戦争を起こす人だけは許せない | 歌謡曲と叙情歌を語る

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歌謡曲や叙情歌を中心にいろいろ語ります。

聞いた話ですが、ある方が、一人の女性からこんな意見を投げかけられたそうです。

 

「戦争を起こす人だけは、どうしても許せない。戦争を起こす人を嫌い、憎み、その人に対して怒りの心を持つことは正当である」と。

 

すると、その方はこう答えたとか。

 

「戦争を起こす人への『憎しみ』こそが、戦争を起こすのではありませんか。もし、あなたが総理大臣もしくは大統領だとしたら、きっと軍を出撃させるでしょう」

 

女性は何も言葉を発することができなかったと言います。

 

戦争を起こす人に敵意を抱いたり、憎しみを抱いたりすることは、敵意や憎しみを抱いて戦争を起こした指導者と根本的には変わらないということでしょう。憎しみや敵意を否定したければ、まずは自分の心に抱く憎しみや敵意を取り去るべきだということでしょう。憎しみは憎しみの連鎖を呼ぶだけなんですよね。最近、ある映画を見て改めてそれを噛み締めることができました。友人を殺された男が復讐をして、友人を殺した男を殺すのですが、自分が実際に人を殺めて、初めてその虚しさに気づいたという話なのですが。

 

今、ウクライナが大変なことになっております。プーチン大統領から怒りや憎しみの心が消え、そして平和的な解決をこの場を借りて祈らせて抱きます。