飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる
NEXT5コンサルティングの雑賀です。

QSCや数値管理の改善に取り組む際、

「まずは従業員の意識を変えます」

という言葉をよく耳にします。

もちろん、意識改革は大切です。

仕事の目的や会社の理念を理解し、自ら前向きに行動しようとする姿勢は、組織づくりに欠かせません。

しかし、意識だけに頼ったマネジメントには限界があります。

なぜなら、人の気持ちは日によって変わり、異動や退職があれば、その積み重ねも失われてしまうからです。

本当に重要なのは、

誰がやっても同じ結果に近づける「再現性のある仕組み」をつくることです。

再現性とは科学です。

属人的な能力や気合いに依存するのではなく、誰でも同じ基準で行動できる状態を指します。

例えばQSCであれば、

・基準を明確に言語化する
・チェック項目を整備する
・定期的にQC活動を実施する
・改善内容を記録し、再発防止まで仕組み化する

ことが重要です。

また、数値管理であれば、

・目標設定
・KPIの設定
・進捗確認
・改善行動の実施
・結果検証

までをルール化することで、感覚ではなく事実に基づいたマネジメントが可能になります。

つまり、

意識が高いからできるのではありません。

できる仕組みがあるから、継続できるのです。

もちろん、仕組みだけでも十分ではありません。

人は納得しなければ行動は長続きしません。

だからこそ、従業員の気持ちを前向きにする働きかけと、誰でも実践できる再現性のある仕組みづくりを同時に進めることが大切です。

意識が仕組みを支え、仕組みが行動を支える。

この両輪が揃ったとき、組織は個人の能力に依存することなく、安定して成果を出し続けることができます。

強い飲食店とは、「頑張る人」が多い会社ではありません。

誰が担当しても高い基準を再現できる仕組みを持った会社なのです。