オリンピック開催記念 「白い恋人たち」 | 歌謡曲と叙情歌を語る

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北京オリンピック始まってますね。なんでも夏季と冬季の両方を同じ開催地でやるのは史上初だとか。僕はオリンピックをこれまでまともに見たことがないのですが、今回は楽しんでみております。個人的には羽生結弦さんを応援しております。出場選手のコメントも聞かせてもらいましたが、やはりすごいなって。パッと見た印象はいかにも普通の若者って感じですが、オリンピックの舞台に立てるような人は考え方が違うし、僕なんかよりずっと大人だなって。

 

開会式も見たのですが、素晴らしかったです。演出は中国映画の巨匠のチャン・イーモウ。チャン・イーモウの映画作品はいくつも見たことがありますが、色彩の使い方のうまさは定評があります。さすがだと思いました。しかも短くまとまっていたのがよかった。2008年の北京オリンピックの開会式はやたら長くて、見ている方もウンザリ😩した記憶がありますが、今回はよかったです。

 

今日はオリンピックにまつわる曲を。1968年に発表された『白い恋人たち』。作曲はフランシス・レイ。桑田佳祐さんの曲にも同名の曲がありますが、違う曲です。厳密に言えば、桑田佳祐さんの方は『白い恋人達』で「たち」が漢字で「達」となっております。

 

曲名を聞いてピンとこない方でも、一度この曲を聴いてみると、「ああ、聞いたことある!」ってなる方も多いかと思います。僕もこの曲を今まで何度も耳にしたことがあります。冬になるとデパートとかのバックミュージックに流れていました。すごく綺麗でロマンチックな感じのする曲調です。まるでクラシック音楽のような雰囲気のするメロディーですが、現代音楽です。ただ、この曲に歌詞がついていたとは比較的、最近まで知りませんでした。

 

この曲には日本語で訳詞され、ザ・ピーナッツのお二人がお歌いになりました。カラオケのDAMで「白い恋人たち」って検索すると、ザ•ピーナッツの曲とフランス語の原曲も出てきます。フランス語自信がある方は原曲にチャレンジされるのも良いかと。ザ・ピーナッツ以外でも、いしだあゆみさんや吉永小百合さんが歌われております。この曲は紅白でも歌われたことがあるんですね。1971年(昭和46)の紅白でもダーク・ダックスが、この曲を歌いました。

 

この曲は、1968年に『白い恋人たち』というフランス映画の主題歌です。原題は「13 Jours en France」と言います。意味は「フランスにおける13日間」。映画は1968年にフランスのグルノーブルで行われた第10回冬季オリンピックの記録映画です。ナレーションもストーリー展開もなく、聖火リレーの様子から始まり、競技はもちろん、選手の練習風景や日常風景やらを淡々と流したのです。日本でも同年に公開されました。この映画の監督を務めたクロード・ルルーシュ監督は市川崑監督作品『東京オリンピック』の描写に影響を受けて、この映画を作ったとか。