「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
四半期や半期ごとに、予算達成率や実行してきた施策を検証する場をパフォーマンスレビューと呼びます。週次ミーティングが日々の進捗管理であるのに対し、パフォーマンスレビューは、事業そのものの「体質」を確認するための時間です。ここでは売上の大小ではなく、利益=売上−経費という経営の構造から、事業を立体的に捉え直します。
具体的には、生産性や労働分配率といった経営効率、棚卸し額の増減や数値の乱れ、売上計画や財務コミットメントに対する達成度などを多角的に確認します。重要なのは、数字を並べて一喜一憂することではありません。その結果に対して、どのように向き合い、何を学び、次にどう活かすかという姿勢です。
多くの組織では、振り返りが感覚的な反省で終わってしまいがちです。忙しかった、外部環境が悪かった、想定外が起きた。こうした言葉で締めくくられる運営は、同じ問題を何度も繰り返します。これは結果反省型の運営であり、成長スピードは上がりません。
パフォーマンスレビューの本質は、目標に対して打った施策が適切だったのか、ズレが生じた要因はどこにあったのかを冷静に分解し、次の打ち手を明確にすることにあります。数字は過去の結果ですが、レビューは未来の行動を決めるための時間です。
振り返りは、最も価値のある仕事の一つです。パフォーマンスレビューを習慣化できた組織は、結果を責める文化から、成果をつくる文化へと確実に変わっていきます。ここを疎かにしないことが、安定した成長と強い経営体質をつくる土台になります。
