愛され系ヤクザ/渡瀬大志(61歳)【ドンケツ】 | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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さあ今日もドンケツですよ。
っていうかドンケツ別に読んでなくても良いんだよ。おっさんを愛する心があれば。
どうせこの世の殆どのおっさんは、我々の預かり知らぬプロフィールなんだから
彼ら全体をただ現象として愛すれば良いんだよ。
という訳で、今回も『ドンケツ』読者と未読者に対してのおっさんプレゼンです。


実際ドンケツは、ヤクザものということで若手よりおっさんが出てくる作品ですが
全員血の気が多くてロケットランチャー撃ったり銃を乱射したり
あとは殴ったり鼻を噛みちぎったり足を折ったりしてるので
ほとんどマインドとしては若者ばかり出て来ます。

そんなおっさん天国のように見えて意外とおっさんマインド不足なこの漫画で
我々(おっさん好き諸氏)のために用意されたようなおっさんオアシスがあります。
それが「組長軍団」です!!!!!!!これ大事なところ!!!!!!!!


組長、その他執行部の人達というのは荒くれ者のヤクザをまとめる人達で
腕力だけでなく頭を働かせて組の売上を上げたり問題児をまとめたり
基本的に胃を痛めているか眉間にしわを寄せているという人種に属しています。
前回取り上げた村松も若干44歳にしてやり手の組長という役どころですが
基本的に他の組長たちは50代から60代といった風態です。

そして今回取り上げるのはこの漫画で一番腹を痛めている組長、渡瀬大志さん。
最初にご紹介した歩く凶器のロケマサとか、同期のもっと手に負えない組員達を
何とかなだめたりすかしたり殴ったり怒鳴ったり諦めたりしてまとめています。
 本編では「ロケマサの色々をもう諦めかけているおっちゃん」扱いですが
外伝などを読むと、若い頃はスラッと格好良く貫禄のある親分だったことがわかります。

それがね…もうあなた、60ですよ。素晴らしい熟年じゃないですか。
もう腹も出てますし、顔も丸いし、目の下のクマさえなければどっかの部長って感じ。
今だって現役組長なんで、それなりに睨みも効かせられるし格好良いのに
この漫画では過半数のシーンで「部下のお痛に悩む上司」の顔してます。
良い……良いですね…これこそが愛され系ヤクザ。守って上げたいその腹痛。


もちろんこの渡瀬組長も、物語が佳境に近づくに連れてかなり重要な役を担います。
いつまでも腹痛めてる訳にいかないのですが、この人だけは神経衰弱で死なないか心配。
どうにか生き延びて欲しいと思います。

さて次回は…何も決めていませんがリストは106に増えておりますので
どなたか取り上げるとしましょう。
どうぞお楽しみに。