・・・ワシ 実は困っている。
ここ 納屋の2階。
ハシゴ🪜を使って
ひょいひょい登ってきたんだが
降りようと思ったら あれ?
なぜかな 降り方がわからない・・
前は普通に
前足と後ろ足を適当に使って降りてたんだ
それなのに どうしてかな
今日は降り方がわからない。
・・ていうか怖い🙀
母ちゃんが心配してハシゴの下から
呼んでくれる。
最初 ワシがウソ泣きしとると思ったらしい。
母ちゃんそのままどっか行っちゃった。
放置されて 悲しくて
どうしていいかわからんから
ギャン泣きしてやった。
慌てて帰ってきた母ちゃん
ハシゴに登って来て
降り方の見本を見せてくれたり
(手と足の構造が違うから無理)
抱っこして降りようとしてくれたり
(ワシが暴れるから無理)
板や敷物を使って
滑らない道を作ってくれたり
(それでも怖いから無理)
最後に母ちゃんが思いついた💡のが
このキャリーバッグ。
思わず飛び込んだら 母ちゃんがしっかり抱えてハシゴを降りたよ
そんで無事に着陸‼️
心配してくれてた弟が出迎えてくれた
病院に行く時に 無理やり入れられる
キャリーバッグ🧳
ワシはこのバッグがもともと大嫌いだった。
でもこのバッグに入ったら
ウチに帰れるってことも知ってたから
迷わず入ったよ。
母ちゃんはしみじみとこう言った
「アンタも年をとったってことよね」
それから余計なことも言うとったな
「アンタの オデコのその傷
誰かに似てると思ったら
旗本退屈男じゃん 」
誰?それ 何する人?