飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる
NEXT5コンサルティングの雑賀です。

家賃比率は「売上の10%以内」と言われることが多いですが、実際に本当に見るべきなのは、「粗利の10%」です。

その理由はシンプルです。

家賃は、「粗利」から支払う固定費だからです。

例えば、同じ売上1,000万円でも、

・原価率30%の店
・原価率40%の店

では、残る粗利額が大きく変わります。

原価率30%なら粗利は700万円。
原価率40%なら粗利は600万円。

つまり、同じ家賃100万円でも、

700万円の粗利に対する100万円と、
600万円の粗利に対する100万円では、

固定費としての重さが全く違うということです。

しかし、売上基準だけで判断してしまうと、

「売れているのに利益が残らない」

という状態が起こります。

特に、
・焼肉
・寿司
・海鮮
・高級食材業態

などの高原価業態では、この問題が起きやすくなります。

重要なのは、

「家賃を払った後に、人件費・その他経費・利益が成立するか」

です。

つまり、物件を見る時は、
「この売上が作れるか」ではなく、

「この粗利で固定費が成立するか」

を見なければなりません。

だからこそ、家賃は売上ではなく「粗利体力」で考えるべきなのです。

高原価業態ほど、この視点を持たないと固定費負けしやすくなります。

物件は、契約した瞬間から毎月必ず発生する固定費です。だからこそ、感覚ではなく、粗利構造から逆算して判断する必要があります。

飲食店の物件判断は、
「売上予測」より「粗利設計」。

この視点を持てるかどうかで、出店後の利益体質は大きく変わっていくのです。