飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる
NEXT5コンサルティングの雑賀です。

飲食店には、日々確認するPLや決算書には決して表れない「見えない資産」があります。

決算書を見れば、売上や利益率、現預金など、会社の現在の経営状態を把握することができます。

もちろん、それらは非常に重要な数字です。

特に売上は、新規集客や販促施策によって、短期的に大きく伸ばすことも可能です。

しかし、コンサルタントとして店舗を5年、10年と成長させることを考えたとき、私が最も重視しているのは、決算書には載らない「資産」です。

それは、

・顧客リスト
・社員・アルバイトの定着率

この2つです。

顧客リストは、一度きりの売上ではなく、何度も来店していただける関係性を築くための資産です。

新商品や新店舗の案内、キャンペーン、季節商品の告知など、継続的なコミュニケーションを取ることで、お客様との接点を維持し、安定した売上につなげることができます。

江戸時代には、大火事が起きた際、商人は商品よりも先に顧客台帳を井戸へ投げ入れて守ったと言われています。

それほどまでに、お客様とのつながりは商売における最大の財産だったのです。

一方で、社員やアルバイトの定着率が高い店舗は、QSCが安定し、教育コストも下がります。

経験を積んだスタッフが増えることで、お客様満足度は向上し、店長候補や管理職も育ちやすくなります。

その結果、多店舗展開にも耐えられる組織基盤が築かれていきます。

短期的な売上や利益は「結果」です。

本当に価値があるのは、その結果を継続して生み出せる資産を積み上げることです。

決算書に載る数字だけを追いかけるのではなく、

決算書には載らない「顧客」と「人材」という資産を、どれだけ増やせるか。

この視点を持つことが、5年後、10年後も成長し続ける飲食店をつくる大きな鍵になると私は考えています。