「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
予算管理やFL管理は、結果を良く見せるための作業ではありません。目的はただ一つ、結果を偶然に任せないためです。月末を迎えるまで売上や利益がどう着地するのか分からない経営は、良くも悪くも「運任せ」になりがちです。一方で、予算管理とFL管理が機能している店は、月の途中段階で着地を読み、必要な修正を打ちながら結果をコントロールしています。
売上、原価、人件費は、発生してから確認するものではなく、事前に設計するものです。どの週にいくら売り、原価率は何%で、人件費はどこまで使えるのか。ここを最初に決め、日次・週次で進捗を確認することで、ズレは早い段階で見えてきます。ズレが見えた時点で手を打てば、大きな失敗にはなりません。これが、着地が読める経営です。
勘や経験に頼った経営は、調子が良い時は問題が見えず、悪くなった時に初めて慌てる構造になります。なぜ良かったのか、なぜ悪かったのかが整理されていないため、次に活かすことができません。結果として、良い時も悪い時も再現性がなく、経営は常に不安定になります。
予算管理やFL管理は、数字で縛るための仕組みではありません。未来を予測し、選択肢を増やすための道具です。途中で修正できるからこそ、結果は必然に近づいていきます。偶然の成功に一喜一憂する経営から、安定した成果を積み上げる経営へ。その土台となるのが、予算管理とFL管理なのです。
