​3店舗目から社長の働き方が変わる

飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。

飲食店の店舗展開は、1店舗目から2店舗目へ、そして2店舗目から3店舗目へと進むにつれ、経営者の役割が大きく変わっていきます。特に「3店舗目の壁」は、組織構築の壁として多くのオーナーが直面する課題です。

今回は、3店舗目を成功させ、オーナーが社長業に専念できるようになるためのポイントを解説します。

1. 3店舗目のオープン直後のオーナーの役割

新店舗の立ち上げ時、オーナーは売上拡大の最前線に立ち、店舗を軌道に乗せることが求められます。この期間は長くても半年ほど。
その間に、新店舗の店長を育成し、既存店も含めた3店舗全体のマネジメントに移行する準備を進める必要があります。

2. 3店舗目成功の鍵は「SV機能」の確立

3店舗を経営するには、オーナーが「現場の店長」ではなく「スーパーバイザー(SV)」として機能することが重要です。

SVの役割は、各店舗のQSC(品質・サービス・清潔さ)を維持し、店舗のズレを迅速に修正すること。

具体的には、以下のような取り組みを行います。
・QSC基準を策定し、チェック体制を作る
・各店舗を定期的に巡回し、問題があればすぐに改善
・週次の予算管理とマネジメントの仕組みを導入
・売上・利益の最大化に向けたPDCAを回す

このSV機能が確立しないと、オーナーが常に現場に張り付くことになり、次の成長ステップへ進めません。

3. ここで間違えると店舗展開が止まる!よくある失敗パターン

3店舗目の立ち上げが成功し、オーナーが現場から離れた瞬間に気を抜いてしまうと、店舗展開は停滞します。よくある失敗パターンは次の通りです。

1.何をしていいかわからず、現場のスタッフと同じように動いてしまう
・現場のオペレーションを手伝うことで満足し、経営者としての仕事をおろそかにする

2.スタッフとの飲み会を増やし、コミュニケーションが取れていると錯覚する
・人間関係は良好でも、売上・利益の管理や仕組みづくりが疎かになる

3. 利益の使い方を間違え、次の投資資金を確保できない
・設備投資や広告宣伝費に無計画にお金を使い、資金繰りが苦しくなる

このタイミングで正しいマネジメントを行わないと、3店舗経営のバランスが崩れ、拡大が止まってしまいます。

4. 3店舗目を安定させ、次のステップへ進むために

3店舗目の立ち上げが成功したら、すぐにマネジメント業務の仕組み化を始めるべきです。

✔ やるべきこと
・店舗ごとの売上・利益の最大化を図る
・SV(スーパーバイザー)としての業務をルーティン化
・週次の売上・予算管理を仕組み化
・店長育成の仕組みを確立し、次の出店に備える

この体制が整えば、オーナーは社長業に集中し、さらに店舗展開を進めることができます。

まとめ

3店舗目のオープンは、単なる店舗数の増加ではなく、「組織経営」の始まりです。
ここで正しいマネジメントを構築できるかどうかが、今後の成長を左右します。

✅ オーナーは現場のプレイヤーからSVへ移行する
✅ QSC基準を作り、定期的なチェックと改善を徹底する
✅ 売上・利益の最大化を図るためのPDCAを回す
✅ 社長業+SV▶︎エリアマネージャー業務に移行し、次の店舗展開を視野に入れる

この「3店舗の壁」を突破できれば、安定した多店舗展開の土台ができあがります。この仕組みにご興味あればお問い合わせください。