適応障害という病になった話 | Open Arms〜かいの腕時計〜

Open Arms〜かいの腕時計〜

かなり不定期に更新します。たぶん。
面白みはないと思うけど良かったら見に来てください!笑

適応障害



ある特定の状況や出来事が、その人に

とっての主観的な苦悩

(とてもつらく耐えがたく感じ)を

生み、そのために気分や行動面に

症状が現れるもの。


たとえば憂うつな気分や

不安感が強くなるため、


涙もろくなったり、過剰に心配したり、


神経が過敏になったりする。


(引用 池澤クリニック様より)



簡単に言えば、ストレスなどで


精神的に追い詰められてしまい、


身体と心が限界になってる状態

(診断してくれた医師の話)



うつ病と違い、ストレスから


遠ざかるとその症状は和らぐ人も



いるという。



私はこの「適応障害」という病を


過去に患った。




ことの発端は、ある部署に


異動したときだった。



私は他の人と違い要領が悪く、


物覚えも悪い人間だ。




上司や先輩から怒られるのは


仕方がないと思っていた。




その要領の悪さや仕事の効率を


直そうと自分なりにメモをとったり



どうすれば仕事の効率を上手く


上げられるかと悩んでいた。




先輩も上司も俺の事をおもって


厳しく指導してくれてる。


自分の努力が足りないだけ。



そう自分に言い聞かせていた。




仕事の効率を高めてミスを


少なくすれば、認めてもらえる。




期待に応えなくては


と思って、怒られたり指導されて


憂鬱と思いながらも仕事をしていた。





仕事をしていると必ず



報告、相談、連絡


いわゆる

“報連相(ほうれんそう)”が



出てくる。



ただ、私は


報連だけで相談できる


人がいなかった。



なぜか?



どう業務を上手く回せばいいか


聞いてみようと



相談してみたら






「そんなの自分で考えて



臨機応変に対応しろ。



見て覚えろ」





返ってきた答えはそれだった。




臨機応変と言われ、



自分なりに臨機応変に



やってみよう。



そしてやっていると、




「それはそうじゃねぇだろ」



「そんなやり方教えたか?」





結局相談してもそう言われて終わり、



相談するだけムダ


と思った。



ところが、だんだん業務を1人で回せる


ようになってきたところで



体調面と精神面に


異常が出始める。





業務量の多さ、



相談できない、




そして簡易なミスへの



長時間の指導。




そして人格否定。




帰宅してからの睡眠時間は



毎日4時間少し。



布団に入っても寝付けず、



朝と昼飯が食べることができず



夕食もあまり喉を通らない。



仕事から解放される



休日にも、楽しめてたことが


楽しくなくなった。




毎朝起床した時に襲ってくるのは



猛烈な吐き気と憂鬱感。




職場へ向かう車の中では



息切れと胃が締め付けられるような



腹痛。



そして


些細な事で涙脆くなる。




精神的に限界を迎えたのは


この症状が出始め、



業務以外の事でも口出し



されるようになった時だった。



最初は


私自身が乗っている車への



ダメ出しだった。





周りから見たら


その車乗ってる=車好き




なんだからもっとカスタムしろ




これ変えろ、アレ変えろ



と口出しされるようになった。



 

そして遂には


自販機で買うコーヒーや



スポーツドリンクといった


飲み物や持参してきた


飲み物にさえ文句を



言われるようになった。





これはもう指導なんて


レベルじゃないと思っていたが、





まともな判断を下せるような



精神状態ではなかった。





腹を割って話せる友達に


相談しようと相談してみた



ところで、



「そりゃ大変だわな笑」





と笑って終わりだった。







そして遂に仕事中に倒れて



しまい病院へ搬送された。




病院で検査を受け、



1週間ほど職場から



有給消化ということで




休暇をもらい、最後の



望みをかけて精神科を



受診し、カウンセリングを


受けた。



結果は




「適応障害」。



診断書には1〜2ヶ月程の休職が


望ましい


と書かれてた。



その診断書を総務へ提出した私は、



2ヶ月ほどの休職扱いになった。




休職中、私はもう戻る


つもりはなかった。



辞意を伝え、その


職場を去った。




カウンセリングを担当してくださった



カウンセラーの方曰く、



・何を言われても反論しないのは

違う

・逃げることは悪い事じゃない



この二つが何より大事だと


教えてくれた。



・何を言われても反論しない


相手が間違ってること、



自分自身を否定するような


発言などには反論し、



相手が全部正しいと



思わせないこと。



・逃げることは悪い事じゃない



真面目な人に特に多いらしく、


逃げることで自分や家族、友達を



心配させてしまう、逃げることが


悪と思ってしまう場合が多いけど




時には逃げないと心も身体も


限界を迎える。





実際恥ずかしい話、



あまりにも追い詰められて



自殺という選択肢が出てきた。





死んだらどれだけ楽だろうと。




仕事を辞めるという


逃げ道が無い(と思っていた)


から、逃げるには死ぬしかない



と思っていた。




でもそれは違う。辞めてもいい。



死ぬよりは何倍も絶対。

生きる希望が見いだせないかも

しれないけど、死んだら元も子もない、



残された家族や友人、恋人(居ないけど)を


考えてごらんなさい。



そしてその憂鬱な世界から離れて


 

自分のやりたいことに精を出しなさい。



言われたとおり、私は1人


やりたいことをやってみようと



思いたち、


休職期間を利用して


県外への長距離ドライブや



友達との新しい趣味の作成、




ひたすら寝てみたりと



やりたいことを精一杯やってみた。





精神的に追い詰められていた


悪循環と人間関係の



呪縛を解いて、



とにかく好きな事をやってみる。



そして、悩んだり追い詰められたら


自分一人で抱え込まず、



友達や家族に相談できないと


思ったら、カウンセラーの方へ

 

話を聞いてもらうという選択肢もある。


最後に、



もし、私と同じように


精神的に追い詰められている


人がいたら、


本当に頼れる人が居ない。



死のう


なんて思わないで、



まずはカウンセリングを



受けてみてください。






話を聞いてもらえるだけで




こんなに嬉しいもの、



気分が少しスッキリするのかと



思えるようになります。



それから、




自分の逃げ道を必ず確保



しておいてください。




たった1回の人生、



 

やり直しなんていくらでも効く。




仕事を転職したって気にしないで、




 

あなたはあなた。


私はわたし。



という気持ちをもって、   





どうか明日を、未来を生きてください。