジは星の形をしていた
だが 子供たちの夢に見る星は
青や桃色に空を彩る焼夷弾ばかりだった

     

ラジオがひび割れた声を張り上げていたあの日
熱病のようにおとなたちをとらえていた戦争が終わった
犬の死体のあった草叢は杉菜がボウボウ青かった
トロッコの線路がまっすぐに土手を切り裂いて輝き
工場の周りでは蝉が降るように鳴いていた

     (詩「軍需工場の町」から)

戦後の短歌 忘れえぬ光景

乳足りず会はずに逝きし壺の子の前を動かぬ帰還せし叔父
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作ageの日記さん

(俳句)

ウクライナ戦い進む道凍る
松明かしこの世の平和祈るかな
ゐなくなるすれちがいあふ残る虫

作雅子さん

(ポエム)

わたしは
わたし自身と戦うのです
それも波
ひとつの、波
病いの起こす波との
戦い
感情との戦い
誰もがいだく感情の荒波に
打ち克つ為の戦い
日常を
穏やかに過ごす為に
戦うのです

波に落ちぬように
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作あさこさん

(俳句)

帰り花戦士の母の願いなり

戦へと意図せず進む冬木立

作fasutonneさん


ジャンル 川柳 

来年(2023年)の 今年の漢字 和む字を

作タイドさん


(俳句)

SFで未来の戦争の話がありますが人類は滅亡するまで戦い続けていくのでしょう

戦いは
カルマの中に
しぐれゆく

愚かなる
戦いは続く
冬の国

作雨ニモ風ニモガンニモ負ズさん


(短歌)

「戦・戦場」 五首

雨に血を洗われ数多戦場の
石ぬれそぼつ南の島に

戦場の石のひとつを戦友の
胸に抱かせてその死を悼む

数々の野に晒された屍体ども
土の下にて安らかなれや

晴れもせず冷え冷えとして戦場の
死者の眠りに雨おと静か

さぞかしと痛み苦しみ握りしむ
石のひとつに兵士の遺恨
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作野乃みちをさん


「戦」

自問自答して

悩む

諦める

もう一度挑戦する

何度でも立ち上がるんだ

敵は他の誰かではなく

自分自身だ

生きるとは自分を律し

己と戦い続けることだ

作Mizukiさん

(俳句)

寒さ増し
眠気と戦い
牛舎へと

作nyagoさん

(短編小説)
題名 治験 
国王 アルベルト
大佐 オーサー

この美しい平和の国は今にも隣国との
再三の席で不合理に終り残るは
武力行使のみの選択しか残っていな
かった
国王アルベルトはオーサー大佐を
呼び嘆くように話した
「オーサー大佐、隣国との戦いは
避けられない事なのか?」
「はい、このままでは我々の国は
隣国から自由にはなれないのです」
「しかし、国民に今以上の苦しみを
強いるのは正義と言えるのか?」
「正義とは流血を伴う事も仕方の
ない選択肢なのです」
オーサー大佐は国王アルベルトの
決断を促した
明日の最後の話し合いが決裂に
終わったまだ治験段階だが
例のものをつかうしかないと大佐に
命じた
「国王、あれはまだ治験段階です
ご覧下さい、あの薬を飲んだら
皆このように心に深い傷を受けます」
「しかし、それしかもう食い止め
られないなら止む終えない」
とオーサー大佐に告げた
「隣国の大統領達に飲ませたら
同じものを余も口にする、もし同じ
治験を受けた者達のように余が
なったら国は崩壊しかねない、
その後は幼き王子を支え国を守って
ほしい
その薬を飲んだ後の副作用を改善する
薬を作り病んだ心を正常にしてこそ
薬の本当の完成といえよう亅
とアーサー大佐に言った 
「相手の大統領に飲ますなら余も
飲まないと公平ではないからな」
翌日隣国の大統領や側近達と最後の
協議はやはり平行線におわり心を
沈める為にハーブティーを出され
国王達がそれを口にした
口にした瞬間皆は深い眠りについた
その中でみた光景それは戦火に
逃げ惑う人々、空襲、原爆投下
ベトナム戦争、湾岸戦争などの
国民達の泣き叫ぶ声、兵士たちの
涙だった
長い眠りから目が覚めた時
国王達は皆悲嘆にくれ涙が頬を
伝っていた
夢の中で「戦争」を見てきたのだ
一同話し合いは打ち切りになった
皆嘆き悲しみ戦争はしてはならない
事を自ら悟ったのだ
それを見た者は心に深い傷をうけ
生きていながら涙する毎日をおくる
しかし国王達はその誤った選択を
自らが心に傷を負うことなったが
結果国民達が犠牲になるという
最悪の道を救う事になった
これは神が与えた裁きなのだ
この治験段階の薬は戦争体験者の
記憶をAIに覚えさせカプセルに
詰め込む事でそれを飲んだ者は
戦争を目の当たりに夢で見ることに
なる、ただそのあまりに悲惨な
現状をみる事によりその薬を
飲んだ者は心に深い傷を追い涙する
日々を送る事になる
あのハーブティーにその薬を入れて
飲ませた事で戦争を夢でみさせ戦争を
垣間見た事により戦争をしては
いけない事を誰もが悟る事になる
しかしその副作用の為に心に傷を負い
つらく悲しい日々をおくる
その副作用を改善する薬は今もなお
開発段階で作られておらず国王達
口にした者はつらい日々を送っている
花に水を手向けていても涙が自然と
止まらないのだ
「余はなぜつらいのか?悲しい
何を見ても悲しい」
と国王は嘆きつづけた
「アルベルト国王様のその涙で多くの
命が救われたのです、偉大な国王さま
です我ら一同誇りに思います」
とアーサー大佐は心からひれ伏すので
あった
[完]
※この物語はフィクションであり
実在の人物・団体とは一切関係ありません

(俳句)

戦ひは
年越しせずに
祈りたひ
作こマメ

ご参加ありがとうございました

次回も宜しくお願いしますm(_ _)m


※作品作って掲載されていないとか誤字間違い等

あればコメントにて遠慮なくお申し出ください

訂正させていただきます

ご自分の作品に解説希望等の方

付け加えさせていただきますので

コメントにてお申出下さい

また作品掲載中でも作られた方も

コメントにてお願いします

今回も皆さんの秀作出揃いました

前向きコメントでお願いします

次のお題作品が楽しくできるので

宜しくお願いしますm(_ _)m

今回は沢山の作品がありもし

あれ?載ってないよという作品

あればコメントにてお申し出下さい

また一人1ジャンル5作品迄で

宜しくお願いします

例俳句5句短歌5句などでお願いします