マイクロバスに乗ること約5分
トロッコの駅の近くに立つ「台南大飯店」ついた。
外観は暗くてよくわからなかったが、ちょっとした大きめの病院のようだった。
今回阿里山での宿泊は4人部屋ということでうんざりしていたのだけれど、
部屋に入ってみるとなんとそこは、2階建ての部屋だった。
一階部分に風呂に便所にテレビにベットx2、机。
2階部分にはベットx2という造りだったのだ。
なんとも変に金がかかりそうな部屋だった。
まあ4人も元気な男子高校生が集まればやることはただひとつ。
枕投げである。
正確に言えば枕の投げ下ろしであるが笑
2階部分からものすごい勢いで投げ下ろされる枕(2個)
それに加え一階に寝ている友人(必殺毒見人・もつくん)の口に向かって投げられるお菓子の数々。
行程中ほとんどが2人部屋の僕等にはとても楽しい部屋であった。
そうこうしているうちに飯の時間だ。
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白い何かがかかっている=一日目のタケノコか・・・
みんながそう落胆していたが、なんとイカだった。
うまし。
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たくあんみたいな食感のものと、肉の炒め物?だったと思う。
味は覚えていないので普通に食えるものだったはず。
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「卵炒飯キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」
やっぱりみんな知っているものには弱い。
台湾のご飯物は大人数で食っているせいかもしれないけれど、
こんなでっかい器に入れらてくる。
だいたい白ご飯だとおかわり可。
この炒飯も二杯目が欲しかったのでおかわりを頼むと、少し冷めた炒飯が出てきた。
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言うまでもなく辛い。
カラすぎる。
タケノコか、アスパラガスのようなものを韓国的な辛さで味付けしたもの。
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お肉の炒め物。
喉が乾きそうな味付けだった。
うまかった。
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〆には「おお!あんまん?!」とかおもったけど普通の肉まん。
それでもうまい。
ほかほかの蒸したてでうまかった。
ここ阿里山大飯店での料理は基本的にあったかくてなんとも旨いものだった。
どこのレストランでもさすがに120人も一気に行くわけだから、多少の作りおきを利用するため、少し冷えた料理ばかりだったが、ここの料理はそうでなくどれも温かいものだった。
というよりも1日目からだんだん飯がうまくなってきた。
それか、僕らの舌が台湾の飯に順応してきていた。
たいていこの修学旅行の流れはホテルに着く→飯食う→風呂はいる→寝るという感じなのだが今日は違う。
今日は、この夜は、天体観測があるのだァッ!
素晴らしくありがたい。もう何といっていいのかわからないぐらい感謝したい。
こんな馬鹿みたいに高い山の上から星を見るなんて生まれて初めてだしものすごくわくわくしてこのために双眼鏡と、三脚とカメラのレリーズを持ってきていた。
いよいよ観測の時間だ。
この観測は住吉高校総合科学科120人を60人ずつの2グループ分けし、星を観測する。
僕は2グループ目で星空を解説する役目に任命され意気揚々と
iPadのSTARMAPHDで星空を予習していた。
がそんな予習全く役にたたず。
雲はちらほらあるが、それでもその隙間から溢れんばかりの星星がまたたいていた。
もうこうなるとどれが何かわからない。
冬の大三角のベガが明るすぎて木星と間違えたし、オリオン座を見つけて、牡牛座のアルデバラン、昴ことプレアデス星団の解説をしようと目論んでいたのに時間が速すぎてオリオン出てないから何が何だかわからないしとかもうとにかくハチャメチャだったwww
しかし興奮した。一人興奮していたwww
そんな興奮のなかとりあえず適当にシャッターを切って写ったのがこの一枚。
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ものすごく偶然にも天の川がセンターに入り最高の一枚となった。
そして後々から気がついたのだけれど、中央やや上辺りに、ぼやっと光るものを見つけた。
そう、AndromedaGalaxy・アンドロメダ銀河さんが写っていたのだ!
気がついた時にはもうなんとも言えない感動が身を包んだ。
この写真をFacebookに掲載したところ、きみっしょんでお世話になったリーダーさんからもお褒めの言葉おいただきさらに感動が増した。
いやあ。良かった。もっと見ていたい。そう思っていたが、観測は約30分。
こんなに興奮したおした30分は生きてて初だっただろう。
もっと見ていたかったので、たまたま居た、台湾好きの担任の先生に「まだ見ててもいいですか?!」って聞いたら「凍死しても責任取れへんからな(ニッコリ」っといってくれた。
泣きそうだった。いや、いい意味で(笑)
でもとりあえずスケジュール上、観測の時間は終わっているし、一旦引き上げて、
校長の判断も得てから観測しなおしなさいという事だった。
それならまかせろこの俺が交渉にと意気込み、ロビーで校長ご自慢の校長ブログを更新しようとしている校長を発見。(なんかややこしいな)
俺「あ、校長先生。インターネットつながりました?」
校「いや、まだ。とりあえず今、写真を取り込んでる」
導入は完璧だ。(?)
それに僕は以前この校長に天体のことで太鼓判を押されている。
「これはイケる、余裕だ。」そんな風に考えていた。
そしていよいよ本題にはいる。
俺「でその、校長先生。出来れば僕、このあとも星空を観測していたいんですがしてもいいですかね?」
校長「(顔をPCからこちらに向けて)アカン。何をいうとるんや君は。今回は実験合宿(住高の行事で、3日間泊まりこみでひたすら様々な実験をする)やないんや。目的が違う。それに明日もあるんやぞ。」
予想外の返答でもう俺の予想していたgoodendは跡形もなく消え、次に何を言っていいかわからなくなった。
だがしかしbut、実物(写真)を見てくれば写真好きの校長も許してくれるかもしれない。
混乱の中この答えを導いた僕は少し成長したと思う。
俺「で、でも、こんなに見えてるんですよ?!(小声)」
送信者 taiwan2 |
校「そんなん関係ない。ダメです、許可しません」
その場に居た先生たち(今回引率してくれた先生全員居た)が苦笑いというか心の声が聞こえるようだった。
チキンな僕は一言「すみません」と言って引き下がってしまった。
今思うとあの場で床に額をこすりつけて土下座すればよかったと思う(それぐらいはあの時の興奮を持って生まれたテンションではいけた)
本当に後悔というやつはこういうものなんだろうなと半賢者モードの俺は悟った。
と同時に友達数十人と協力してもらって校長ブログをスパム報告してやろうかと思った。
だがそこに居た担任の先生等、大体の人たちは僕が寝ないでこっそりベランダから星をみることを黙認してくれた。
それぐらいが今までがんばった分の見返りなのかなと思った。
それに僕を慰めるかのように一面の雲が空をおおった。
僕も諦めて12:00から三時間だけ寝ることにした。
というわけで2日目編はこれで終了です。
gdgdな文章にも関わらず、たくさんの(・∀・)イイネ!!等ありがとうございます。
まさかこのブログの文字数制限を突破する分量を書いていたとはしらず(笑)
このように分割することになりましたが一日を朝昼夜という感じでこれからも分割して書いていこうと思います。
ではでは、3日目編でお会いしましょう。
あ、あと適当な動画作ってみました。