『カシスウー論』 ~池袋の創作ダイニング『梟(ふくろう)』編~


 こんにちは イイダテツヤです。 
 第48回『カシスウー論』は、池袋にある創作ダイニング『梟(ふくろう)』編です。
 
--------------------------------------------------------------------------

 『梟』の場所を正確に表現するのはむずかしいんだけれど、
 池袋マルイ裏の居酒屋ゾーンみたいなところにあると言えば、
 多くの人が「ああ、あの辺ね」と思ってくれるのではないだろうか。

 つまるところ、あの辺です。
 あの居酒屋ゾーンのなかでも、立教よりと言うよりは、
 東京芸術劇場よりの、どっかのビルの4階に創作ダイニング『梟』はあるので、
 気になる人はウロウロしてみてください。

 歩いているうちに運良く『梟』が見つかるかもしれないし、
 「別に、ここでもいいんじゃない」と思えるような素敵な店が見つかるかもしれない。
 それはそれでさらなる幸運というものだ。

 もし「梟を探していたら、こんな店を見つけちゃいました」という人がいたら、ぜひご連絡ください。
 ノベルティグッズを差し上げたりはしませんが、しばらくしたらこのメルマガで紹介させてもらいます。


 『梟』は、いわゆる普通の和食ダイニングだが、
 土曜の夜で客がたくさんいたせいか、あるいは店員が新人だったせいか、
 私が訪れた日は、なんとなく全体的にあたふたしていたような気がする。

 全室個室で、もともとは落ち着いた雰囲気がウリの店らしいが、
 その日に限っては(あるいは、私たちの席においては)、最初から最後までけっこうバタバタした感じだった。
 まあでも、言ってしまえば居酒屋ですから、別にバタバタしていてもいいんですけど・・・・・


 さて、『梟』では、やっぱりオリンピックの話題でかなり盛り上がってしまった。

 ちょうど男子のフィギュアスケートが終わったばかりの頃で、
 「四回転を飛ばずに金メダルでいいのか!」
 「なんで、靴ひもが切れるなんて、バカみたいなことが起こるんだ!」というありきたりな話から、
 「女子フィギュアの鈴木明子は、なぜあんなにもニコちゃん大王なのか!」
 というどうでもいい話題にまで及び、盛り上がった。

 ニコちゃん大王に関しては、持って生まれたポテンシャルの問題があるので、いかんともしがたいが、
 ミキティについては、歳を取るほどにかわいくなくなっているのがどうにも気になる。

 鈴木杏ちゃん的成長過程を辿っているのだろうが、若い(というか幼い)頃にチヤホヤされただけに、
 言いようのない、切なさというか、厳しさというか、やりきれなさが残る。

 まあ、別にどうでもいいことなんだけどさ・・・


 それにしても、冬期オリンピックの種目には、
 「もともとある競技を、ちょっとアレンジして新種目にしました」みたいななものが異常に多い。

 スキージャンプのラージヒルとノーマルヒルだって、
 「せっかくだから、大きさの違うジャンプ台でやってみましょう」という程度の違いしか感じないし、
 そのジャンプとクロスカントリーをセットにして最終的な勝敗を決めるノルディック複合にいたっては、
 「これ、ホントに必要なのか・・・・」とつい思ってしまう。

 「オレは、ジャンプもそこそこ飛ぶうえに、クロスカントリーもまあまあ早いんだぜ!」と自慢されても、
 「ああ、そうなんだ・・・へぇ・・・なるほどね・・・」と、なんだか微妙な気持ちになってしまう。
 そりゃきっとスゴイことなんだろうけど、「どれも、これも、まあまあスゲエんだぜ!」って言われてもねぇ・・・・

 さらに、ソリ系の競技に関しても、
 みんなで乗ったらボブスレー、一人で乗るならリュージュ、うつぶせで滑る人ならスケルトンと、
 とにかくやりたい放題だ。

 ちょっと生意気だけど、勇気があって、けっこう無謀なガキ大将あたりが、
 「おまえらが仰向けで滑るなら、オレはうつぶせで、頭から滑ってやるよ」と言ってやってみたら、
 スケルトンという種目になってしまったという感じだ。

 そんなんで、オリンピックの新種目にしてエエんかいっ! という気持ちは拭いきれない。

 そのうちに、「私はダンボールだってけっこう速く滑れるわよ!」とか、「オレなんか裸だぜ」とか、
 「30人31脚みたいに、クラスみんなでソリに乗ろう!」とか、
 「TBSの感謝祭からヒントを得て、滑る土俵で相撲やっちゃう?」みたいな話になりかねない。

 スケートについても、かなり自由に展開している。
 「トラックを小さくしたらおもろくねぇ?」なんて言いながらショートトラックが誕生して、
 コーナーで氷に手をつくもんだから、指先にプラスチックが付いてる「ゴム付き軍手」みたいなのをはめながら、
 みんながぐるぐる回るはめになってしまった。

 日本チームがメダルを取ったパシュートについても
 「自転車のロードレースみたいに味方同士で一列に並んで、空気抵抗を抑えながら滑ったら楽なんじゃない!」
 と誰かが言い出したのが始まりみたいなもんだ。
 (ホントのところは知らないけど・・・)

 そのうち、エグザイルの「Choo Choo TRAIN」みたいに、みんなが順番に顔を出すダンスをやって、
 芸術点を競い合うようになればいいんだ。

 すると、放送席の解説者も「先頭を滑っている○○選手は、フィギュア出身だけあって芸術性が高いですね」
 なんてコメントし始めるだろう。


 そして、誰もが「これで、いいのか・・・」と疑問を感じているのが、言わずと知れたバイアスロンだ。
 クロスカントリーの途中で、射撃をやって、その命中率とタイムの合計で争うという種目だ。
 簡単に言えば、雪山のなかでクマを追いかける「マタギ選手権」をオリンピックでやっているということだ。

 バーン、バーンとライフルを撃ったら、
 すっとライフルを背中に担ぎ直し、再びスキーで走り始めるという、なんとも不思議な競技なのだ。
 格好こそカラフルなウェアだからいいようなものの、
 濃紺の薄汚れたブルゾンに、腰みのなんか付けていたら完全にマタギだ。


 とにかく、冬期オリンピックでは、選手の活躍を見るという楽しみのほかに、
 競技そのものが持っている、なんとも言えない滑稽さも一緒に堪能してもらいたい。
 
 スケートのショートトラックとか、スノーボードクロスなどは、
 4、5人でごちゃごちゃと滑り、転びまくる感じは、見ているだけでもかなり楽しい。

 カーリングではストーンを投げた人が、ものすごい低い姿勢のまま、
 「ヤップ!」(掃け!)とか、「ハリー!!」(力一杯、掃け!)などと、
 びっくりするくらいのハイテンションで叫んでいる。
 その姿を見ているだけで、じわじわとおもしろくなってくること間違いなしだ。

 といっても、次のオリンピックは四年も先の話なので、この話を覚えていたらぜひとも注目してみてください。


 それにしても「ソチ」ってどこだ。そんな地名、聞いたことないよね。