​メニューはわかりやすく

飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。

※blogは毎週月曜に更新します。



苦戦する飲食店はついついメニューの幅を広げてしまいがちです。オープン当初に想定したターゲットの獲得がうまくいかず、次第にアイテムを増やしてしまうお店を目にします。



よく言えば挑戦なのですが、

これが余計に顧客の購入決定に影響がでる

という例え話しとマーケティングの話しをします。



あなたは、今度同窓会があるため

ネクタイを買おうとデパートにでかけます。

そこに2つのネクタイがあったとします。

品質の違いは分かりませんし、

普段はそんなにネクタイをすることはありません。



ネクタイの価格は、

Aは1本5.000円

Bは1本30.000円

でした。繰り返しますが、品質の違いは分かりません。



あなたなら、どちらを選びますか?



この情報しかなければ、値段の安い

Aのネクタイを選ぶのが合理的です。

しかし、あなたはBの高いネクタイを選びました。なぜあなたは非合理的な選択をしてしまったのでしょう。



飲食店でお店やメニューを選ぶ時などイメージして読み進めてください。



デパート内でネクタイ売り場を探し、あなたが紳士服店にいくと100種類くらいのネクタイがありました。

色々と試着してみます。デザインは様々です。

普段ネクタイをしないせいか色々迷ってしまいます。価格はどれも5.000円くらいです。



そんな時会社から電話が入ります。



数分後電話を終えると、

「ネクタイ選ぶのめんどくさいな、明日にでもネットで見て探そう」と完全にスイッチがオフになってしまいました。



その日は帰ろうとデパート内を歩いてると

ルイビトンが目に入り、ふらっと入ってみると

店員さんに声をかけられたため、ネクタイを探していると伝えました。

すると店員さんは3種類のネクタイを出してくれて、新作だからと中間価格の30.000円のネクタイをおすすめしてくれました。

「高いな」って思いながらも、有名ブランド品の新作だし、間違いないかと思い購入することにしました。



ここで、重要なポイントが2つ。

1.人は選択肢が多いと、購入の意思決定を先送りしてしまう

2.ブランドの信頼性



選択肢が多いと購買率が下がるというのは

「ジャムの法則」という有名なマーケティングの実験があります。



高級スーパーで2つのジャムの試食コーナーを

設置し、

Aのコーナーには24種類のジャム

B.のコーナーには6種類のジャム

どちらが売れるかを実験したものです。



その結果、

Aの試食コーナーでは60%の買い物客が立ち寄ったが購入したのは3%。

Bの試食コーナーでは40%の買い物客しか立ち寄らなかったが、購入したのは30%。

という結果でした。選択肢が少ない方が売れたということです。



この実験は「選択のパラドックス」と言われ、

多くの選択肢があると消費者は圧倒され、

購買を避ける傾向があるということを明らかにしたものです。逆に選択肢が少ないと意思決定がしやすくなり、購入行動を起こしやすくなるのです。



売り物を明確にし、選択肢を少なくすること

は顧客の購入意思決定に影響します。

メニュー開発を行うときは、無駄に商品ラインナップを多くしてないか、ABC分析を行い商品を絞り込み、顧客に伝えたいものを明確にしてみてはいかがでしょうか。




▪️あとがき

週末は九十九里浜に行きました。

台風の影響はなく、多くの人が海水浴を楽しんでいました。海の家は以前ほどは無くなり、海で遊ぶルールも増えた気がします。

ルールは過去の失敗や事故によって作られ、増えていきます。

そのルールを守らないとまた同じ失敗をするということ。ルールの中で楽しく遊ぶ。

仕事も同じですね、