「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

社長が日々口にする言葉は、すべて会社の考え方であり、理念そのものです。理念やビジョン、ミッション、クレドは、壁に貼られた特別な言葉ではありません。社長が何を大切にし、何を良しとして判断しているのか。その思考を短く言語化したものが、理念やビジョンです。

現場で働く社員が見ているのは、難解な言葉や立派な文章ではありません。社長がお客様にどんな姿勢で接しているのか。仲間が困っているときに、どんな声をかけるのか。ミスが起きたとき、誰を責め、何を改善しようとするのか。その一つひとつの振る舞いが、現場にとっての「本当のルール」になります。

マニュアルよりも、社長の一言や行動のほうが、現場には強く、深く伝わります。数字を優先するのか、お客様を優先するのか。効率を取るのか、仲間を守るのか。その選択の積み重ねが、社員の判断基準を形づくっていきます。

だから理念は、覚えるものではありません。日々の仕事の中で感じ取るものです。「この会社らしいな」と思う瞬間の連続こそが理念です。迷ったときは、社長の言葉や行動を思い出してください。それを判断軸として使える状態が、理念が現場で生きているということです。