「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

飲食店で独立を目指す方は本当に多いです。しかし、夢や情熱があるのに、なかなか独立できない方も少なくありません。その差を生む理由の一つが「自己管理」です。そして自己管理を深く言い換えるなら、結局は「お金の管理」です。

お店をオープンする際、ある程度の規模感で出店するのであれば、融資を受ける必要が出てきます。つまり独立とは、料理や接客の勝負であると同時に、「信用の勝負」でもあります。

銀行はあなたの夢を見ているわけではありません。見ているのは、あなたのお金の動かし方です。預金残高、入出金の履歴、滞納の有無、クレジットの使い方、日々の資金管理の状態。こうした生活とお金の管理状況から、経営者としての適性を判断しています。

そして、お金の管理ができていない方ほど、いつも資金が足りない、支払いが遅れる、税金や社会保険が後回しになる、貯金が増えない、という状態に陥りやすくなり、結果として独立が遠のいていきます。独立したいと言いながら、独立に必要な「信用の積み立て」ができていない状態です。

これは個人だけの話ではありません。店長やマネージャーにも同じことが言えます。店舗の数字を把握できない。原価や人件費の動きが読めない。忙しさに流されて、日々の売上や利益が「たまたま」になっている。この状態では、店舗運営も独立も、偶然に任されてしまいます。偶然で勝てるほど、飲食業は甘くありません。

独立とは、勢いで飛び出すことではなく、お金を整えた人が、現実として掴みにいくものです。独立を目指すなら、まず自己管理です。すなわち「お金の管理」ができること。それが、夢を夢で終わらせないための、最初の条件です。