どう抵抗しても為すすべなく萌えキャラになるヤクザ/西【龍三と七人の子分たち】 | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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(iPadの電池が切れたので絵は後で描き直します)

はーーー、かわいい。

安田顕はかわいいですね。もう、オラつけばオラつくほどかわいくなっちゃいますね。

という訳で今回取り上げるのは「龍三と七人の子分たち」悪役の安田顕もとい西です。

西さんは下の名前がわからないので西としか書きようがないのですが、

あんなに頑張っているのに下の名前の設定がないのがマジで可愛くない?

もう安田顕が何やっても安田顕なら可愛いんだよなぁ。

安田顕がキャスティングされた時点でその悪役は可愛いカテゴリです。おめでとう。

 

 

本作は「引退したヤクザと新興の半グレ系が戦う」という展開が大筋です。

「旧体制のヤクザと決まった組織に属さない半グレ系は敵対する」というのは

ヤクザ漫画を読んでいる人間にとっては1億回繰り返し見てきた展開なのですが

今作品では半グレ系が従来のヤクザコンテンツにありがちな20代とかではなく

トップが安田顕なのでもうこっちとしてはハムスター同士の戦いを見るようというか

可愛いのが可愛いのと戦っても…ただ可愛いだけでは?という可愛い戦争です。

 

という訳で、安田顕はこの面倒臭いおじいちゃん達に突っつき回される

可哀想なおっさんです。しかもメガネで、痩せてて、表向き会社の社長です。

いわゆる「秩序が守られていないのは嫌なんだよね」「ジジイは黙っててくれよ」系で

ヤンチャさを残しながらもしっかり社会人として頑張らなきゃいけなくて

スーツを着慣れてしまっているところに何とも抗いがたいキュートが発生していますね。

 

 

こういう語り方をするとまるで西さんがアワアワ系何もできないおっさんみたいですが

実際はちゃんと組織を作っていますし、おじいちゃん対応も嫌な顔しながらやってるし

本当に龍三たちさえいなければ上手く世の中を渡っていただろうし

数年後にはアウトレイジに出られていただろうな…という運の悪い人なのです。

 

ていうかこの作品が公開された2015年の1年前に安田顕はアオイホノオに出て

40代にも関わらず10代後半か20代の庵野秀明を演じた上に

全裸にタオルだけの姿で銭湯ウルトラマンごっことかしてるから

もうどうしたって西さんが格好良い系半グレ親分に見えるかといったら無理なんですよね。

この親分も、銭湯に行ったらウルトラマンごっこか…って思っちゃうもんね。

それともやっぱり刺青とかしちゃってて銭湯入れないのかな(それも可愛い)。

 

 

西さんはこの作品において、正直ものすごく迷惑を被った人というだけであって

最後にそれなりの目にはあっていますが、出所したら爺さん達より未来はありそうです。

結局爺さん達の「若い奴がムカつく」のダシに使われたのが西さんであり

信頼関係がガタガタになったとか、何か絶対的な弱みを握られたということもなく

一時的にひどい目にあっただけなのです。はあ…可哀想。最高…。

 

多分彼は出所後、何とか自分の体制を立て直し

キャバクラあたりで爺さんどもと戦った武勇伝を我が物顔で語るのでしょう。

そして将来的には龍三の二の舞みたいな爺さんになるのかもしれない…

いつか彼は気づくのでしょうか。自分がかつてそんな爺さんを煙たがったことを。

…という、西さんの一生が私はものすごく見たい。罪と罰みたいなやつ。

 

西さんはとにかくこの作品の大事な萌えキャラの1人なのですが、

次回はもう1人の萌えキャラについてお話しします。どうぞお楽しみに。。



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