ハンサムイズギャグ/上野顕太郎(53歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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あ〜〜〜格好良いよ〜〜〜上野顕太郎。

まあね、あれだよね。私女でも男でもおっさんでもとにかく二重大好き(※)だからさ。

あんなハッキリ二重だったら見て1秒で美男子認定なんだよね。
そういう訳で今回は漫画界の燦然たる二重、上野顕太郎ハンサムダンディです。

※おっさんなら一重でも奥二重でもオッドアイでも大好きです

 

 

上野顕太郎はですね、多分マイナー漫画家なんです。
だってコミックビームの大御所作家ですもの。
コミックビームといえばマイナー界のドメジャーですもの。あっ何ですか褒め言葉ですよ。
私はにわか上野顕太郎ファンなので、一番最初に彼を知ったのは
当時の漫画業界で賞を次々と獲った『さよならもいわずに』がきっかけでした。

 

『さよならもいわずに』は、34歳で早逝した上野顕太郎の妻キホの死と、

そこから上野顕太郎自身が立ち上がるまでの過程が描かれています。
上野顕太郎が半生をかけて研究し尽くした様々な実験的な表現が全編に渡って使われ
思いもよらない方向から読者の心をえぐりにえぐります。

 

 

こんなすごい作品描いてるなんて、他にはどんなものを…って思うじゃないですか。
探したらめっっっちゃギャグ漫画しかないんですよ!!しかも下らない!!(良い意味で)
一休さんを色んなパロで描く漫画とか、ただただしりとりする漫画とか、
5万人のモブをただただ描くだけの漫画とか、もはや写真だけで絵がないやつとか
もうほんとに実験したいのか執筆したいのか全くわからない短編ばっかです。
そしてその短編がですよ、まとまって450ページの分厚さで売られるんですよ。重いよ!!

 

でもね、考えてみてください。ていうか本当は上野顕太郎読んでから考えて欲しいんですが
この小ネタの詰め合わせ幕の内弁当みたいな作品をデビュー後30年以上描き続け
ほとんど芸一本それだけでやってるんですよ、上野顕太郎は。

とにかく笑いのためには、または漫画表現のためには譲らない一途さを感じます。
おっさんが、一途なギャグの追求を、二重まぶたで、32年描き続ける。
もう何の文句がありますか。サイッコーですよ。ありがとうありがとう上野顕太郎。

 


ビームにはですね、以前も取り上げた「桜玉吉」という鬼才もいますんで
こちらもぜひ読んでくださいね。あ、作品をね。

 

そろそろ俳優をやらねばと思っています。
次回もまたお楽しみに。